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OTOAJITO:シンガーの Salyuさんをお迎え♪
OTOAJITOには、2015年以来9年ぶりのご出演となったSalyuさん。今年デビュー20周年を記念して、豪華アーティストが参加するトリビュート・アルバム『grafting』をリリースされますが、今回はそんなSalyuさんのデビュー当時を振り返りながら、最近聴いている音楽や、これまでに観た印象的なライブのお話など、じっくりと伺いました。
2004年にソロデビューをし、その歌声で多くのリスナーを魅了してきたSalyuさん。「重みのある年月ではあります。たった1人で作り上げられた活動ではないので、多くの人と喜びを分かち合いたい。そして支えてくださったファンの方々をはじめ、皆さんに感謝を伝えたいっていう1年になっています。喜びも悩みも鮮やかな20年間だったと思います。」と振り返りました。
デビュー当時に聴いていた音楽として最初に挙げたのは、シガー・ロス。「周りの方々にいろんな音楽を教えてもらいながら、好きな音楽を見つけてきたんですが、もしかするとシガー・ロスの存在を教えてくれたのは、小林武史さんだったかもしれません。小林さんはシガー・ロスの音像を、『スピリチュアル・ポップス』と表現していて、それがSalyuのデビューに向かってのリファレンスの1つにもなっていました。」ライブも観に行ったことがあるそうで、「シガー・ロスの音楽って立って聴く音楽というより、座ってじっくり噛み締めながら聴きたいロックだなって思ったのを覚えています。」と話しました。
その他に聴いていた音楽で思い出に残っていると話したのは、チボ・マット。「学生時代に「Spoon」っていう曲をラジオで聴いて、とても好きになったんですが、Salyuとしてデビューする前に小林武史さんの勧めで、ニューヨークに音楽制作をしに行ったんですよ。その時にチボ・マットの本田ゆかさんと同じ現場で制作をさせてもらって、よく楽曲も聴いていました。」ニューヨークでは本田さんから『女の子が人生を楽しむために必要な3つのこと』を教えてもらったり、スタジオには本田さんの友人であるショーン・レノンが訪れ、Salyuさんも含め、一緒にセッションをしたりと、充実した日々を過ごされたそうです。
幼い頃にはピアノを習っていたり、合唱団に入っていたりと、音楽と近い環境で育ってきたというSalyuさん。高校生の時に、音楽の道に進むべく様々なオーディションを受けている中で、 レコード会社の育成機関に入ることが決まり、その流れで小林武史さんと出会ったそうです。そして岩井俊二監督の映画「リリイ・シュシュのすべて」と連動したプロジェクトに参加し、音楽活動を本格化させました。「小林さんと出会った数ヶ月後に、岩井俊二さんが小林さんに映画の構想を持ちかけてきたんですよ。小林さんが『君が歌うっていうことも、なくはないかな。』とおっしゃっていて、そんな話の始まりでしたね。」と経緯を明かしました。
こちらは“OTOAJITO”の記事です。