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新しいお正月料理の定番!? おもちでつくるボロネーゼ
フランキー・ゴウの著書「First Generation: Recipes from My Taiwanese-American Home」より再掲、本人撮影、2022年。Penguin Random House傘下の出版社Ten Speed Pressより出版。
数々のレシピ本を世に出してきたフランキー・ゴウは、マルセラ・ハザンが紹介するボロネーズをはじめて自宅で作ったとき、時々かきまぜる以外はほったらかしの調理法ながら、時間をかけて煮込むうちに牛肉とトマトが全くの別物に変化するという料理の醍醐味を味わったといいます。たっぷりと時間をかけて作るこのハザンのレシピは、台湾人の祖母が得意だった香り豊かな豚肉の煮込みソースを思い出させます。ここで紹介するハザンと祖母の料理を融合したレシピは、イタリアと台湾という異なる2つの文化が持つ共通点に光を当てたラブレターといえるかもしれません。使うお肉のおすすめは、牛と豚の赤身のひき肉(牛80%、豚20%)ですが、上質なひき肉なら何を使っても美味しくいただけます。
こちらのレシピは、フランキー・ゴウの著書「First Generation: Recipes from My Taiwanese-American Home(移民一世:台湾系アメリカ人の私の家庭料理)」から編纂したものです。本人撮影、2022年。Penguin Random House傘下の出版社Ten Speed Pressより出版。
分量:4人前 調理時間:4時間
材料
- 楕円形のおもち 680グラム
- オリーブオイル 大さじ3
- 玉ねぎ 2個(みじん切り)
- ニンジン 2本(みじん切り)
- セロリの茎 2本(みじん切り)
- ネギ 2本(緑と白の部分をみじん切り)
- ニンニク 1片(みじん切り)
- ショウガ 小さじ1(みじん切り)
- 牛ひき肉 230グラム
- 豚ひき肉 230グラム
- 牛乳 1カップ
- 挽きたてのナツメグ 小さじ1/4
- 白ワイン 1カップ
- トマト缶(クラッシュタイプ、ジュース入り)1個
- ローリエ 2枚
- シナモンスティック 小1本
- しょうゆ 大さじ2
- 挽きたての黒こしょう 少々
- おろしたてのパルメザンチーズ (お好みで)
- ちぎったバジルの葉(お好みで)
作り方
- 大きなボウルにおもちを入れ、3センチほどの冷水にひたす。室温で3時間、または冷蔵庫で最大12時間寝かせます。
- 上記を調理中にボロネーゼを作ります。大きな鍋を中火にかけ、オリーブオイルを入れる。オイルがふつふつと音を立てはじめたら、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ネギ、にんにく、しょうがを加え、玉ねぎが半透明になるまで時々かき混ぜながら5分ほど加熱する。挽肉を全て加え、肉のかたまりをほぐしながら、焼き色がつくまで約7分加熱。牛乳を加え、水分がほぼ無くなるまで、さらに8~10分ほど加熱したら、ナツメグ、白ワインを加え、ワインがほぼ完全に蒸発するまで加熱します。最後に、トマト、ローリエ、シナモンスティック、しょうゆ、ブラックペッパーを加えて中強火にかけ沸騰したら弱火にして、とろみがつくまで約3時間煮込みます。
- おもちの水気を切って鍋に加えたら中火にし、柔らかくなるまでかき混ぜながら6分ほど加熱します。お皿に盛り付け、お好みでパルメザンチーズとフレッシュバジルを散らして、温かいうちにお召し上がりください。
この記事はSaveurのフランキー・ゴウが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。