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OTOAJITO:ピアノ弾き語りソロアーティストの 日食なつこさんをゲストにお迎え♪

OTOAJITOには2019年以来、5年ぶりのご出演となった日食なつこさん。数量限定で発売になった「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」で乾杯して、この5年の音楽制作の環境の変化や、最近気になっているアーティストについてなど、詳しくお話を伺いました。

前回出演時は東京在住だった日食さんは、コロナ禍以降に“日本のどこかの山奥”で暮らし始めたとのこと。「私は山生まれなので、もともと人生の最終地点を山にしたかったんです。コロナ禍で音楽活動が全てリモートになったことがきっかけで、山暮らしの練習を始めてみよう思い、家を探し始めました。」と理由を話しました。

山にある廃校の社宅として使われていた一軒家を賃貸契約しているとのことで、周りには民家が全くなく、一日中ピアノを弾いていても迷惑にならない場所なんだそう。「誰にも見られていない状態で、自分が何を歌うのか。そういう環境を作ることが出来たので、良い曲はたくさん書けたかなと思います。」

コロナ禍に入ると聴く音楽にも変化があったとのことで、「それまでは謎のプライドが邪魔して聴けなかったアーティストをよく聴いていました。同業者、いわゆるピアノ弾き語りの人達ですね。正しい音楽の聴き方が出来ていたかなと思います。」と話しました。

そんな日食さんには最近気になっているミュージシャンを伺いました。国内で“ぶっちぎり”で好きだと紹介したのは、iriさん。「まずはハスキーで素晴らしいボーカルですね。そして、よくよく聴くと歌詞がものすごく辛辣なんですよ。あれだけ自由自在に歌えたら、絶対に人生が楽しいはずなのに、全く歌詞が楽しそうじゃないんです。舞い上がってもいいはずなのに、舞い上がるようなリリックが全然出てこないのが大好きです。」と絶賛しました。日食さんは今年3月に行われたiriさんの武道館公演も観に行ったそうで、「ステージ上でもあまり動かないし、照明もシンプル。本当に強いミュージシャンは、ステージで音を出せば完結なんだなっていうのを見せつけられました。ゾッコンです。」と語りました。

続けて挙げたのは、アメリカのプロスケートボーダーでミュージシャンのトミー・ゲレロ。とある喫茶店に行った時にレコードで流れていて、気になってお店の人に聞いてみたらこの人だったんです。今まで知らなかったのが、お恥ずかしいくらいなんですが、今アルバムを遡って聴いています。リラックスが出来る、耳馴染みの良い音なんですが、コード感やメロディが泣かせすぎないところが好きですね。情緒的になりすぎず淡々と進む、砂糖味じゃなくて、塩味の音楽。そんな感じが今一番聞きたい音楽です。」

そして3人目に挙げたのは、日本のトラックメイカー・Refeeld。SNSでフォローされていたことがきっかけに聴き始めたそうで、先ほどのトミー・ゲレロと比べて情緒的なサウンドを鳴らすとのこと。「オーガニックで泣かせる展開を聴かせてくれる人で、センチになりたい時は、Refeeldさんに寄りかかればいつでも肩を貸してくれる。そんな音楽です。とても好きで、音源を買って楽しんでいます。」と魅力を語りました。クリス・ペプラーが「そんなに好きならコラボの提案とかもしてみたらいいんじゃない?」と述べると、「それが出来ないのも、日食さんらしさなんです。恋愛の話じゃないですけど、夢見ている瞬間が良いというか、仕事としての音楽とは違うんですよね。今挙げたお三方は、繋がりとか関係なくずっと聴いていきたいと思っています。」と答えました。

ライブにもよく足を運ぶという日食さん。印象に残っているライブとして挙げたのは、シンガポールの3人組インディロックバンド、Sobs(ソッブス)の来日公演。「新代田FEVERで見たライブですね。ポップさと東南アジアの陽気さがある大好きなバンドなんですが、当日は同期演奏が上手くいかなかったみたいで、曲が途中で止まったりしていたんです。でもメンバーがそれを負にしていなくて、こんなに転んでも楽しく見せてくれるんだ!最高じゃん!って思いました。」コロナ禍に知ったバンドだそうですが、Sobsに関しては、日食さんからのオファーでコラボが実現し、「ダム底の春 feat.Sobs」という曲を制作されています。

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