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クラフトビールの奥深い世界を体験! 「第2回ビールにハマりたい20代オフ会」レポートinけやきひろば春のビール祭り

「ビールの魅力はまだ分からないけれど、おいしさを知りたい!」「ビールを飲めるようになりたい!」このように、20代の中にはビールのことが気になりつつも、その苦みや炭酸にまだビールと距離がある人もいるのかもしれません。そんな若者が集まり、2025年5月30日(金)に、日本最大級のクラフトビールのお祭り「けやきひろば春のビール祭り」にて、「ビールにハマりたい20代オフ会」の第2弾が開催。開放的な空間の中、飲み比べを通してビールの魅力に触れて、ビールに関する楽しい雑学も紹介されました。参加者は、このイベントを通してビールとの距離が縮まり、ビール好きの仲間入りができたのでしょうか? その様子をぜひご覧ください。

今回は、日本最大級のクラフトビールの祭典
「けやきひろば春のビール祭り」にて開催

毎年春と秋の2回に開催される「けやきひろばビール祭り」。会場となるのはJR埼京線さいたま新都心駅直結の、さいたまスーパーアリーナ隣のけやきひろばです。今年の春は、5月28日(水)から6月1日(日)の5日間にわたって開催されました。日本全国、大小さまざまなクラフトビールのブルワリーや販売店など49社が勢ぞろいし、SORACHI 1984も出店しています。入場料は無料で、さまざまなブースのビールとグルメを自由に楽しめるため、連日多くのビール好きで賑わいます。

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今年のSORACHI 1984ブースは例年以上にポスターやパネルで飾り付けて、華やかなブースに。鮮やかなブルーがひときわ目を引くため、「あ、SORACHI 1984だ」と気づいて購入する人が多くいました。最近では、毎年出展していることもあって、SORACHI 1984のブリューイングデザイナーに会いに来る人も。その様子はまるで同窓会のようです。

20代オフ会が開催された金曜の午後は、お昼すぎまで時折小雨が降っていましたが、それでも多くの人がビールとおつまみを楽しんでいました。

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今回のブースはいつも以上に目立っていました。

色とりどり&個性豊かな
4種のSORACHI 1984を販売

今回は4種を販売。もちろん、これまでとはまた異なったビールが登場しました。それぞれ単品でも頼めますが、やはり飲み比べセットが人気。そのラインアップを写真右からご紹介しましょう。

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一番右:SORACHI 1984

みなさんご存知の「SORACHI 1984」。伝説のホップ「ソラチエース」だけでつくったシングルホップビールで、ヒノキやレモングラスのような香りとふくよかに広がる味わいの余韻が特徴です。会場では樽生で提供したので、缶とはまた違うフレッシュで爽やかな香りと飲み口を堪能できました。

右から2つ目:SORACHIパナシェ

レモン果汁をブレンドした「SORACHI 1984」のパナシェ。レモンの爽やかな果実が広がり、すっきりと飲みやすい1杯。これからの季節にぴったりの味わいです。

左から二つ目:SORACHI LATTE カクテル ブルー

ソラチラテとは、グラスを泡だけで満たすスタイルのビールのこと。そこに、ブルーリキュールをブレンドして、鮮やかなビアカクテルに仕上げました。一口飲んでみると、SORACHI 1984の泡が持つココナッツや蜂蜜を思わせる甘い香りと、ブルーキュラソーのフルーティーでほのかな苦みが絶妙に調和し、今までにない新感覚の味わいを楽しめます。

一番左:SORACHI LATTE カクテル カシス

こちらは、ソラチラテにカシスリキュールをブレンドしたもの。可愛らしい赤色のカクテルで、カシスの甘酸っぱさとまろやかな口当たりが味わえる、まるでデザートのようなカクテルです。

人, 男, キッチン, テーブル が含まれている画像AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。
SORACHI LATTE カクテル ブルーの完成風景を動画でどうぞ。リキュールの入ったカップを回しながら泡を満たすことで、泡自体にリキュールの香りと味わいをつけています。

SORACHI 1984の乾杯で
20代オフ会が賑やかにスタート

会場が賑わいを見せる中、テーブルエリアの一角に参加者6名が集合。今回は、大学3年生、大学4年生、大学院生とさまざまな年齢の学生の方に参加いただきました。

※全員20歳以上です

会のスタートに、運営スタッフの[わかさん]が挨拶します。

「このようなイベントでは、王道の黒ラベルなどを飲んでいただく機会が多いのですが、今回は、ビールにハマっていただきたいということで、クラフトビールをテーマにしました。個性さまざまなクラフトビールを通して、皆さんを新しい世界にお連れしたいと思います」

[わかさん]に続き、新井(今回はイベントのためニックネームは[先生])が乾杯の音頭を取ります。

「オフ会が始まったタイミングで雨もやみ、絶好のビール機会となりました。今日はビールの知識を深めつつ、さまざまなクラフトビールをカジュアルに楽しく味わっていただけたらと思います」

さて、いよいよお決まりの乾杯タイム。最初に運ばれてきたのはSORACHI 1984です。ということで、ソラチ流に語尾を上げて唱和する乾杯で、楽しい時間がスタートしました。

「カンパーイ!」「ソラ〜チ!」

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ビールをおいしく飲めるって、かっこいい!

まずは自己紹介とともに、このイベントで楽しみにしていることや、ビールについてどう思うかを話してもらいました。

「ビールは好きだけど、クラフトビールはあまり飲んだことがないです」

「最近クラフトビールにハマって飲み比べを楽しんでいます。おしゃれな缶もが多いのでインテリアにもしています」

「あまりお酒は飲まなくて、ビールも少し苦手。飲める人がかっこいいなと思います。今日をきっかけに好きになりたいです」

「黒ビールが好きなので、今まで飲んだことのない黒ビールを飲んでみたいです」

「ビールが一番好きなお酒ですが、クラフトビールは無知なのでいろいろ飲んでみたいです」

このように、人によってビールとの距離感や、なかよし度はさまざまです。また、参加者のほとんどがSORACHI 1984を初めて飲みましたが

「普通のビールより苦くない」

「いつものビールと違う香りで好み」

と好印象で、ビールの新しい一面を発見したようでした。

お肉やチーズなどのおつまみとともに、SORACHI 1984と会話をゆっくりと楽しんだ後は、SORACHIパナシェ、SORACHI LATTE カクテル ブルー、SORACHI LATTE カクテル カシスの飲み比べタイムへと移りました。

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皆さんでSORACHI 1984ブースに行き、泡でいっぱいのソラチラテが出来上がる様子を写真撮影。

ソラチラテのような泡が主役のビールを飲むのは、ほとんどの参加者にとって初めての体験。SORACHI LATTE カクテル ブルーとSORACHI LATTE カクテル カシスは、

「甘くてカクテルみたい」

「飲みやすい」

とビールが苦手な人でもカクテル感覚で楽しめたようです。次に飲んだSORACHIパナシェは、そのすっきりとした味わいが好評で

「レモンティーみたいで飲みやすい」

という声もあがりました。

リキュールを加えていないそのままのSORACHI LATTEも飲み比べ。ちなみに、SORACHI LATTEは、ぐびっと飲んで喉越しを楽しむのがおすすめの飲み方ですよ。

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めずらしい色合いなので写真に収める参加者も。

ソラチを片手に、「ビールを好きになったきっかけは?」「飲むときに好きなおつまみは?」といった会話で、参加者同士やスタッフの交流が深まっていきます。ビールを好きになったきっかけでは、

「最初は苦かったけれど、いつの間にかその苦みが嫌じゃなくなって、気がついたら大好きになっていました」

「沖縄旅行でBBQをしていてビールを飲んだときに、おいしいと感じるようになりました」

と、ビールとの素敵な出会いを語ってくれました。

ビールと料理の組み合わせでは、「お酒とご飯の掛け算の組み合わせがまだよく分からない」という意外な声もちらほら。そこでスタッフが先輩となっておすすめの組み合わせを紹介して盛り上がっていました。

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ソラチを堪能しながらまったりと歓談モードが続きます。

知ればもっと楽しくておいしい!
奥深きビールの世界

歓談が一段落したところで、[先生(SORACHI 1984 ブリューイングデザイナー)]から「知ると楽しいビールの世界」と題し、資料を交えながらビールにまつわる知識を話してくれました。このレポートでもその一部を簡単にご紹介します。

01.ビールと呼べる飲み物には決まりがある

ビールと一口に言っても、その種類はかなり幅広いですが、「麦芽」「ホップ」「水」の3つを使わないとビールとは呼べません。また、2018年に酒税法が改正され、ビールに使用できる副原料が大幅に増えました。

ちなみに、副原料の例としては、グレープフルーツなどの果物、レモングラスなどのハーブ、こしょうや山椒などの香辛料が挙げられます。

02.ビールの魂と言われるホップ

ホップは、ビールに苦味と香りを加えたり、泡持ちを良くしたり、さらにはビールの透明度を高めたりと、様々な役割を果たしてくれます。ビール以外ではほとんど使われない点も特徴的です。どのホップ品種を選ぶかによって、ビールの味や香りは大きく変わるので、ビールづくりにおいてとても重要な要素なのです。

SORACHI 1984には、ヒノキやレモングラスのような香りが特徴のホップ「ソラチエース」が使われています。サッポロビールが初めて品種登録したホップですが、1984年の登録当初はその強い個性ゆえに日の目を見ませんでした。しかし、海外でクラフトビールブームが起こり注目されるように。こうして、35年の時を経て日本で作られたのが、伝説のホップ「ソラチエース」を原料としたSORACHI 1984なのです。

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ビールを飲みながらお勉強タイム。

03.麦芽とホップに触れてみる

座学の後は、実際に麦芽とホップに触れてみます。麦芽は食べられるので参加者の皆さんもチャレンジ。麦芽の中でも、カラメル化を促進させたカラメル麦芽を口にすると、

「蜜っぽい味」

「香ばしい」

といった声が聞かれ、中にはおつまみにしてビールを飲む人も。

次に、ホップ「ソラチエース」の香りを体験。まずは球果をそのまま嗅ぎ、次に球果を割って嗅ぐと、より一層香りが感じられます。さらに、中にある黄色い粒のルプリンを潰すと香りはさらに強くなります。このルプリンが香りと苦味の素なのです。参加者からは、

「ビールの素のような香りがする」

「ハーブっぽい」

といった感想があがりました。

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麦芽を食べると癖になって止まらない人も。
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[先生]に教わりながらホップの香りを嗅ぎます。

04.ビアスタイルはなんと100種類以上!

IPA、ゴールデンエール、ピルスナー。これらは、似た性質を持つビールをカテゴリ分けした「ビアスタイル」と呼ばれるものです。現在、このビアスタイルは100種類以上あると言われていて、毎年新たなものが登場し、古いものが消えていくなど進化し続けています。

この「ビアスタイル」は、大きく分けるとエールビールとラガービールの2種類になります。エールビールは、華やかな香りと濃厚で上品な味わいが特徴です。この特性を活かし、ペールエール、IPA、ヴァイツェンなど多彩なバリエーションが生まれています。一方、ラガービールは、スッキリとした爽快な味わいが持ち味。これを極めていく形で、ピルスナーと呼ばれるスタイルに集約されています。

元々、ビールにはおらが町のビールというように、多様な味わいや種類がありましたが、1842年にチェコでピルスナーが誕生し、その見た目と飲みやすい味わいで世界的にヒットしました。それに対して、ビールの多様な味わいを取り戻す運動がアメリカを中心に起き、1970年代ごろからクラフトビールブームが生まれ今に至ります。クラフトビールの主流はIPAと呼ばれるホップを効かせた苦みも香りもあるビアスタイルです。飲んだこともがある人も多いでしょう。

バラエティ豊か!
19種類のクラフトビールを飲み比べ

さあ、いよいよ飲み比べタイムです。テーブルには、けやきひろば春のビール祭りに参加されていた6つのブルワリーから集められた19種類のビールが並びました。さまざまなビアスタイルはもちろんのこと、果実や香辛料など、つかっている副原料の種類も多岐にわたります。参加者は小さなグラスで少しずつ味わいながら、それぞれの感想を共有しました。

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会場を見学しながら、手分けしてビールを購入。
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圧巻の景色!色も香りも味わいもさまざま。

「黒ビールといっても苦いものや甘いもの、いろんな味わいがある」

「このIPAは、ワインみたい」

「ヴァイツェンって、本当にバナナの味がする」

と、自分の好きな味や、逆に少し苦手な味を知ることで、それぞれ自分の好みがはっきりしてきました。ビールの知識を学んだことで参加者の好奇心がより高まり、[先生]に色んな質問をしていました。その一部をご紹介します。

Q.海外のビールは水のように飲める感覚があるのですが、日本とのビールの違いは何ですか?

A.使っている原料やアルコール度数が違います。海外のビールはアルコール度数が低いものがあったり、麦芽100%ではなくコーンスターチなどの副原料を使ったりして軽く仕上げているため、そう感じられることが多くあります。

Q.IPAが好きなのですが、IPAにもいろんな味がある気がして、その違いは何ですか?

A. カレーには甘いものから激辛なものまで色いろんな辛さがありますが、それでもカレーであるように、IPAの苦味や香り、アルコール度数が異なってもIPAにカテゴライズされます。ちなみに、とても苦味が強くアルコール度数が高いIPAは「インペリアルIPA」と呼ばれ、かなりのインパクトがありますよ。

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いろんなビールを楽しみながら、最後の方には宴会モードに。

ビールが苦手は人は好きに
好きな人はもっと大好きに

あっという間の2時間半。最後に、[わかさん]が「皆さん、ビールにハマっていただけましたか?」と問いかけると、大盛りあがりの拍手が沸き起こりました。そして、それぞれ好きなクラフトビールを発表し合いました。

「いわて蔵ビールの山椒を使ったビールは、単体でもいけるし和食にも合いそうでおいしかったです」

「宮崎ひでじビールの日向夏を使ったビールです。ビールの苦みや香りに負けずに日向夏の香りや味わいも感じられるのがすごいと思いました」

「いわて蔵ビールの黒ビールが衝撃的でした。初めて黒ビールを飲みましたが、苦みが癖になりそうです」

そして、会の最初でビールが苦手だと話してくれた参加者からは、嬉しい変化のコメントが!

「ビールといっても黒ビールやヴァイツェンなど、いろんな種類があるなんて知りませんでした。ヴァイツェンは飲みやすかったし、コリアンダーを使ったベルジャンホワイトや、かぼすを使ったエールビールもおいしかったです。自分に合うビールがあることが発見できて良かったです」

感想を話してくれると、大きな拍手が起こりました。

「これからもビールを一緒に愛していきましょう」という[わかさん]の言葉で締めくくられた今回のイベント。参加者からのポジティブな感想に[わかさん][先生]をはじめとする運営スタッフ一同、大きな喜びを感じましたし何よりとても楽しい時間を過ごすことができました。

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好きなビールを忘れないように感想を書きながら飲んでくれました。
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↑最後に記念撮影!会が終わっても、ブースを巡ってビール祭りを楽しんでいる人も。

スタカンでは今後も定期的にさまざまなイベントを開催予定。SAPPORO STAR COMPANY公式ページを参照のうえ、興味があるものを見つけたら、ぜひぜひご応募くださいね。

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