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銀座で“外飲み”のリアル体験イベント
「SAPPORO BEER PREMIUM EXPERIENCE」が開催されました!
7月25日から31日までの1週間に渡り、東京都中央区銀座のG735 Galleryにて、「SAPPORO BEER PREMIUM EXPERIENCE(サッポロビール プレミアムエクスペリエンス)」が開催されました。事前予約制だったためにごく一部の方しかお楽しみいただくことができなかったこのイベントですが、せめて雰囲気だけでもより多くの方に感じていただきたい!ということで、その模様をレポートします。
■「乾杯をもっとおいしく。」キャンペーンの集大成!
サッポロビールは、乾杯をもっとおいしく、楽しいものにしたいという想いから、その名もズバリ、「乾杯をもっとおいしく。」と名付けたキャンペーンを展開中です。
▼「乾杯をもっとおいしく。」キャンペーンの専用ページはコチラ!
コロナ禍において、親しい人と楽しく、おいしく乾杯ができる機会が減っている中、外食でしか味わえない、プレミアムな体験や楽しさを知っていただきたい。このキャンペーンは、そんな気持ちで展開してきました。そして「乾杯をもっとおいしく。」キャンペーンの集大成とも言えるのが、今回開催されたリアル体験イベント、「SAPPORO BEER PREMIUM EXPERIENCE」です。
このイベントは、簡単に言ってしまうと、サッポロビールが自信を持って提供している個性豊かな6つのブランドを飲み比べて心ゆくまで楽しみ、外食の魅力を再確認していただきたい、というもの。
広い会場内には、ブランドごとに分けられたブースが合計、6つ。「サッポロ生ビール黒ラベル」、「ヱビスビール」、「サッポロ SORACHI1984」、「エーデルピルス」、「白穂乃香」、そして“赤星”の名で知られる「サッポロラガービール」。これらサッポロビール自慢のビールを、お好きなだけ、ただし1時間という制限のなか参加費2000円にてご自由にお飲みいただけるイベントでした。
(会場は「G735 Gallery」。ふだんは高級輸入車が展示されている、いかにも銀座らしく、広大なギャラリーです。イベント期間中はここがビヤホールに早変わり。)
■セルフィーな写真がそのまま入場パスに
さてさて、実際の会場風景は、どんな感じだったのでしょう?
会場に着くと、まずは予約の確認、そして検温です。実は今回のイベントでは、この検温にも一工夫が施されていました。HYTEKの「Thermo Selfie」というハイテク機器の導入により検温と同時に撮影が行われ、さらに写真はその場で印刷されて入場パスとして使われたのです。写真の脇には、手書き風フォントで体温が自動的に印刷されるという仕組み。会場に居合わせた人たちが一目で検温にパスしたことがわかる点もメリットと言えるでしょう。
さらにこのカード、実は裏面には6種類のブランドロゴとともに、二次元バーコードがプリントアウトされています。自分のカードにどのブランドロゴが入っているかは完全ランダム。また、二次元バーコードをスマートフォンで読み込むと、この会場で提供されるビールのブランドサイトや、それぞれのビールが飲める飲食店の情報へアクセスできる特設ページへ飛ぶことができるという仕組み。ちょっとしたトレーディングカード的な遊び心が感じられるこのカード、「イベントに来た記念にもなる」とご来場者の方々にはご好評をいただきました。
さて、撮影が終了し、入場パスとともに首から提げるパスケースの次は、ビールのお供となるおつまみのプレゼント。来場者には、銀座の老舗パン屋である「銀座木村家」監修の「スティックパイ(チーズ味)」が配られたのです。ちなみにスティックパイは木村家の人気商品として知られる逸品ですが、今回の会場で配布された「チーズ味」は、市販のものよりチーズの風味を強くし、このイベントのためだけに作られた特別限定品。 チーズとパイの香ばしさ、それに絶妙な塩味がビールにぴったりでした。
(これが「Thermo Selfie」の機械。画面の指示に従って検温をすると、そのときの画像と体温がカードに印刷され、それがそのまま入場パスとなります。)
(裏面は6パターン。このイベントに出展された6ブランドのロゴと、特設サイトへ飛べる二次元コードが印刷されています。)
(これが木村家特製の「スティックパイ(チーズ味)」。絶妙な塩加減と香ばしさがビールのお供にぴったりで、このイベント限定であるのが非常に惜しい逸品です。)
■1杯目は飲食店専用ブランドが人気
スティックパイを手にした来場者は、1グループずつ場内のテーブルへと係員に案内され、そこからはいよいよドリンキングタイムです。場内に設営されたブースでビールを注いでもらい、案内されたテーブルで飲むの繰り返し。もちろん、飲む順番も、量も、来場者のみなさまの自由です。
今回のイベントでは、6ブランドのうち瓶ビールの赤星、サッポロラガービールを除けば5ブランドが前述のように樽出しでの提供でした。しかもどれもが時間内なら自由に飲めるその「特別感」は格別です。
会場内で拝見させていただいた限りで言うと、定番の黒ラベル、ヱビス、あるいは赤星から飲まれる方は、どちらかというと、少数派。多くのみなさまは、「ふだんあまり目にできないブランド」を最初に選ばれることが多かったようです。なかでも無濾過で提供されるために品質管理に優れた厳選店にしか置かれていない白穂乃香は、銀座ライオンを除けば日本全国で約350店でしか飲めない、“希少なブランド”。また、缶ではお馴染みとなっているSORACHI1984 も、樽出しで飲めるお店はまだまだ限られている状態です。外食好き、外飲みに慣れている感じの方ほど、この2つのブランドに注目されている印象でした。
もうひとつ、「今まで外国産ビールかと思っていた」との声も聞かれ、サッポロビールのブランドであることが意外に知られていない(?)エーデルピルスはブースの作りもアイリッシュパブ風。その凝った作りで「特別感」を演出し、来場者の人気を集めていました。
もっとも、それは「1杯目に何を飲むか」の話。黒ラベル、ヱビス、赤星の定番3ブランドも、2杯目以降の選択肢として、安定の人気を誇っていたのは言うまでもありません。
(左から、エーデルピルス、SORACHI 1984、白穂乃香のブース。開場直後でまだ来場客の少ないタイミングに撮影したものですが、テーブルに着くと1杯目にこちらの3ブランドを選ばれる方が目立っていました。)
■外食、外飲みの楽しさを再確認
この「SAPPORO BEER PREMIUM EXPERIENCE」は事前予約制のイベントではありましたが、予約枠に余裕がある場合は当日参加も可能でした。会期中にこのイベントを訪れたお客様の総数は、3,000人以上。ご来場頂いたお客様は思い思いのスタイルでビールを味わっていました。
たとえば、「ビールはあくまで会話の潤滑油」とばかりに、一緒に来られた方との会話を楽しまれる方、同行者とあえて違うブランドを頼んでそれぞれの味わいについて意見を交わされる方、1人でじっくり、ひとつひとつのブランドの違いを噛みしめるように吟味されている方。限られた時間の使い方も、それぞれです。
でも、みなさまに共通していたのは、このイベントを喜ばれている様子。みなさまがビールの美味しさを感じ、楽しまれていることがストレートに伝わってきて、取材しているこちらとしても、明るい気分にさせていただきました。これをお読みのみなさまにもその雰囲気の一端は伝わりましたでしょうか? 来場してくださった方々にとって、この「SAPPORO BEER PREMIUM EXPERIENCE」が、外食や外飲みの楽しさ、魅力を再確認できたイベントとなっていたのなら、幸いです。
(会場内はこんな感じの立ち飲みスタイル。各テーブルにはパーティションも設置されているほか、各所に消毒液も完備。感染対策にも極力配慮してイベントは運営されました。)
(手前の方が飲まれているのは、白穂乃香。乳白色の美しいビールにロゴが入った繊細なデザインのグラスが似合います。向かいの方は、「ソラチエース」の個性が光る、SORACHI 1984ですね。外飲みの楽しさを今一度、噛みしめることができたイベントとなったのではないでしょうか。)
■会場で飲めたのは、この6ブランド!
最後に改めて本イベントの会場で提供されていた6ブランドについて紹介させてください。どのブランドも、それぞれのブランドの味わいにもっとも適した注ぎ方を採用し、最高の品質でのご提供を心がけるという念の入れようでした。ブランドごとに用意されたオリジナルグラス、それに、まったく違うブースの雰囲気にも注目です。
●サッポロ生ビール黒ラベル
黒地に輝く金の星。一目でそれとわかる黒ラベルは、言わずと知れたサッポロビールを代表するブランドのひとつ。誕生から45年が経った今でもその魅力は色あせず、「完璧な生ビール」を目指し続けています。
黒ラベルのブースで採用されていたのは、「パーフェクト注ぎ」と呼ばれる注ぎ方。グラス、樽などの温度管理を徹底し、黒ラベル本来の美味さを追求。完璧に洗浄したタンブラーに注いだビールに対し、ミクロン単位のきめ細やかな泡で蓋をするのがこの注ぎ方の特徴。飲む度に新たに生まれた泡が常に外気を遮断することで、美味しさを保ちます。
▼黒ラベルのブランドサイトはコチラ!
●ヱビスビール
その誕生は、なんと1890年。130年以上も続く、黒ラベルと並ぶサッポロビールの主力ブランドです。日本ならではの本物の美味しさを追求して生まれたヱビスビールは麦芽100%、バイエルン産アロマホップを使い、長期熟成によって生み出されています。
パーフェクトに「クリーミー(Creamy)な泡」、パーフェクトに「クリア(Clear)なビール」、パーフェクトに「コールド(Cold)な温度」。ヱビスもまた、黒ラベルと同様、3つの“C”にこだわった「パーフェクト注ぎ」でのご提供です。唇に優しく触れる泡の下から喉へと流れ込む絶品の一口が味わえます。
▼ヱビスビールのブランドサイトはコチラ!
●サッポロ SORACHI1984
サッポロビールによって1984年に北海道空知郡上富良野町で生み出された伝説のホップ、「ソラチエース」。今や世界中の醸造家に愛されているこのホップを100%使用して作られたのが、SORACHI1984です。このホップならではの馥郁たる香りが楽しめます。
SORACHI1984のブースでは、「爽快注ぎ」と呼ばれる注ぎ方が採用されていました。これは優しく液体を注いだあとに泡付け機能で泡を乗せ、さらにもう一度勢いをつけてビールを注いで液体の泡を生み出す注ぎ方。ソラチエースが醸す独特の香りと苦味がより一層引き立つ注ぎ方です。
▼SORACHI1984のブランドサイトはコチラ!
●エーデルピルス
エーデルピルスは世界最高峰と言われるチェコ・ザーツで採れたファインアロマホップだけを使用した正統派のピルスナービール。華やかな香りと高貴な苦味、そしてキレが特長です。名前の由来はドイツにある醸造所から。このビールの完成度の高さを認めたその醸造所から、名称の使用を許可されました。
エーデルピルスもまた、特徴的な注ぎ方で提供されるビールです。その名も「3度注ぎ」。文字通り、3回に分けて注いでジョッキやタンブラーを満たす方法です。こうすることで、炭酸ガスがほどよく抜けるとともに、ごくごくわずかに温度が上がることで、より香りが立ちやすくなります。
▼エーデルピルスのブランドサイトはコチラ!
●白穂乃香
首都圏の一部と愛知県でしか販売されていないこともあり、なかなかお目にかかれない白穂乃香。一般的なビールと違い、活きた酵母をそのまま残した「無濾過」のプレミアム樽生ビールだからこそ、どうしても提供できるお店が限られてしまうのです。上面発酵酵母による華やかな香りと、無濾過ならではの乳白色の独特の色合い、そしてまろやかな味わい。1度飲むとクセになる上品な美味しさです。
白穂乃香の注ぎ方には特別な名称はありません。しかし、小麦麦芽がブレンドされてつくられたからこそのクリーミーな泡が、本品の特長。それを最大限に味わっていただくべく、一杯一杯、ていねいに注いでいます。
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●サッポロラガービール
その特徴的なラベルから「赤星」の名で親しまれているブランド。樽から注ぐ他のブランドに比べて華やかさに欠ける、という意見もありそうですが、コップで飲むからこその味わいもまた捨てがたいものです。会場内ではビール瓶からコップへと注いで提供しています。
▼サッポロラガービールのブランドサイトはコチラ!
以上
(写真・文=稲垣宗彦)