サッポロビール株式会社
★SAPPORO

グランポレールの新しい展開のために

私事ですが、12月10日付けで本社勤務となりました。
2004年1月以来のグランポレール勝沼ワイナリー勤務から離れることには寂しさもありましたが、
今度は本社で、今までとは違う立場でグランポレールの造りに携わっていくことになります。

ワイン造りはいつから始まるか?
答え方はいろいろあります。
例えば、一番短いスパンで言うと、ぶどうの収穫を決める時から。
もう少し長いスパンでは、春、一年のぶどう栽培が始まる時から。
しかし、本質的には、どこにどんなぶどう品種を植えるかを決める時からワイン造りはもう始まっています。
なぜならば、ワインの品質はぶどうの品質が8割を決め、ぶどうの品質は産地の土壌と気候が決めるからです。

画像①北斗V全景(仮称)グランポレール北海道北斗ヴィンヤード。ここに来春、苗を植え付けます。

来春、いよいよ北海道北斗市にグランポレールの新しいぶどう園が開かれます。
私の本社での最初の仕事は、そこに植える品種を決めることです。
今、決まっているのは、シャルドネ、メルロー、ソーヴィニヨン・ブラン、シラーの4品種。
4品種ともすでに長野で展開している品種ですが、同じ品種で、長野との産地の対比をお楽しみいただけるはずです。
この4品種に加えて、日本ワインの新しい可能性に挑戦し続けるグランポレールにふさわしい品種を選びます。
実感として2009年に安曇野池田に新しい畑を開いたことで、私たちのワイン造りはより高い新しいステージに入ったと感じています。
新しい北海道の畑は、私たちに再びワイン造りの別の高みを見せてくれるでしょう。

画像②北斗Vイメージイラスト(仮称)グランポレール北海道北斗ヴィンヤード イメージ図。

過去数年にわたって、グランポレール勝沼ワイナリーのメンバーには、ワイン造りの方法論を継承して来ました。
全てのメンバーが、立派なワインメーカーに成長したと思います。
しかし、より重要なのは方法よりもその根底にある哲学を伝えることです。
これからは、より俯瞰的、包括的な立場でグランポレールの哲学を伝え、ワイン造りに携わって行きます。

画像③ワインメーカー
グランポレールのワインメーカー。

グランポレール チーフワインメーカー 工藤雅義

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樽熟成と瓶詰が始まりました~岡山ワイナリー~

11月中旬に全てのアルコール発酵とマロラクティック発酵が終了します。
これで仕込作業は一旦終了です。
11月後半から年末は熟成の準備期間です。
岡山ワイナリーでは約250本程度の樽を毎年使用しています。
①1212樽
2018年のワイン。壁のように並んでいるのは甲斐ノワールです。

②1212樽鏡面
2018年に購入した新樽です。中には甲斐ノワール2018が入っています。

樽の木材にはフレンチオークかアメリカンオークを使用しています。
サイズは約225Lの小樽です。
写真はヴィカールというメーカーのフレンチオーク樽です。
岡山ワイナリーでは樽熟成をする場合とタンクで熟成する場合があります。
この2つはどのように違うのでしょうか?
まず、樽の場合はわずかに空気の出入りがあるので、ワインは酸素と触れあいながら熟成していきます。
より味わいが柔らかくなりやすいという特長があります。
また、オーク材が持っている香り(バニラ、ココナッツ、コーヒー、丁子など)や
渋味成分(タンニン)がワインに移ることで、全体がより複雑になります。
柔らかく複雑な味わいのワインをつくりたい時には樽熟成をします。
次に、タンクで熟成する場合は容量が樽よりは大きく、酸素の出入りがほとんどない状態になります。
若いワインが持っているフルーティな香りは酸素に触れると消えてしまうことがありますが、
タンクは酸素が少ないので維持できます。
また、味にもフレッシュさが残りやすい傾向にあります。
アロマティックなワインの場合はタンク熟成を選ぶ事が多いです。
③1212ツヴァイ樽詰め
これはツヴァイゲルトレーベの樽詰めの様子です。
地上にあるタンクから地下の樽まで重力のみでワインを送って樽詰めをします。

一方で瓶詰を迎えたワインもあります。
今年もグランポレールでは「ミュラートゥルガウ」がトップバッターです。
2018年産ぶどうでつくったワインをお楽しみ頂ける日ももう間近です!!
④1212ミュラー瓶詰

岡山ワイナリー 生産部 久野 靖子

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今シーズンの最後の仕込みは貴腐ぶどう ~グランポレール勝沼ワイナリーより~

11月2日に今シーズン最後の仕込みとなる古里ぶどう園リースリング種の貴腐ぶどうの仕込みを行いました。
今年はぶどうの貴腐化も順調に進み、例年よりも2週間ほど早い収穫でしたが、
平均糖度は45以上と立派な貴腐ぶどうが収穫されました。
通常のぶどうの糖度は20前後ですので2倍以上の甘さです!
画像1
このぶどうを除梗し果汁を搾ります。
《除梗とはぶどうの房から梗(茎の部分)を取り除き果粒だけの状態にすることです》。
画像2

除梗した後は搾汁です。
貴腐ぶどうは収穫した時点で通常のぶどうよりも水分が蒸発してしまっているので
かなりの圧力を加えないと果汁が絞れません。
そこで当社では貴腐ぶどう専用の搾汁機を用いて果汁を搾ります。ほぼ人力での作業になります。
画像3

こうやって搾った果汁は黄金色で粘度が高く、例えるとはちみつに近いイメージの液体です。
画像4

発酵も無事終わり、数年後の瓶詰までゆっくりと熟成を行います。
また、今年は同じタイミングで次ビンテージとして発売する予定の
2013年に醸造した古里ぶどう園リースリング貴腐ワインの瓶詰を行いました。
画像5

瓶詰本数は約100本と少ないのですが、貴重なワインなのでゆっくりと丁寧に時間をかけて瓶詰めを行いました。
これから瓶熟成を行いながら発売の時期を待つことになります。

貴腐ワインはぶどうの栽培管理に手がかかり、醸造にも技術が必要となるワインですが、
お客様に喜んで頂けるよう心を込めて製造しています。
ワイナリーに併設のワインショップでは有料テイスティングも行っていますので、
山梨にお越しの際はぜひお立ち寄り頂き、芳醇で甘美な味わいをお楽しみ下さい!

グランポレール勝沼ワイナリー ワインメーカー 相沢 浩二

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北海道余市のピノ・ノワールの仕込をしました!~グランポレール勝沼ワイナリーより~

本日10月19日は、北海道の余市で弘津さんが栽培するピノ・ノワールの仕込を行う日です。
当日の朝、コンテナに載ってワイナリーに到着。
①コンテナ到着

コンテナを開けると、中はやや冷えた状態です。
一緒に入れていたドライアイスも少し残っていますね。
②カゴの中のピノノワール
③カゴの中のドライアイス

ブドウもとても良い状態です。
④ピノノワール

しっかりと赤紫色に色付いた果皮を剥いてみました。
淡緑色の果実の中に種子が入っているのがわかります。
ワイン用ブドウには、果皮だけでなく種子から抽出される味わいのコクもあるので、
生食用のようなブドウを種なしにする処理は行われません。
⑤ピノノワールの粒

早速、仕込を開始!
ぶどうの梗(果粒を繋ぐ軸の部分)を取り除き、選果台で選果していきます。
選果台では、小さく千切れてしまった梗や色付きの淡い果粒、腐敗果などを取り除いていきます。

毎年、弘津さんの育てたブドウは状態がとても良いので、作業もスムーズに進みました。
色付きも良く、しっかりとした酸味も残っているので、今年のピノ・ノワールも期待できそうです!
⑥選果の様子

グランポレール勝沼ワイナリー 渡邉 真介

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北海道 今年のぶどうは良さそうです!

本年は全国的にぶどうの成熟は早く進み、
すでに長野、山梨、岡山の3産地のぶどうはすべて仕込みを終り(発酵中)、
残す収穫・仕込みは北海道余市のぶどうのみとなっています。

8月末に開催した余市の生産者との収穫前ミーティング時には、他の産地と異なり、
ぶどうの成熟時期は平年並みとの判断でした。
しかし、いざ収穫を開始してみるとぶどうの糖度は平年よりも数度高い状態です。
一方で、北海道の特徴である高めの酸度は維持されており、非常に良質なぶどうとなっています。
病害の発生も少ないことから、残りのピノノワール、ケルナーについても収穫は早めず、
そのままの予定で収穫・仕込みを進める予定で、品質的に非常に期待できそうです。

余市のツヴァイゲルトレーベでは、従来を超える品質のワイン製造のための醸造法の検討を行ない、
2016ヴィンテージ品で特別仕込みのワインも製造しています。
この取組みを発展させ、今年は畑のぶどうの栽培方法にも工夫を加えた特醸品の仕込みを
計画しています。(方法はまだ内緒です)。
他の区画とはぶどうの状態で差が見えてきており、どんなワインになるか楽しみです。

①岡山ワイナリー須田さん
ツヴァイゲルトレーベの特別管理に訪れた岡山ワイナリー須田さん(8月)

②ケルナーの現在の様子
ケルナーの現在の様子

北斗市の自社畑予定地の様子もちょっとだけご紹介。
現在はまだ、来春植付け区画の整備と設計を進めています。
写真奥に見える対岸の左側は函館山、右側は青森です。

③北斗市の自社畑予定地
写真 北斗市自社畑予定地

本社製造部 野田雅章

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