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特別連載「YEBISU BREWERY TOKYO開業への道」 第4回「グランドオープン記念イベント」&「オープニングセレモニー」レポート【後編】

テープカットを経てついに開業!

 さて、開けて翌日、いよいよ4月3日のYEBISU BREWERY TOKYO開業当日です。この日は朝10時より来賓を招いての「YEBISU BREWERY TOKYO オープニングセレモニー」が開催されました。セレモニーの登壇者は、

  •  サッポロホールディングス 代表取締役社長 尾賀真城
  •  サッポロビール 代表取締役社長 野瀬裕之
  •  サッポロ不動産開発 代表取締役社長 宮澤高就
  •  サッポロビール 取締役常務執行役員 中山康之
  •  サッポロビール マーケティング本部長 武内亮人
  •  渋谷区長 長谷部健様
  •  JR東日本ステーションサービス新宿駅務管区 恵比寿駅長 近藤勝明様
  •  新橋地区町会連合会会長 齋藤秀行様
  •  エビス商店街振興組合/エビス駅前通り商店街町会 理事長 雨宮孝幸様

と、全9人。渋谷区長や地元商店街、町会の方々、恵比寿駅長までが招待されているのは恵比寿という街を盛り上げたいというサッポロビールの想いの表れでもあります。

 まずは主催社挨拶として、サッポロホールディングス代表取締役社長の尾賀が挨拶を述べました。

サッポロホールディングス 代表取締役社長 尾賀真城

「ここ恵比寿で私どもだからこそできるビール醸造を今一度やりたいと決意をし、完成の運びとなりました。関係各方面の皆さまのご支援やご協力があったからこそ。大変感謝をいたしております。36年ぶりのビール醸造ということで、“ここにしかないビール”を続々とご提供したいと思っております。私どもは今後ともビールで新しいチャレンジを続々としていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いします。」(尾賀真城社長)

 さらにご来賓の皆さまの代表として、長谷部健渋谷区長の挨拶が続きます。子供の頃に渋谷区で育った長谷部区長によると、小学校の頃に工場見学としてまだ操業していたビール工場を訪れたことがあり、「ビールの街」という記憶があるそうです。

渋谷区長 長谷部健様

「渋谷区は産物というものがなかなかない街ですが、ブルワリーの登場で渋谷区恵比寿産のができることで地元の首長としてうれしく思いますし、渋谷区のふるさと納税にご協力いただけたらうれしいと勝手に企んでいます(笑)。

 恵比寿という街には外国からの旅行客も含めて多くの人が訪れます。新たな産物はお土産にもなりますし、街のPRにもなります。恵比寿という地名は恵比寿ビールからいただいたものですし、ぜひ多くの地元の人たちが集まっておいしいヱビスビールを飲んでいただきたいですね。僕自身もできたてで鮮度抜群の生ビールを飲めるチャンスを楽しみにしております。」(長谷部健渋谷区長)

 ふるさと納税の下りで取材陣や列席者を笑わせつつ、最後は多くの人に愛される、渋谷区恵比寿の新名所になることを願っている、と締めくくり、長谷部健渋谷区長は挨拶を終えました。

 お二人のご挨拶のあと、前述の9人によるテープカットが行われ、ついにYEBISU BREWERY TOKYOは開業の瞬間を迎えたのでした。

 来場者の皆さんのお目当てはやはり……!?

 正確に数えたわけではないのですが、会場前からお並びいただいたお客様は100名以上だったでしょうか。テープカットのステージが取り払われた後、順次ご入場いただいたわけですが、大半の方々は、一斉にタップルームエリアへと向かわれました。やはり皆さん、YEBISU BREWERY TOKYOでしか飲めないオリジナルビールを楽しみにされていたようです。

オープニングセレモニーがはじまるかなり前からお待ちくださっていたお客様たちが、開場と同時に館内へ。ほとんどの皆さまがタップルームエリアへ向かわれました。
記念すべきYEBISU BREWERY TOKYO開業当日の第1杯目は、このお客様に。


タップルームエリアでは、ヱビス ∞をはじめとする4種のオリジナルビールを提供しているとこれまでもお伝えしてきました。ビールのほかにも「スパイシーナッツ」や「生ハムと八種ポテトのブスルケッタ風」、「ポークアラビアータ(数量限定)」、「恵比寿豆園 Wショコラきんつば(数量限定)」といったフードメニューもご用意しています。

 拝見したところ、飲み比べができる「4種飲み比べセット」におつまみとしてフードメニューを1~2品追加されるお客様が多かったようです。

4種飲み比べセットとフードを1~2品。こんなオーダーをされるお客様が多かったようです。
小さいサイズで提供される4種飲み比べセットではなく、フルサイズで4種を頼まれるお客様も。写真手前のトレーに並んでいるのは左からヱビス ∞、フォギーエール 2024、煙々、ヱビス ∞ブラック。それぞれにグラスが違うんですね。

 タップルームにはさまざまな大きさのテーブル席やベンチなどが用意されています。お一人でも、また数人のグループでも、天井の高い開放的な空間でそれぞれに思い思いの場所でビールをお楽しみいただくことができる。これがタップルームエリアの魅力です。

タップルームエリア全景。開業初日、午前11時過ぎの風景です。天井が高く、さまざまなスタイルでビールをお楽しみいただけるスペースになっています。

 さらに、タップルームとブルワリーエリアとのあいだには、当連載第2回に登場したChief Experience Brewerとして醸造責任者を担う有友亮太のプライベートスペース、「マスターブリュワーズルーム」も設えられています。マスターブリュワーズルームにはバーカウンターが併設され、有友の在籍時にはビールを楽しみながら有友との会話が楽しめるようにもなっていて、ここもご利用のお客様にはご好評のようでした。

ブルワリーエリアにあるマスターブリュワーズルームは、カウンターで飲食しながら有友と話せるスペースです。「醸造のお仕事などがないときにはなるべくここにいるつもりです。」(有友亮太)

「醸造家として『YEBISU BREWERY TOKYO開業までにおいしいビールをつくる』ということが私のいちばんの使命でした。今日こうして皆さんにご体験いただいているビールがちゃんと完成に至ったことが私としてはとてもうれしいですし、充実感を感じています。

 開業を迎えた今は、緊張よりも、これからお客様からどんな反応があり、どういうコメントがいただけるかを楽しみに思っているところが大きいですね。わくわくしながらできる限り多くの時間、このマスターブリュワーズルームでお待ちしています。」(有友亮太)

 有友からはこんなメッセージももらっています。

 ヱビスビールの長大な歴史を学べるうえ、まさにこの場所でつくったヱビスを飲むことができ、さらにタイミングがよければその醸造家にも会える。YEBISU BREWERY TOKYOはそんな今までにあまり類を見ない体験施設です。提供ビールも含め、最新の情報は公式サイトをご覧くださいぜひ皆さま、一度ご来館くださることを期待しています。

(文・写真=稲垣宗彦)

当日はYEBISU BREWERY TOKYOを特集した朝日新聞の号外も配布されました。
ヱビスビールの歴史を学べるミュージアムエリア。貴重な写真や看板など、まさに130年の歴史が詰めこまれた見応えある内容です。
入ってすぐのところにあるショップエリアでは、YEBISU BREWERY TOKYOで使われている特製オリジナルグラスなど、お土産にも最適なさまざまなオリジナルグッズが取りそろえられています。

マスターブリュワーズルームの脇にあるスタンプ台。提供されている4種のビールのオリジナルスタンプが用意されています。

(文・写真 稲垣宗彦)

✓前編をこちらからみる

✓YEBISU BREWERY TOKYO公式サイトをみる

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