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OTOAJITO:アコーディオニストの cobaさんをお迎え♪
数々の国際コンクールで優勝し、日本随一のアコーディオニストとして知られるcobaさん。OTOAJITOには2010年以来、14年ぶりのご出演となりました。クリス・ペプラーとは久しぶりの対面だったようで、「クリスは全然変わらないね。」と番組冒頭で述べ、対するクリス・ペプラーもcobaさんの見た目が以前から変わっていないと感じ、「自分でも意識してキープしているの?」と質問。cobaさんは「やっぱり楽器が重いから、ジムとかに行って、身体を保ちながら演奏家を続けています。」と答えました。ちなみにcobaさんが使用しているアコーディオンは13キロの重さがあるとのことです。
cobaさんは10歳でアコーディオンを始め、18歳でイタリアへ留学。ヴェネツィアにある名門校、ルチアーノ・ファンチェルリ音楽院アコーディオン科を首席で卒業されています。「学校のみんなはフレンドリーに接してくれましたが、ウィーンで世界コンクールに初めて出た時は、結構煙たがれましたね。日本人がアコーディオンを
演奏しに来るなんていうことは、本当に意外だったみたいです。でも予選で演奏したら、みんなぶったまげて、『それ見たことか!』って思いましたね。」実際に優勝すると、それまで冷たい目で見ていた周りの人たちは、手のひらを返したようにcobaさんに接してきたと述べ、クリス・ペプラーは「よくある話だよね!」と笑いながら反応しました。
最近もツアーでイタリアへ行ってきたそうです。「イタリアで合計3本、隣のスロベニアで1本、コンサートをやってきました。移動して本番、移動して本番の繰り返し、運転も全部自分でしていたので大変でした。」と振り返りました。コンサートではお客さんの反応も良く、大盛況で嬉しかったと語りました。イタリアではアコーディオンを用いたジャズ、スロベニアでは民族音楽に感銘を受けたと話しました。
1991年にCDデビューし、そこから数えると30年以上のキャリアを誇るcobaさん。デビュー当時に聴いていた音楽についても伺いました。「バッハ、スカルラッティ、ダカンとかね、クラシックを一生懸命聴いていました。ジョン・ケージやシュトックハウゼンのような前衛音楽もですね。あとはエドアルド・ベンナートなど、当時流行っていたイタリアのポップスも聴いていましたよ。」
加えてプログレッシブ・ロックもcobaさんのルーツの一つだそう。「キング・クリムゾンやイエス、ELPなど、プログレはずっと聴いていました。高校の学園祭では、イエスの『危機』というアルバムをアコーディオンで完コピしたこともありましたね。そもそも僕のアコーディオン人生は、アコーディオンのイメージを変えたいっていうところから始まったので、何かきっかけになる音楽が欲しかったんですよ。
ジャズとかクラシックでアコーディオンのイメージが変わると思っていなかったから、やっぱりロックだなと思ってずっと聴いていました。」
こちらは“OTOAJITO”の記事です。