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プライベートのドームでBBQを楽しむ”ちょっとファンキー”なステイを楽しむ

食事の後は、バースの街の周囲に広がる緑豊かな丘陵地帯を見渡すお風呂でリラックス!

壮麗な並木道の奥に立つ、英国らしさ満点のマナーハウスを改装したホテル「ホームウッド」は、外観だけ見るとちょっと敷居が高いように感じるかもしれません。しかし一歩足を踏み入れれば、その心配が杞憂だったことがすぐに分かります。

このホテルが「英国の田園地帯で過ごす洗練されたホリデー」というテーマを遊び心たっぷりに解釈していることは、ディテールからもひしひしと伝わってきます。芝生に置かれたイエローサブマリン、テディベアの形に整えられた巨大な植木、“スー”という名前のプードルの像など、思わず微笑んでしまうものばかりです。

バース南東に位置するホームウッドのマナーハウス Courtesy of Homewood
テディベアの形に刈り込まれた植木 Courtesy of Homewood

エントランスの外に設えられた棚には、あらゆるサイズのレインブーツ(ハンター社製)が並び、散歩に出かける宿泊客を待ち望んでいます。ぬかるんだ道を抜け、羊やアルパカを横目に、点在するコテージを通り過ぎていくと、雰囲気十分の地元パブに辿り着きます。明るい色彩の家具でまとめられたホテルの壁にはユニークな絵画が飾られ、天井からは無数のシャンデリアが釣り下がっています。

ここが自分を解放してリラックスし、家族や友人など大好きな人たちと楽しい時間を過ごすための場所であるということは一目瞭然です。

庭には美しく飾られたドームが点在し、クリスマスシーズンには時節に合わせた豪華なアフターヌーンティー、夏にはシャンパンとバーベキューが楽しめます。また、特製のBBQダイニングドームには、木炭で調理するビッググリーンエッグ社製の陶器の高級グリルが備えられ、専属の“BBQバトラー”がテタンジェのシャンパンやワイン、コース料理をサーブしてくれます。BBQ奉行になりたければ、バトラーは喜んでその役を明け渡してくれます。ドーム内の温度管理もばっちりの4~6人用ドームは、週7日、ランチ、アフターヌーンティー、ディナーの予約が可能なので、自分の予定に合わせて自由に利用することができます。

ボリューム満点のバーベキュー Courtesy of Homewood

ホテル内にあるレストラン「オリオ」でもBBQをいただくことができます。イギリス料理と地中海料理をフュージョンしたユニークなメニューが自慢で、外のパティオにはピザ窯もあります。近隣にある家族経営の農場や牧場に加え、最近敷地内に増設した菜園から素材を調達しているということです。シェフのダレン・スティーブンス氏は、コロナ禍でホスピタリティ業界が低迷する中、野菜やハーブの栽培をマスターし、自分の肩書きに“庭師”と付け加えたほどです。また、ホテルのオリジナルブランドである「カレイドスコープ・ジン」に使われる色鮮やかなハイビスカスをはじめとする植物もこの菜園で栽培しています。

庭に並んだBBQドーム Courtesy of Homewood

食後は、お腹ごなしにプライベートのホットタブに身を沈めて、緑の田園風景が美しい夕日に染められていく様子を眺めるのが最高の過ごし方でしょう。本館のホットタブ・スイートや別館マリングフォード・ミューズのホットタブ・ルームを予約すれば、イギリスで過ごす夢のように素敵な滞在が実現できます。ロッジハウスとして使われていた建物を改装したばかりの豪奢なミューズには10の部屋数があり、様々なお菓子、飲み物、アイスクリームで一杯の冷蔵庫が備えてあります。ここにも楽しい気分を盛り上げるための気遣いが感じられることでしょう。

温水プールの隣にある共用のホットタブからも、先ほどとは異なる牧歌的な風景を眺めることができます。さらに館内にはハイドロセラピー・プール、サウナ、スチームルームも揃っているので、雨の多いイギリスでも安心です。

重厚なマナーハウスと敷地内に設られたプール Courtesy of Homewood

ホームウッドの個性的な魅力にすっかり虜になってしまったら(そうなることは請け合いです)、今度は雰囲気の大きく異なる姉妹ホテルにも足を延ばしてみましょう。ホームウッドからクルマでわずか10分のところにあるブティックホテル「ザ・バード」がそれで、バースの街中にあるので、ユネスコ世界遺産に指定されたローマ時代の温泉地を探索にはもってこいの宿です。

ザ・バードのロビーを飾るアート Courtesy of The Bird Bath

オーナーのイアン&クリスタ・テイラー夫妻は、ここでもイギリスらしいエレガンスと愛嬌が詰まった華麗さを演出していますが、ザ・バードのほうがより派手な仕上がりになっています。個性的なアートやデザインで設えられた部屋はどれもパンチが効いていて、シックな銅製のバスタブやガーデン・ホットタブなど贅沢な設備も完備しています。

銅製のバスタブ Courtesy of The Bird Bath
新鮮なフルーツたっぷりのデザート Courtesy of The Bird Bath

ホテル1階にあるレストランでは、ヘッドシェフのレオン・スミス氏がホームウッドと同じく地元食材にこだわった料理を提供しています。また屋外には、知る人ぞ知るダイニングドームもあります。コロナ禍においては(そしてアフターコロナの時代においても)、他の客を気にすることなくプライベートな空間で食事ができる環境はますます重要になってくるので、とても重宝する気遣いであることは間違いないでしょう。

この記事はTravel & Leisureのニナ・ルッジェロが執筆し、 Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。

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