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代々木上原に「ずっと入ってみたかった」店がある <100軒マラソン 第37給水ポイント >

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すぐ近くを何度も行き来しているのに、長い間、その暖簾をくぐっていない店というものがあります。店の前の掲示されたメニューにまで目を通したりしているのに、なぜか入らなかった店。当然、いつも気になっているわけですが、時間が経てば経つほど、最初の1歩が出ない――。

「ジャンプ」という店は、長らく、私にとってそういう存在でした。

オーツカビルという、レンガ壁の渋い建物の1階には、ほかにも居酒屋があって、そっちには何度かお邪魔をしているし、そのまた隣のバーには一時、足繁く通ったのに。

そもそも、代々木上原という土地は、東京の生まれとはいえ多摩地域出身の私にとって、馴染みがなかった。というより、このあたりのニュアンスは、利用していた鉄道によって、変わってくる。

代々木上原は、小田急線。私はもっぱら京王線かJRを利用していたから、小田急に乗った記憶も乏しい。京王も小田急も東急も世田谷を通りますが、私が立ち寄ったのはもっぱら京王沿線で、東急線となると、さらに縁遠くなる。

そんなわけで、長い間、このジャンプというユニークな名前の店に入ってみることはなかったわけですが、ある日、飲み仲間から、あそこには赤星があるよ、と聞いて、ついに足が向いた。

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