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樽熟成と瓶詰が始まりました~岡山ワイナリー~
11月中旬に全てのアルコール発酵とマロラクティック発酵が終了します。
これで仕込作業は一旦終了です。
11月後半から年末は熟成の準備期間です。
岡山ワイナリーでは約250本程度の樽を毎年使用しています。
2018年のワイン。壁のように並んでいるのは甲斐ノワールです。
2018年に購入した新樽です。中には甲斐ノワール2018が入っています。
樽の木材にはフレンチオークかアメリカンオークを使用しています。
サイズは約225Lの小樽です。
写真はヴィカールというメーカーのフレンチオーク樽です。
岡山ワイナリーでは樽熟成をする場合とタンクで熟成する場合があります。
この2つはどのように違うのでしょうか?
まず、樽の場合はわずかに空気の出入りがあるので、ワインは酸素と触れあいながら熟成していきます。
より味わいが柔らかくなりやすいという特長があります。
また、オーク材が持っている香り(バニラ、ココナッツ、コーヒー、丁子など)や
渋味成分(タンニン)がワインに移ることで、全体がより複雑になります。
柔らかく複雑な味わいのワインをつくりたい時には樽熟成をします。
次に、タンクで熟成する場合は容量が樽よりは大きく、酸素の出入りがほとんどない状態になります。
若いワインが持っているフルーティな香りは酸素に触れると消えてしまうことがありますが、
タンクは酸素が少ないので維持できます。
また、味にもフレッシュさが残りやすい傾向にあります。
アロマティックなワインの場合はタンク熟成を選ぶ事が多いです。
これはツヴァイゲルトレーベの樽詰めの様子です。
地上にあるタンクから地下の樽まで重力のみでワインを送って樽詰めをします。
一方で瓶詰を迎えたワインもあります。
今年もグランポレールでは「ミュラートゥルガウ」がトップバッターです。
2018年産ぶどうでつくったワインをお楽しみ頂ける日ももう間近です!!
岡山ワイナリー 生産部 久野 靖子
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