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国分寺南口「もつ焼きの名店」で味わった中央線沿線の奥深さ:「串とら」

※撮影時以外はマスクを着用の上、感染症対策を実施しております。

長い、長い、緊急事態でした。息の詰まる夏でした。もう、こんな夏は二度と経験したくない。多くの飲兵衛のみなさんが同じように感じたのではないでしょうか。

酒を飲むのが半ば仕事という筆者のような人間にとっては、食うや食わずの試練の夏。新型コロナよどうしてくれる、と絡み酒で盛り上がりたいところもあったのですが、日ごろから飲みすぎ、肥満、高血圧の当方といたしましては、罹患すれば生命にかかわるという恐怖が先立ち、それゆえにまことに不本意ながら半ば蟄居し、ひたすら事態の収まるのを待つ日々でした。

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そして、10月1日。緊急事態宣言は解除された。気が付けば、感染者数も激減している。理由はよくわからない。偉い先生たちの説明を聞いてもどうにも納得いかないけれど、そんなことより、そろそろ参りましょうか。

ということで、半年ぶりにやって参りました。前回の「魚焼つばき」に続いて今回も、JR国分寺駅南口のもつ焼き屋「串とら」にお邪魔します。

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■赤星よ、今日もありがとう

伺いましたのは開店の午後2時。コの字カウンターの右手、ちょうど焼き台でもつを焼くご主人の手元が見える絶好のポジションを確保します。

ご主人のお名前は村瀬秀平さん。開業から22年になるこの店を先代から引き継いで10年になるということです。今、48歳で、国分寺に来てから25年ということですから、お若いころからの国分寺住人です。

さっそく、頼みましょう。

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オレは、ナニを飲みに来たのか? そう、赤星だ。

目の前で出された赤星の瓶からグラスに最初の1杯を注ぐ。まだ昼下がりであります。日ごろから夜の遅い暮らしをしている筆者にとっては、まだ、朝みたいなもの。しかも、遅い朝食を控えめにし、食後に茶を1杯飲んだきり。ここまで来る間に、水もコーヒーも、1滴も体に入れていない。

その、渇いたところへ、きゅーっと、コップのビールを流し込む。冷たさと炭酸の刺激と、ほどよい苦み。赤星の、どこかふわりとした、懐かしい甘さがそこに加わる。

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久しぶりの取材の様子は赤星探偵団でご覧ください★

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