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ワインの世界的名産地「ナパバレー」をモノポリーで旅する!
ナパバレーの有名ワイナリーが登場する、モノポリーの最新作 Hasbro
どこの家庭にも必ず1セットは存在する「モノポリー」。1935年に初めてリリースされて以来、長きにわたって世界中で愛されてきたボードゲームの定番で、始めるといつまで経っても終わりがないのに、なぜかハマってしまうことで知られています。このゲームの基本コンセプトは数多くのテーマやシチュエーションに応用され、映画やアニメ、ビデオゲームのみならず、有名都市、有名大学を舞台にしたものなどスピンオフのモノポリーは星の数ほどあるといっても過言ではありません。
しかし、それでもまた新バージョンが出てくるのもモノポリーのすごいところ。そしてつい先日も、アメリカで最も有名なワイン名産地が公式モノポリーを発売すると発表しました。その名も「ナパバレー版モノポリー」です。
米国のカードゲームメーカー「トップ・トランプス」が製作したこのナパバレー版も、他のコラボバージョンと同じく、オリジナル版に出てくるアトランティックシティの通りの名前や地名をナパバレーのものに置き換えて設定されています。ナパバレーで人気のカルチャースポット、歴史的ランドマーク、由緒ある名店が登場するほか、「共同基金カード」や「チャンスカード」の内容もカスタマイズされていて、アメリカを代表するワイン産地へのオマージュが細かなディテールにまで込められています。
例えば、モノポリーで最も有名な通り「ボードウォーク」には何が建っていると思いますか? もちろん「ナパ・セラーズ」「ホール・ワインズ」「ジャム・セラーズ」「フランク・ファミリー・ヴィンヤーズ」「ベリンジャー・ヴィンヤーズ」「スターリング・ヴィンヤーズ」などの有名ワイナリーです。また、ゲーム内で最も地価が高いこのエリアに、かの有名なグレープクラッシャーの像(ブドウを潰している農夫の銅像)を持ってくるとは、実に気が効いています。
ワインの名所が満載の「ナパバレー版モノポリー」Hasbro
ちなみに「ナパ・セラーズ」のチャンスカードは、「輝く太陽のもと、ナパ・セラーズが呼んでいる。ワイン畑のピクニックを予約しよう。150ドル払う」、共同基金カードは「ナパ・セラーズから次のヴィンテージの生産についてコンサルティングを求められた。200ドル受け取る」となっています。
「世界でも最も愛され、豊かな文化を持ち、また景色も美しいナパバレーを舞台にしたモノポリーをリリースすることができて、非常にうれしく思っています。多くの時間を費やして、ナパの活気あるコミュニティを描き出した作品で、地元の人だけでなく、ナパバレーを訪れるワイン好きの観光客にも楽しんでいただけると思います」と話すのはトップ・トランプスで米国代表を務めるジェニファー・トリプシー。「誰もが夢中になって楽しめるゲームにするため、地元の方々の貴重な意見を反映した内容になっています」。
「ナパバレー版モノポリー」は、希望小売価格39.95ドル(約5400円)で、アマゾン(米国)やTopTrumps.usのほか、ナパバレーにある一部の小売店やテイスティングルームでも販売しています。
この記事はFood & Wineのマイク・ポメランツが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。