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今夜は星のマークのワインと共に、星に願いを!
「日本一の星空の村」に聞く満天の星の楽しみ方
長野県南部の山間にある阿智(あち)村は、「日本一の星空の村」として知られ、年間120万人もの観光客が訪れる星空観察の一大スポットです。今年も、7月から8月にかけてペルセウス座流星群、12月にはふたご座流星群がやってきます。今年の夏は、満天の星が拝める恵まれた自然環境のみならず、ツアーや施設も充実している阿智村で、星が輝くワインを片手に流れ星を眺められたら…。そんな願いを叶えるべく、阿智村の星空ツアーの仕掛人、阿智昼神観光局の松下 仁さんに日本一の星空の魅力やその楽しみ方を伺いました。今年の夏は、ちょっとロマンティックに、星空の下でおいしいワインを!
text WINE OPENER編集部
■お話をうかがった方
日本一の星空の村案内人
松下 仁さん
株式会社阿智昼神観光局事業推進部長兼、スタービレッジ阿智誘客促進協議会事務長。長野県・阿智村出身者として、地元の方たちにとっては当たり前すぎて見過ごされていた星空の美しさに価値を見出し、2012年より星空を切り口に、ツアーやコンテンツを企画し、観光客を誘致。人口6,000人の村を、今や年間100万人以上が訪れる観光スポットに成長させた星空の村の仕掛人。
今回星空と共に楽しみたいワインは
星が輝くラベルでおなじみ、長野の畑で獲れたぶどうを使ったこちらのワイン!
グランポレール
グランポレール メリタージュ
参考小売価格:税抜6,008円
より質の高い、理想とする最高峰のぶどうを栽培するために辿り着いた場所、それが長野県池田町の自社畑「安曇野池田ヴィンヤード」です。標高平均580m。冷涼な気候と、ぶどう畑に吹きわたる清々しい風が特長。その洗練された味わいはグランポレールの中でもひときわ輝きを放っています。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが溶け合ったアロマ、冷涼な気候が生み出す凝縮感ある豊かなタンニンが楽しめます。和風ステーキや焼肉がおすすめ。
グランポレール
グランポレール 長野古里 シャルドネ
参考小売価格:税抜3,508円
北緯37°に位置する長野県・古里(ふるさと)。1975年に「古里ぶどう園」を開園して以来、様々なぶどう品種の適性を試してきました。栽培方法、収穫時期など、常に研究を重ね、ぶどうの可能性を追求してきました。世界のワインコンクールでの受賞など、その品質は高い評価としても実を結び始めています。パイナップルを想わせるアロマが豊かで、辛口ワインでありながら後口に果実由来の甘みを感じるやわらかな味わいが特長です。エビフライや鶏肉のグリルがおすすめ。
地元にとって「当たり前」の星空が
「日本一」の理由とは?
―今や「日本一の星空の村」として知られる長野県・阿智村ですが、この強烈なキャッチフレーズの由来を教えていただけますか?
松下 仁さん(以下敬称略):環境省が実施する、全国の200~300地点で星が見える条件を観察する「全国星空継続観察」という事業がありまして、2006年夏期が私たちの阿智村が最高点だったため、2012年から「日本一の星空の村」を合言葉に、村の魅力をPRしていこうと星空観察の事業を進めてきました。
―阿智村で星空がきれいに見える理由はどこにあるのでしょう?
松下:そもそも村の標高が高いこと。人が住んでいるところでも600mから1,200mくらいにあるという、かなり高地にあたります。
―600mくらいと言いますと、東京タワーの高さが300m強くらいなので…
松下:東京タワー2つ分の高さとイメージしていただけたら。なので、東京の中でしたら、かなりの上空に、私たちは普通に住んでいるという状況です。そのため空気も澄んでいまして、さらには、この辺りの地形は、村の四方が完全に山に囲まれているんです。
こちらは“ワインオープナー”の記事です。