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OTOAJITO:トランペット奏者の 松井秀太郎さんをお出迎え♪
1999年生まれ、東京都国立市出身の松井さん。国立音楽大学のジャズ専修を首席で卒業し、昨年、小曽根真さんプロデュースのもとメジャーデビューを果たした、ジャズ・シーンで注目の若手アーティストです。OTOAJITOには今回が初出演ということで、ジャズとの出会いや尊敬するアーティストについてなど、じっくりお話を伺いました。
小さい頃から音楽に興味があったという松井さん。「両親は音楽をやっていなかったんですが、自分は家にあった1オクターブくらいしかない鍵盤をずっと弾いていたみたいで、両親が「この子は音楽が好きなんじゃないか?」と思って、キーボードを買ってくれたんです。幼稚園で歌った曲の伴奏を自分で探りながら弾いていたらしいです。」と話しました。その後、ピアノを習うようになったそうですが、「この音はこの指で弾く」という教えられ方に馴染めず、すぐに辞めてしまったとのこと。
松井さんは小学生3年生で、学校の金管バンドに入ったことでトランペットを演奏し始め、少しずつ楽譜が読めるようになったそう。トランペットに惹かれた理由について、「唇を震わせて音を出すので、歌や声に近い楽器だと思っています。指を変えただけでは思った音が出ないんですが、口の中を変えるだけで、同じドレミでも全然違う表情をつけることが出来る。そこがトランペットの好きなところです。」と語りました。プロになることを目指すまでは、遊びのような感覚でトランペットを演奏していたため、松井さん的には特に練習といった練習をしてこなかったそう。「小学校の頃は金管バンドだったので、マーチが中心。高校の吹奏楽部では、オペラやバレエ音楽に触れることが多かったです。なので、家でオーケストラの音楽を流して、トランペットのパートを吹くみたいな遊びを1人でやっていました。」
クラシック音楽をよく聴いていたという松井さんが、最初に好きになったのはチャイコフスキー。「中学の顧問の先生が好きだったので、チャイコフスキーの曲をよく演奏していたんです。なので自分もチャイコフスキーばかり聴いていました。シンプルな音列で物語を作っているところに魅力を感じますね。シンプルなのにパワーがあります。」と話しました。
国立音楽大学に進学し、ジャズを学び始めた松井さん。クラシックからジャズへ転向について、「もともとポップスやビッグバンドも好きでしたし、クラシックではないトランペット奏者は、どうやって音を出しているんだろうって興味があって、とにかく行ってみよう!と思ったんです。」と説明しました。いわゆるJ-POPでは、椎名林檎さんが好きでよく聴いていたそう。「パッと聴いただけで理由もなくカッコいいですよね。唯一無二な世界観にも衝撃を受けましたし、トランペットも『こういうトランペット、カッコいいよね』っていう 使われ方をしているんです。」と魅力を語りました。
こちらは“OTOAJITO”の記事です。