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10年経っても攻めの姿勢は変わらない!! 製造ラインの限界に挑んだ最高に梅ぇ味の「男梅サワー 夢の梅まみれ」とは

今年8月29日からは「ウメぇ無糖」の通年販売がはじまり、定番商品が3つに増えた「男梅サワー」は、今年でなんとブランド誕生10周年!! この記事が公開される頃には10周年記念特別キャンペーンとしてご応募いただいたなかから抽選で選ばれた2000名のお客様のもとに、「男梅サワー 夢の梅まみれ」が届きはじめているかと思います。また、11月21日からは数量限定「男梅サワー 和の旨み」の販売も開始となりました。10周年を迎え、ますます元気な男梅サワーの企画担当である岩佐拓幸に、その最新情報を聞きました。

■ついに通年販売が開始された「ウメぇ無糖」

――前回のインタビューから3カ月ほど経ちました。この間に「男梅サワー ウメぇ無糖」が発売になりましたね。

岩佐拓幸(以下、岩佐):「ウメぇ無糖」は昨年に数量限定で発売していたときから通年販売を希望する声がお客様からたくさん届いていた商品です。通年販売がはじまってから1カ月ほどですが、「待ってました!」と通年販売を喜ぶお客様の声がたくさん届いています。待ち望んでくださっていたお客様の多さを感じる1カ月でしたね。

ただ、同時に通年販売で初めて無糖の存在を知ったお客様もたくさんいらっしゃいます。今後は告知をもっと強化して、しっかり育てていきます。

――1年前にウメぇ無糖を飲んだのに、通年販売になったとまだご存じないお客様もいそうですね。

岩佐:そうですね。取り扱ってくださっているお店が限定販売のときと違っているケースも多々あります。通年販売で初めて「ウメぇ無糖」を知られたお客様のなかには限定販売と思ってらっしゃる方もいるかもしれません。

また、昨年の限定販売でファンになったのに、通年販売してからまだ出会えてないお客様も少なくないと思います。

もっとお客様に手に取っていただきやすい環境を作っていくのは今後の課題ですね。

――男梅サワーはもともとお菓子とのコラボで生まれた商品だけに、甘味がひとつの特徴でもあったと思います。そこに無糖が加わってラインナップがより盤石になった感じはしますね。ウメぇ無糖が加わったことで、男梅サワーの魅力のひとつである数量限定商品に違いが生まれたりするのでしょうか?

岩佐:数量限定商品はなかば定番化したものと、男梅サワーにしかできないような新しさを求めたものと大きくわけて2通りあります。定番化したものはお客様から高い支持を得ているものなので、これからも販売を続けていく方針です。

そうしたもののなかで、特に通年化を求める声が多かったのがウメぇ無糖であり、通年販売へとつながりました。

一方、男梅サワーの可能性を広げるような新しい商品開発も常に続けていて、試行錯誤のなかで発売に値するものができあがると、それが数量限定商品の候補となるわけです。

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■限界までピューレを増やした「夢の梅まみれ」

――10周年ということで、プレゼント企画が実施されましたよね。これの賞品はある意味、究極の限定品とも言えるんじゃないかと思っているのですが、これについて改めて紹介してください。

岩佐:対象商品に付帯されている専用応募シール/専用応募ボトルネッカーに記載のシリアルナンバーを入力し応募すると、

「夢の梅まみれ」という特別仕様の男梅サワー6本セットが当たります。

――前回のインタビューで「特別な男梅サワー」と呼ばれていたものですね。

岩佐:はい、いろんな意味でまさに「特別な男梅サワー」なんです。

――夢の梅まみれはどう「特別」なのでしょうか?

岩佐:今年も発売したのですが、近年は毎年1月に「梅つぶし」という数量限定商品を出すのが恒例になっていて、ファンのお客様にはとてもご好評いただいています。

この梅つぶしには、梅肉をすりつぶしたピューレを原料として使っているのですが、夢の梅まみれには、梅つぶしの倍の量のピューレが入っています。

――まさに「梅まみれ」の名前がぴったりですね。

岩佐:これ以上ない濃厚な梅感を追求した商品で、開発してみたはいいんですが、大量生産ができない事情がありまして(笑)。そこで数量を限定して生産し、キャンペーン商品の景品として皆さまにお届けすることで日の目を見ることができたという次第です。

――ピューレの量を増やすと製造時に何が難しくなっていくのでしょうか?

岩佐:ピューレは梅をすり潰したもので、粘性が高いんです。これを大量に入れ混ぜすぎると、容器に詰めるまでの工程で目詰まりしてしまったりとか、いろいろと不都合が出てくるんです。

夢の梅まみれに使っているピューレは、毎年1月に販売してきた梅つぶしと同じものです。実は梅つぶしのときにも同じように製造工程で詰まってしまうトラブルがあって、課題が多い中ようやく商品化にこぎ着けた経緯があります。

今回の夢の梅まみれのピューレはさらにその倍、ふつうでは作れない量を入れているので、たとえ少量の生産とはいえ簡単ではありませんでした。

――倍とはずいぶん思い切った量ですね。ちなみに来年1月にもまた梅つぶしは発売されるんですか?

岩佐:発売する予定でいます。

――ということは、もし夢の梅まみれに当選したら、ちょっと我慢して来年1月まで残しておくと、梅つぶしとの飲み比べができるわけですね!

岩佐:そうですね。もともと梅つぶしも通常の男梅サワーに比べて梅の味わいがかなり濃厚なんです。でも夢の梅まみれと飲み比べてみたら、その違いはすぐに分かると思いますよ。

ただ、私も開発途中で何度も飲み比べをしてきたから言えるんですが、梅の濃さが必ずしもおいしさに直結するわけではないんです。飲み物としてのおいしさを追求しつつ、濃さの限界を見極めていました。

――いくらお酒が好きだからといって、アルコール度数が高ければいいというものでもないように、やっぱりおいしさにはバランスも大事なんですね。

岩佐:そうですね。ピューレの量を倍としたのは、生産上の問題だけでなく、味を追求した結果でもあるんです。

――なるほど、それにしても梅つぶしも発売されると聞いて、少し安心しました。「夢の梅まみれを作ったから今年の梅つぶしは中止です」となったら、毎年楽しみにされているお客様とか、あるいは抽選に外れちゃって梅つぶしに期待をかけていたお客様はショックですよね。ちゃんと梅つぶしも発売されるのはお客様にとって朗報だと思います。

岩佐:梅つぶしはこれまで3回発売していますが、発売する度に大変ご好評をいただいています。多くのお客様に愛していただけている商品へと成長していますから、発売しないわけにはいきませんね。

■感謝の気持ちと10周年のめでたさをデザインで表現

――夢の梅まみれが当選されたお客様には何本が届くのでしょうか?

岩佐:6本ですね。ここにサンプルを持ってきたのですが、特製の箱に入った状態で届きます。

――うわ、ずいぶんとデザインも凝っていますね。前のインタビューのときに缶のデザインがすごく凝っていることに驚かされましたが、箱もまた手が込んでいますね。

岩佐:夢の梅まみれの「夢」という文字は筆書きの漢字に見えて、実は“ありがとう”というひらがなを組み合わせてそう見せていたり、いろいろと遊び心も加えています。

せっかく缶のデザインを凝ってもそれを入れる箱がおとなしければ不釣り合いです。男梅サワーは活気のあるブランドなので、10周年を迎えたことに対するお客様への感謝と、10周年を祝うお祭りのような雰囲気を表現してみました。

――お祭りっぽい華やかさも確かにありますが、赤と金でお正月を先取りしている感じがありますね。

岩佐:夢の梅まみれならではの最高の梅干し感を表現するためにも、赤を基調にこういうデザインにしています。

――缶も箱も、10周年のクライマックスとしてやりきった感がありますね。準備にはどれくらいの時間をかけているんですか?

岩佐:軽く1年以上前から試行錯誤を重ねていましたね。そもそも通常のラインで生産できるものとしては、梅つぶしがすでにかなり限界近い量のピューレを使っているんです。

「梅つぶし以上のものを作るにはどうしたらいいのか?」を出発点に、「いつか実現できたらいいね」という感じで試行錯誤を重ねていました。それがうまく10周年と重なった形ですね。

なんとかなることが見えて、それなら景品として男梅サワーを愛してくださっているお客様にお届けすれば喜んでいただけると考えたわけです。

――この夢の梅まみれ、知れば知るほど貴重な逸品ですね。

岩佐:単品で飲んでいただいても十分その特別感を味わっていただけるものと確信していますが、ふだんお飲みになっている男梅サワーとの比較を楽しんでいただくのも良いと思っています。

――当選者数は2000人でしたっけ?

岩佐:そうですね。

本当はもっと生産数を増やして梅つぶしのように数量限定として全国で発売し、より多くのお客様にお届けしたい気持ちもあるんです。でも先ほどお話ししたような製造上の事情もあって、少なくとも現時点ではそれは難しいです

お酒は嗜好品である以上、好みがありますよね。でも、男梅サワーを気に入ってくださるお客様はやっぱり唯一無二の梅干し感に魅力を感じてくださっていると思います。そういう意味で、梅つぶし、さらに夢の梅まみれはその魅力がより分かりやすい形でパワーアップしているので、きっとお喜びいただけると思っています。

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■食中酒としての適性が高い新限定商品「男梅サワー 和の旨み」

10年続いたロングセラーブランドだからこそ、新しいことへの挑戦は続けていきたいですね。期間限定商品に関しても、いろいろとご期待以上のものを提供できるよういろいろ画策しています(笑)。

――11月21日にはまた新しい数量限定商品が出ましたね。。

岩佐:「男梅サワー 和の旨み」ですね。

――梅干し自体が「和」ですけど、さらにそこが強調されているんですか?

岩佐:東北の酒蔵でつくられた酒粕を使った、華やかな香りと旨みが特長の今までにない味わいの男梅サワーです。

――酒粕ということは、日本酒のテイストがブレンドされているんですね。

岩佐:そうなんです。

男梅サワーとは関係なく、梅干し好きのお客様を対象に、梅干しのどういったところが好きかをうかがってみたところ、味が好きという以外に、日本人の日常に馴染んでいるもの、親近感のわく存在として、「和」のイメージを抱いているお客様が多かったんですね。

その「和」のイメージをなんとか男梅サワーに活かせないかと考えるうちに、梅干しと一緒に楽しまれることが多い日本酒のテイストを取り入れることを思いつきました。日本酒の製造過程で生まれる酒粕を製造工程に用いてこの風味を取り入れてみたのが、「男梅サワー 和の旨み」です。

――ダイレクトに日本酒を用いるのではなく、酒粕を使うというひとひねりが加えられているところがいいですね。

岩佐:日本酒のテイスト、風味を活かそうといろいろな方法を検討しました。結果的に酒粕を用いることで、日本酒ならではの華やかな風味とまろやかさを出すことができました

もうひとつ、この和の旨みと同時に発表されたことですが、今までビールをつくってきた仙台工場で缶チューハイをつくることになりました。そこで、東北にちなんだ商品を開発したいという想いもあり、原料の酒粕は東北の酒蔵で作られたものを使うことにしました

――酒粕の風味が加わった和を追求した男梅サワー、飲んでみたいですね。

岩佐:酒粕由来の日本酒の風味がご飯に合うんですよ。食中酒としてのごはんとの相性は今まで発売してきた男梅サワーのなかでもトップクラスだと思います。

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実は、この「和の旨み」以外にも、皆さまに驚き、楽しんでいただけるようなアイデアをいくつも暖めています。

10年続いたロングセラーブランドだからこそ、新しいことへの挑戦は続けていきたいですね。ぜひとも男梅サワーの今後にご期待ください。

(文・写真 稲垣宗彦)

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