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【イベントレポート】ヱビスの新作を先行公開した「YEBISU BEER HOLIDAY」
ヱビスビール発祥の地・恵比寿で8月22日から31日まで開催された「YEBISU BEER HOLIDAY(ヱビスビアホリデー)」。今年で4年目を迎えるこのイベントは、ヱビスや恵比寿にまつわるグルメやカルチャーが一堂に会する、まさにビールの祭典です。
今回の最大の目玉は、9月2日から期間限定で販売される「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏(わかな)」の樽生をどこよりも早く楽しめること。今回の記事では、イベントの模様や新作ビールの魅力まで、詳しくご紹介します。
ヱビスビール誕生の地で行われる祭典。
新発売のヱビスも登場!
恵比寿ガーデンプレイスで開催された10日間のビールの祭典「YEBISU BEER HOLIDAY」。ヱビスビールと絶品グルメが空の下で楽しめるイベントで、毎年開催を楽しみにしている方もたくさんいます。今回のイベントでは、3種の国産ホップを贅沢に使用した「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」を全国に先駆けて樽生で提供。どこよりも早くその特別な味わいを堪能することができました。
もちろん、王道の「ヱビスビール」の他「ヱビス プレミアムブラック」など、全6種類のヱビスビールを楽しむことができ、それぞれの個性を飲み比べできるのも魅力の一つです。




イベントでは、入口でこのマイグラスを受け取り好きなヱビスビールを楽しむことができます。しかも、そのグラスは洗浄してお土産として持ち帰ることもできるのが嬉しいポイントなのです。
逸品グルメとヱビスの
口福なペアリング体験が叶う
フードには、今年3月に開催された「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」で上位に輝いた名店がキッチンカーで出店。イベントの前半と後半で3店舗ずつ、計6店舗が登場しました。メニューの中にはこのイベントのために考案されたオリジナルなものもあり、ヱビスビールと一緒に楽しむことで、さらにプレミアムなひとときに。各ブースでは、提供されるメニューに合うおすすめのヱビスビールも紹介されているため、特別なペアリング体験が叶います。
今年は、各店舗の多彩なグルメを余すこなく堪能してほしいという思いから、複数店舗のフードを一度に味わえる「ホリデープレート」も登場しました。

イベント前半で出店したグルメをちょっとだけ見ていきましょう。
「ししくら」の「茹でたてピカリ枝豆と桜エビのクリームコロッケ」。サクッとした衣の中から、濃厚なクリームと桜エビの香りが広がる一品です。定番の枝豆が味わえるのも嬉しいです。
「花わさび」の「上賀茂トマトのアホ(にんにく)トマテ」は、さっぱりとしたトマトにほんのりにんにくが効いていて、空の下で飲むビールとぴったりの一品。
「as always」の「砂肝とニラのピリ辛ナムル」は、ビールが進むピリ辛の味付けが食欲をそそります。
大人な雰囲気漂う恵比寿の街で、特別なヱビスを片手にワンランク上のおつまみを楽しむ、最高の時間が過ごせるイベントでした。
「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」の魅力に迫る!
今回の「YEBISU BEER HOLIDAY」で先行して味わうことができた「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」。このビールは、ヱビスブランドがこれまで培ってきた技術と知見を活かし、これまでのビールの概念にとらわれない新たなおいしさを追求する「YEBISU CREATIVE BREW」シリーズの第9弾です。
このシリーズは、恵比寿にある「YEBISU BREWERY TOKYO」と密接に関わっていて、ここでは小スケールの醸造設備でさまざまな挑戦を繰り返し、お客様の反応を見ながら磨き上げたビールを全国発売しています。
「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」は、そのような背景から生まれた一本なのです。

ヱビス初。国産ホップ100%への挑戦
「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」の大きな特徴は、貴重な国産ホップを100%使用していること。これは、ヱビスブランドとしては初めての試みとなりました。ヱビスビールは、日本のプレミアムビールの先駆者として日本の原料が持つ魅力をさらに追求し、その価値をお客様に届けたいという強い想いがありました。一方で、日本のホップは繊細で香りが穏やかなものが多いため、ヱビスらしい豊かな味わいをどう実現するかは、挑戦でもありました。
この挑戦を乗り越えるため、以下の3つの点にこだわっています。
1,サッポロビールが誇る国産ホップを100%使用
100年以上の歴史の中で開発・育種してきた3種類のホップを厳選し、日本らしい優美な味わいを実現しました。
2,ホップの個性を最大限に引き出す添加方法
3種類のホップが持つそれぞれの特徴を活かすため、3段階に分けて添加しています。
3,ヱビス酵母による奥深いコクと余韻
ヱビスがこだわり続けるヱビス酵母を使用することで、3種のホップの個性を融合させ、ヱビスならではの奥深いコクと余韻を生み出しています。

3種の国産ホップが織りなすハーモニー
どんな国産ホップを使っているのか気になってきますよね。ここからは「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」を彩る3つのホップについてご紹介します。
日本固有の伝統品種「信州早生」
サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所の頃から育種・開発され、1910年の開発開始から100年以上経った今もなお、主力品種として使われ続けている伝統的なホップ。奥深い苦みが特徴で、後味に心地よい余韻を残します。
伝統の系譜を継ぐ「リトルスター」
最高級を称されるファインアロマホップに分類される品種で、上品でハーバルな香りが特徴です。
世界を驚かせるかもしれない新品種「フラノマジカル」
2021年に品種登録されたばかりの新しいホップ。ワインにも含まれるフルーティーな香りの成分が、世界最高水準(※)含まれています。穏やかな香りが多かったこれまでの国産ホップとは一線を画し、海外のホップにも引けを取らない華やかでトロピカルな香りが特徴です。今回は、アクセントとして加えることで、上品かつ力強い香りを実現しました。
特徴の異なる3種の国産ホップの個性を最大限に引き出した、力強く優美な味わいの「ヱビス クリエイティブブリュー 和奏」。ぜひ楽しんでみてくださいね。
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※当社調べ(文献「Development of a flavor hop (Humulus lupulus L.) cultivar, “Furano Magical,” with cones rich in 4-methyl-4-sulfanylpentan-2-one」において)
(文・写真=田原奈奈)