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【後編】初代「SORACHI 1984 マスターエバンジェリスト」誕生!〜伝説は、彼らが繋いでいく〜

伝説のホップ「ソラチエース」から生まれたビール「SORACHI 1984」。その物語と独自の魅力を伝える伝道者として、「SORACHI 1984 マスターエバンジェリスト」制度が新たにスタートしました。

その名誉ある称号を手にするべく選ばれたのは、4名の候補者たち。本記事では、彼らが初代マスターエバンジェリストとなるまでの道のりをレポート。前編では2回にわたって行われた研修・試験の模様を、後編では「ソラチエース誕生祭」での任命式の様子を、余すところなくお届けします。

「ソラチエース」の誕生日を祝う
「SORACHI BIRTHDAY FEST.2025」で任命式を実施

伝説のホップ「ソラチエース」の誕生日を祝う祭典、「SORACHI BIRTHDAY FEST. 2025」が、9月5日(金)に銀座クラシックホールにて開催されました。その熱気あふれる様子の一部はYouTubeやInstagram Liveでもオンライン配信され、全国のファンと共に特別な時間を分かち合いました 。

今年の誕生祭がこれまでと大きく違ったのは、抽選で選ばれた一般のファンの方々を会場にお招きしたことです 。その抽選倍率は、なんと約7倍 。「たくさんの人と、リアルな場でお祝いしたい」という想いから、会場には可能な限りの席を用意 。ゲスト88名に加え、運営を支える「SORACHI MEMBERS」やスタッフの皆さんを含めると、総勢約115名もの仲間が、この特別な夜のために集結しました。

会場に到着したお客様を出迎えたのは、SORACHI 1984の樽生。そしてその一杯を注いでいたのは、この後お披露目されることになる初代「SORACHI 1984 マスターエバンジェリスト」の4人です 。

さらに、ビールが注がれたカップもこの日のための特別仕様 。札幌で大人気となっている「BEER STAND SORACHI」でも使われているアルミカップの限定デザインバージョンです。

任命式の前には毎年恒例の
19時8分4秒に行われる乾杯も

ソラチエース誕生祭には、恒例となっている一大イベントがあります。それは、ホップが品種登録された「1984年」にちなんで、19時8分4秒に行われる乾杯です。その乾杯には独自の流儀が。日本で生まれアメリカでブレイクした「帰国子女」のような「ソラチエース」に敬意を表し、気分を上げて楽しむため、「乾杯!」の発声に対し、参加者全員がグラスを掲げながら語尾を上げて「ソラーチ!」と応えるのです。

毎年うまくいくか、全員がそわそわするこの瞬間 。19時8分00秒からカウントダウンがスタートします 。

「3、2、1…」

「カンパーイ!」

「ソラーーチ!!」

今年も無事、19時8分4秒に乾杯!オンライン参加のファン、そして会場に集った大勢の皆さんと心を一つにできた、最高の瞬間となりました。

祝福に包まれた任命式。
4名の初代マスターエバンジェリストが語る熱き決意

乾杯の盛り上がりの中、会場スクリーンに映し出されたのは、この日初お披露目となる「SORACHI 1984 マスターエバンジェリスト」のエンブレム。会場が「おおっ」というどよめきに包まれる中、温かい拍手に迎えられて4名がステージに登壇し、いよいよ任命式が始まります。

SORACHI 1984の伝説の物語や個性あふれるおいしさを
広く世の中に届けていく伝道者。
SORACHI 1984への熱い想いと覚悟を胸に、確かな知識と専門知識を持ち、
様々な人の共感を得て、心を動かすことで、
SORACHI 1984 がいつでもどこでも楽しめるビールになることを先導します。
Sales・Expertise・Passion

新井が一人ひとり名前を呼び、任命証を読み上げていきます。

「世界に誇る、世界で認められた伝説のホップ、ソラチエース。そのソラチエースだけを使ったビールSORACHI 1984ブランドのストーリーと個性を深く理解し、その独自の価値を継承し、社内外に志を共にする仲間の輪を広げていく伝道者としてSORACHI 1984マスターエバンジェリストと任命します」

任命証を手渡す度に会場は大きな拍手に包まれました。ちなみに、力強い筆致で書かれた任命証の名前と日付は、書家の小杉卓さんに書いていただいたものです。

それでは、記念すべき「SORACHI 1984 初代マスターエバンジェリスト」に選ばれた4名をここで改めてご紹介しましょう。未来に向けた熱い決意も併せてお届けします。

1人目:吉江拓樹

2015年に新卒で入社後、流通営業のマーケティング部からキャリアをスタート 。その後、長野支社で流通営業を2年間経験し、六本木や麻布エリアで3年半業務用営業を担当 。現在は名古屋を拠点に大手外食企業を主に担当。

トップの成績で試験に合格したのが吉江です。その成績通り何事にもストイックに向き合い、強い信念を持っている営業マンです。

「誕生祭に参加して、『こんな世界があったんだ』と、改めてブランドが持つ熱量の高さを実感しました。これまで、アメリカ研修や今回の研修などを通して、自分なりに想いは高まっていたつもりでしたが、こんなにもSORACHI 1984を大好きでいてくれる方々がいる。まさに会社がテーマに掲げる熱狂的なファンづくりが体現されている光景でした。新井さんの熱い想いを中心に、こんなにも多くの仲間が集まっている。そして、その輪の中に自分も加われたことが嬉しいです。

だからこそ、マスターエバンジェリストとしての私のミッションは単に取扱店や売上を増やすことではありません。それよりも、SORACHI 1984というブランドに共感し、情熱を持って語ってくれる人を、社内外問わず一人でも多く増やすこと。それが一番の目標であり挑戦です」(吉江)

2人目:中原祐介

中途入社でサッポロビールに入社し9年目 。これまで広島や東京の外食営業本部で、料飲店様向けの営業として活躍。今年秋からはその舞台を大阪へと移す。営業活動の傍ら社内のサステナビリティ関連部署も兼務 。上富良野のホップ農家の雇用維持といった、ブランドの未来を支える取り組みにも関わっている。

SORACHI 1984が持つ他にない商品価値に魅力を感じ、積極的に提案を続けてきた中原。冷静着実で物事を俯瞰しながら仕事に取り組んでいますが、その内には熱い炎を秘めています。

「人のご縁を繋ぐことができるこのブランドのマスターエバンジェリストに任命していただき、本当にありがたいです。誕生祭でファンの皆さんと直接お話しできたことで、他のブランドにはないSORACHI 1984に向けられる熱量の高さを肌で感じ、このご縁をさらに広げていきたいという想いが一層強くなりました。

まだ多くの方に知られていないSORACHI 1984の価値や取り組みを発信していくことが私の使命です。そして将来的には、このブランドを通してこれまでにない新しい価値、まさに“0を1にする”ような挑戦を行い、その中心に自分がいたいです」(中原)

3人目:松原裕樹

2017年に中途入社。栃木県の宇都宮や那須・日光エリアで営業担当としてキャリアをスタート。その後、福島県郡山へ異動し業務用営業の経験を積む。現在は西日本外食企画部に所属 。岡山から沖縄まで西日本エリアで活動する営業メンバーの支援や戦略的な役割を担っている。

明るく気さくな人柄の松原。その根底には、サッポロビールとSORACHI 1984への深い愛があり、研修中も率先して新井と今後の取り組みについて議論を交わすなど、情熱的な姿が印象的でした。

「まだ知られていないけれど、ものすごくかっこいいビール。SORACHI 1984を自分たちの手で広げていけるなんて、最高です。しかも歴史や物語を語ってくれるファンという応援団までいるんですから。こんなに素敵なファン、他のビールにはなかなかいません。

研修では、新井さんや山本学長の“本気”が伝わってきて、改めて責任の重さを感じました。真剣に向き合っている人たちが作ったビールを担当できる自分たちは、本当に幸せ者です。

だからこそ、自分にプレッシャーをかける意味でも、最後にファンの方と約束しました。『一年かけて、もっとSORACHI 1984を広げます。そしてまた一年後に会いましょう』と。SORACHI 1984の価値を届けられるかどうかは、私たちにかかっています。一年後、楽しみにしていてください」

4人目:出町悠貴

2022年にサッポロビールに中途入社。北海道出身で、入社以来、地元北海道の業務用営業担当としてキャリアを歩んでいる。

社内では「ミスターソラチ」とも噂される、愛すべきキャラクターの出町。入社前から「SORACHI 1984」のファンだったという、生粋のソラチラバーです。

「誕生祭に参加して、このブランドが持つポテンシャルを改めて強く感じました。ファンの皆さんとたくさんお話することができ、熱い想いに触れられたのも嬉しかったです。ファンの愛に支えられてここまで育ったことが肌で感じられて、そしてもっと伸びていくブランドなのだと実感しました。

研修を重ねるごとに、『もっとSORACHI 1984を発信したい』という熱量はどんどん高まっていきました。全国でたった4人というマスターエバンジェリストとして、これからはもっと多くのファンを作っていきます。私は現在北海道本部にいるので、この地でブランドを体現するような素敵なお店をもっと作っていくことが、今の目標です」

こうして、SORACHI 1984の未来を共に創っていく「マスターエバンジェリスト」の誕生と、彼らと共に、SORACHI 1984の輪をより広げていくという新しい挑戦への期待に、会場は温かい拍手に包まれました。

4名が身に着けているエンブレム入りのエプロンやピンバッジは、これから彼らがマスターエバンジェリストとして活動していくための大切なアイテムです。

それではここで、マスターエバンジェリストを任命した、SORACHI 1984 ブリューイングデザイナーの新井氏からもコメントをもらっていますのでご紹介します。

「SORACHI 1984の発売から6年が過ぎ、多くの場所で飲めるようになってきました。そして、社内・社外問わずファンも増えてきています。このタイミングで、さらにこの勢いを加速させるために、マスターエバンジェリストの仕組みを開始することにしました。ただ売るだけではなく、ストーリーを伝え、ファンの輪を広げていく。そんなことが、いろいろな場所・シーンで同時進行で起こっていくことを考えるだけで、ほんとにワクワクしています。これからのSORACHI 1984の快進撃を、ぜひお楽しみに!」

ますます楽しみになってきたSORACHI 1984。マスターエバンジェリストの今後の活躍に、どうぞご期待ください。

★SORACHI 1984ブランドサイトを見る

★ソラチエース誕生祭内の任命式の様子はこちら

★前編はこちら

(文=田原奈奈、写真=志田彩香)

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