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機内食のテーマパーク? シンガポール航空の旅客機が地上レストランに変身

土日限定のスペシャルな体験

「レストランA380 @チャンギ」

Courtesy of Singapore Airlines

シンガポール航空が2階建て旅客機「A380」の機内に新しいレストランをオープンしました。これは「ディスカバー・ユア・シンガポール・エアライン」キャンペーンの一環として開催されたもので、シンガポール・チャンギ国際空港に駐機中の飛行機内で好みの機内食が存分に楽しめるという期間限定のイベントです。

レストランA380 @チャンギ」と名付けられた、このレストランに“入店”するには、飛行機に搭乗する時と同じルートを通ります。同社のプレスリリースによりますと、ゲストは空港の保安検査場を通過し、搭乗口を通って機内に入ります。食事はキャビンクルーが提供し、美食に舌鼓を打ちながら映画など機内エンターテイメントを楽しむことができます。さらにお土産として、シンガポール航空のノベルティグッズも用意されているということです。

スタートは、世界最大を誇る旅客機、A380 の機内見学ツアーから。通常は旅客が入れないエリアも見学することができます。次にソーシャルディスタンスを確保した座席について、世界各国の名物料理やプラナカン料理(中華とマレーシア料理が融合したシンガポール特有の料理)など、ファーストクラスからエコノミークラスまで客席のクラスによって用意された異なるメニューから好みの食事を選ぶことができます。

このレストランの予約は2020年10月12日に開始され、10月24〜25日の2日間限定で営業されました。

この企画の一環として、続く11月にはシンガポール航空のトレーニング施設を開放するツアーを開催するということです。熱狂的な航空機ファンなら、シンガポール航空の機内食を家庭で再現できるワークショップ「SIA(シンガポール航空)@Home」に参加してみるのも良いでしょう。ファーストクラスとビジネスクラスで提供される10種類のメニューから好きな料理を選んで調理法を学べるほか、ワインとシャンペン、さらに限定版の食器もついてくるという豪華な企画です。

「新型コロナウイルスの影響により、シンガポール航空が運航するフライトの数も激減しました。その間もファンの皆様やお客様とのつながりを維持していきたいという想いから、今しか体験できない企画をご用意することにしたのです」と、最高経営責任者のゴー・チュン・ポン氏は述べています。

サウスチャイナ・モーニングポスト紙によると、シンガポール航空はコロナ禍の特別企画として「フライト・トゥ・ノーウェア(どこにも飛ばないフライト)」キャンペーンを実施する予定だったということです。この企画は、チャンギ国際空港から航空機に搭乗し、上空を旋回して戻ってくるというものでした。しかし、環境への影響と経済的な実現可能性を考慮して見送られたということです。

この記事はTravel & Leisureのケイリー・リゾが執筆、Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。

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