日曜日の昼下がり、静かな通りに佇む一軒の店「your time」に集うお客様たち。カウンター越しには、それぞれの個性あふれる物語が聞こえてきます。パーソナリティのチャンカワイがお届けするTOKYO FMの新番組「ヱビスビール presents Color Your Time」。5月16日（日）、5月23日（日）のゲストは、書道家・万美さん。自分時間「my time」にまつわる物語をひも解いていきます。

＊ポッドキャストでもどうぞ！＊

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◆“熟語”ならぬ“熟星”を作りたい

チャンカワイ：“これからでかけたい場所”はありますか？

万美：私、“星空で書道”をしたいんです。

チャンカワイ：えぇ!?

万美：“どういうこと!?”って絶対に思うじゃないですか。意味がついている星たちをつなげて、“熟語”ならぬ“熟星（じゅくせい）”を作りたいな、って思っているんです。アフリカに1回だけボランティアに行ったことがあるんですけど、アフリカの子どもたちは識字率（文字の読み書きができる割合）が低いので、文字が読めないし自分の名前も書けないんですよ。

チャンカワイ：そうなのですね。

万美：でも、矢印やクエスチョンマークとかの意味は、ちゃんとわかっていて。そのときに、“記号はアルファベットよりも強いんだな”と思ったんです。私は電気のない村にいたんですけど、パッと見上げたら星空がとてもキレイに光っていて。それで書道の作品をつくったら、そのへんに歩いているアリとかミミズとか鳥とかも作品を見てくれるんじゃないか、と思って。

チャンカワイ：万美さんにとって、“書の魅力”とは何でしょうか？

万美：“知らない世界への鍵”です。

◆オフは“楽しい何か”を求める時間

万美：作品を書くときは、例えば“友達と過ごす楽しい時間”を頭のなかで繰り返しイメージしながら書くようにしています。

チャンカワイ：へぇ～！ じゃあ、けっこうオフの時間は大切なのですね。お友達と会うときは何をされるのですか？

万美：お茶を飲んで、そのまま居酒屋に行って帰る……とかですかね（笑）。

チャンカワイ：オフですね～（笑）。

万美：あとは友達の個展だったり、アパレルの展示会に行ったりします。それがリフレッシュにもなりますし、刺激にもなって、そこから作品のインスピレーションをもらえたりします。“これ、作品に還元できるな”って常にアンテナを張っていることが、とにかく楽しいです。

チャンカワイ：オフとはいえ（作品にいかすために常に）アンテナを張っているんですね？

万美：そうですね。（オフの時間は）新しい“楽しい何か”を求める時間になっています。友達が制作した絵や服、音楽などを思い起こして、“あのときは楽しかったなぁ～”って思いながら書いているので、仲間には本当に感謝しています。

＜番組概要＞
番組名：「ヱビスビール presents Color Your Time」
放送日時：日曜 14:55～15:00
パーソナリティ：チャンカワイ
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/podcasts/cyt/