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赤星★捜査ファイル#33 銀座「四季のおでん」私のおでん偏愛白書、第二章

あのお店はなぜ時代を超えて愛されるの? お客さんがみんな笑顔で出てくるのはどうして? 赤星探偵団の4代目団長・市川紗椰が、名店の暖簾をくぐり、左党たちを惹きつけてやまない「秘密」を探ります――。

数寄屋通り、金春通り、花椿通り、銀座ガス灯通り……。銀座の多くの通りは実に趣深い愛称で親しまれている。花柳界で芸者衆の手配などを行う施設「見番」。新橋芸者の新橋見番が入る新橋会館ビルの前の通りは、その名も「見番通り」と呼ばれ、銀座の街の夜の顔を華やかに彩っている。

その一角に建つペンシルビルの奥に「四季のおでん」はある。店名が示すとおり、四季折々の種で一年中おでんを楽しめる店だ。おでんには目がない、というか、おでんには異常な愛情を注いできたという市川団長が、その暖簾をくぐった。一直線にカウンターが伸びるだけのすっきりとした店内。品書きは壁に並ぶおでん種のみと潔い。

片瀬那奈(かたせ・なな)
1981年、東京生まれ。高校1年生の頃にスカウトされ、ファッションモデルとしての活動を開始。99年、「旭化成水着キャンペーンモデル」に起用され注目を集めると、女性誌『JJ』の専属モデルとなる。同年、『美少女H2』(フジテレビ系)で女優デビューを果たす。2001年には、当時19歳ながら、松下電工のCMキャンペーン「きれいなおねえさん」の3代目に抜擢され話題に。その後はモデル・女優・歌手・司会と活動の幅を広げ、ドラマ・映画の出演多数。

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