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白ワインの発酵を覗いてみます… ~グランポレール勝沼ワイナリーより~
8月下旬から、ワイナリーでの今年の仕込が始まりました!
毎日忙しくて大変ですが、良いワインができるよう一生懸命頑張っているところです。
収穫されたぶどうは、まず梗(果粒が着いている茎の部分)が取り除かれ、選果によって粒を選別します(前回お伝えした作業です!)。
白ワインの場合は、その後果汁を搾り、発酵をスタートさせます。
今回は、白ワインの発酵の様子をお伝えします!
現在白ワインが発酵中のタンクです。ワイナリーにあるタンクの中では小さい部類です。
フタを開けて中を覗いてみましょう…
真っ白です!少しもこもこしているようにも見えるでしょうか?
白ワインなので真っ白な色…という訳ではなく、写真に写っているのは「泡」なんです。
発酵というのは、酵母がアルコールを作ってくれる働きなのですが、この働きによって、ぶどう果汁の中の「糖分」が、「アルコール」と「炭酸ガス」に変化します。
この炭酸ガスがとても細かい、綺麗な泡を作るので、このような見た目になります!
耳をすますと、炭酸ガスが作られる「シュー…」という音が微かに聞こえてきて、なんだかリラックスできそうな気分です。
発酵が終わったタンクも見てみましょう。
もこもこの泡が無くなって、発酵が終わっていることが分かります。ワインの中に炭酸ガスが残っているので、すこし泡立った見た目をしています。
このワインはこれで発酵が終わり熟成に入りますが、ワイナリーにはまだまだ沢山のぶどうが入ってきます。忙しい日々が続きますが、引き続き発酵を見守っていきたいと思います!
グランポレール勝沼ワイナリー 青山 晴菜