そもそもアメリカのAVAとは？

新世界を語る上では欠かせないアメリカワイン。

皆さんはA.V.A（エー.ブイ.エー）という言葉を聞いたことがありますか？

A.V.Aとは、American Viticultural Areas（アメリカン・ヴィティカルチュラル・エリア）の略で、『米国政府認定ブドウ栽培地域』の意味です。言い換えると、アメリカでの「ブドウの栽培エリア」という意味です。

A.V.A○○という表記のワインの場合は、〇〇のエリアで採れたブドウを使っています、という意味です。このA.V.A.は、生産者達からの申請を受け、TTB（酒類・タバコ税貿易管理局）という機関が審査し、認定を出しています。

フランスのA.O.C.やイタリアのD.O.C.などの、『原産地呼称』と似ていますが、どちらもその産地名を名乗って良い栽培地区が決められているという点は同じです。しかしA.O.C.やD.O.C.などと違い、使用できるブドウ品種、最低熟成期間などがA.V.Aは決められていません。

さて、アメリカのA.V.A（栽培エリア）の中でも、皆さんが真っ先に思い浮かべるのはどこですか？

美味しいアメリカワインが少し高くても良いから飲みたい！と思った際に思い浮かべるエリアはナパ・ヴァレーではないでしょうか？

銘醸地として有名なナパ・ヴァレーには16のAVA（2024年現在）があります。土壌の違いや海からの影響の大小によって多様な微気候があるため、隣接した畑でも環境に差がありワインの味わいにも個性があります。

と、いうことでもちろんナパ・ヴァレーはもちろん素晴らしいエリアですが、近年ではナパ・ヴァレーのワインは価格も上がっており少し手が届きづらくなっているかと思います。

そこで今回は意外と知らない方も多いナイツ・ヴァレーについて紹介させて頂きます！

意外と知らない？！ナイツ・ヴァレーの魅力とは。

ナイツ・ヴァレーは、アメリカ・カリフォルニア州北部、ソノマ・ヴァレーのAVAを指します

ポイントはナパ・ヴァレーではなく、ソノマ・ヴァレーに属するということです。

テロワールとしては、東にナパのダイヤモンド・マウンテンとカリストガ、西にソノマのアレクサンダー・ヴァレーとチョーク・ヒルがあり、カリフォルニアのトップ カベルネ AVA に囲まれた小さな土地にあります。 この地域で最も暖かい日中と涼しい夜が続くこの微気候は、ボルドー品種の栽培に最適です。 ナイツ・ヴァレーはフルボディの赤ワインに理想的な土壌組成の恩恵も受けており、火山性で水はけの良い土壌からは密度とエレガンスの両方を備えたワインが生まれることがワイン愛好家の中では知られています。

銘醸地のナイツ・ヴァレーを有名にしたのはベリンジャーワイナリー

今ではAVAとして認定されているナイツ・ヴァレーですが、1900年代初頭はそのポテンシャルはあまり知られていませんでした。

ナイツ・ヴァレーがAVAとして認定されたのは1983年。その20年も前にこの地に目をつけたワイナリーがありました。それがベリンジャーワイナリーです。

べリンジャーは1960 年代半ばにカベルネ・ソーヴィニヨンの目的地としてナイツ・ヴァレーを開拓しました。1958年にナイツ・ヴァレーで牧草地を購入、そしてリリースしたワインがベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン。このワインが非常に高品質であったことも後押しとなり、1983年にはAVAとして認定されることになったのです。

現在、ベリンジャーはナイツ・ヴァレー AVA の最大の農家および生産者となっています。

ベリンジャーのワインを楽しむ。

ベリンジャーワイナリーについて

1876年創業のアメリカ屈指のワイナリー“ベリンジャー”は世界の一流レストランのリストを飾る逸品。ベリンジャーは、フレデリックとジェイコブのベリンジャー兄弟によってナパ・ヴァレーで創業したアメリカを代表する名門ワイナリー。禁酒法の時代もミサ用に特別に製造を許可され、ナパ・ヴァレー最古のワイナリーとして知られています。

ワイン・スペクテーター誌で、「プライベート・リザーブ」が赤・白ワイン共にその年の世界一のワインを意味する「ワイン・オブ・ザ・イヤー」に選出され、この権威ある賞を赤白両方で受賞したワイナリーは世界でベリンジャーのみ。まさに歴史に培われたワイン醸造の実力を象徴しています。

本拠地セント・ヘレナ ホームヴィンヤードをはじめ、８ヶ所に主要な畑を保有し、前述の通りナイツ・ヴァレーの開拓者としても著名です。

ナイツ・ヴァレーを含むベリンジャーのワインが、シェラトン都ホテル東京 1F「カフェ カリフォルニア」で開催される『WINE Event vol.6 ～ベリンジャー・ヴィンヤーズ～』に登場。クラシックなフランス料理の技法を大切にするシェフがモダンかつ繊細に仕上げる料理とのペアリングも楽しめること間違いなし。

シェラトン都ホテル東京

『WINE Event vol.6 ～ベリンジャー・ヴィンヤーズ～』

6回目を迎えたワインイベントは1876年創業のアメリカ屈指のワイナリー「ベリンジャー」とのコラボレーションが実現。ブランドアンバサダーの山本祥平氏がチョイスしたプレミアムワイン4種と､シェフ田淵義和のおりなす繊細な料理のペアリングをお楽しみいただけます。特別な一夜をカフェ カリフォルニアでお過ごしください。

開催日時：2025年5月27日(火) 18:30（受付開始18:00～）

会場：シェラトン都ホテル東京 1F「カフェ カリフォルニア」

料金： 16,000円  ⇒ 15,500円（※）

※こちらのページをご覧いただいた方限定の割引価格です。以下の専用URLからご予約ください。

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お問い合わせ：カフェ カリフォルニア T0120-95-6661（11:30～21:00 / 月曜日 12:00～17:00）

定休日：月曜日

協賛：サッポロビール株式会社

※ 料金には料理・ワイン・税金・サービス料10％が含まれております。

※ 食材によるアレルギーのあるお客様は、あらかじめスタッフにお申し付けください。

※ 食材の都合により、メニュー内容や料金を予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。

※ 写真はイメージです。