近年、アルコール飲料のビジネスに進出するセレブリティが増えていますが、伝説のロックスター、オジー・オズボーンもその仲間入りを果たしました。

ブラック・サバスのフロントマンとして名を馳せたオジーが出した4枚目のソロアルバム「The Ultimate Sin」にちなんで名付けられた「The Ultimate Gin」は、イギリス、ベルギー、オランダ、フランス、ドイツ、オーストリアのオンラインストアで購入可能です。またスウェーデンでは Systembolagetで注文できます。

このジンを開発した企業の説明によると「47％の高いアルコール度数と世界的に権威ある英国の酒類品評会、IWSCの銀賞を受賞した品質が自慢で、昔ながらのしっかりしたロンドン・ドライ・ジン」だということです。この「The Ultimate Gin」は、モーター・ヘッドのアルバム「Ace Of Spades」発売40周年を記念してリリースされた数量限定のバーボンや、KISSのオリジナルブランド「Cold Gin」など、セレブがプロデュースするアルコールブランドの1つです。

ヒット曲「The Trooper」の名を冠したビールで大成功したIron Maidenに続いてアルコールブランドで大儲けしようとしたミュージシャンといえば、“マンゴーの香りをかすかに感じさせるモルティーでアンバー”な「Piledriver」を発表したStatus Quoや、3年前にジュニパージン「from the clergy」をリリースしたGhostなどが挙げられます。

2019年の『ローリングストーン』誌のインタビューでオジーは、自分のソロアルバムの中で一番評価が低いのは「The Ultimate Sin」だと語っていました。「プロデューサーのロン・ネヴィソンの仕事が気に入らなかった。楽曲は悪くなかったのに、サウンドが合っていなくて。どの曲も同じような感じがして、実際、同じようにも聞こえた。イマジネーションが微塵も感じられなかったんだ。自分でリミックスしてもっと良くしてみたいアルバムがあるとすれば、『The Ultimate Sin』だね」。

この記事はLouder Soundのフレイザー・ラウリーが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。