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【うれしいお知らせ】国際コンクールでグランポレールが受賞!~岡山ワイナリーより~
暖かくなり、岡山ワイナリーにあるぶどう園の周りは緑に黄色をちりばめた景色が広がっています。爽やかで穏やかな風がふいています。
そんな風と一緒に、ワイナリーに嬉しい知らせが入ってきました。
世界中のワインが品質を競い合うコンテストであるIWSC(International Wine & Spirit Competition)2015において、日本全国9つのワインが銀賞を受賞しましたが、そのうち3つがグランポレールで占めました!日本ワインのカテゴリーでは銀賞が最も高い受賞でした。
この知らせは、グランポレールのぶどう栽培、ワイン醸造、ボトリングが高い技術を持っていると再認識しました。一方で、世界的に見れば更に上のクラスの金賞はあるわけで・・・、まだまだ成長できる余地がありそうです!
(IWSC2015出品 岡山ワイナリーで製造した3つのワイン)
※銀賞受賞は手前:グランポレール北海道ケルナー遅摘み2014
銀賞を受賞したワインの1つ、「グランポレール北海道ケルナー遅摘み2014」は岡山ワイナリーでワイン醸造とボトリングをした、私にとって2014年のヴィンテージでも思い入れが深いワインです。このワインのぶどう収穫後の輸送時にちょうど台風の接近があった事や、その年最後の仕込みになった事などからです。それだけに、今回のコンテストで高い評価頂いた事はより一層、嬉しさが込み上げてきます。
今年もさらに高い品質のワインを造るため、秋に向けた仕込み機器のメンテナンスが始まりました。まずはプレス機の膜交換からスタートです。
プレス機はぶどうの搾汁に使用します。膜の内側に空気を入れる事で、膜は風船のように膨らみ、外側とプレス機の内側の間隔は小さくなります。間にあるぶどうに均等に圧力がかかり、押しつぶされて果汁が搾汁され、圧力を少しずつ上げていくことで雑味のない果汁が得られます。
北海道などで収穫される白ワイン用ぶどうでは特に苦味が出過ぎない、良品質の果汁だけをグランポレールとして醸造しています。
プレス機はデリケートなワインを造るのに欠かせない大切な相棒です。今年もきちんと働いてもらえるよう、しっかりとメンテナンスしていきます!!
岡山ワイナリー 製造部 渡邊 真介