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OTOAJITO:作曲家・音楽家の 坂東祐大さんがご来店♪

1991年生まれ、大阪府出身の坂東さん。東京藝術大学作曲科を主席で卒業し、クラシックや現代音楽の作曲に加え、ドラマ、映画などのサウンドトラックや、J-POPのアレンジも手がけるなど、幅広い分野で活動されています。

ピアノを始めたのは2歳の頃。「母親が町のピアノの先生みたいなのをやってたんですよ。いつも母の膝の上に座って、生徒さんのレッスンを見ていたようなんですが、その流れから、いつのまにか僕もピアノを演奏するようになりました。」物心がついた頃にはピアノの教本があったとのこと。
「すごくつまらなかったという記憶があります。僕は自分から何かをやろうっていう意思があまりないんですよ。中学でロックを聴いて目覚めたとか、ヒップホップを聴いてやられたとか、そういうのが1ミリもなくて、気が付いたらここにいるっていう感じ。好奇心はある方なので、勉強はめちゃくちゃしていましたね。」

坂東さんが初めて手にしたCDは『だんご三兄弟』。当時大ヒットしていたことから、親にねだって
手にした1枚だったそう。その後、自分の意思で購入したのはビートルズのベストアルバム『1』だったと紹介しました。「中学に入る前でしたかね。お年玉を貯めて買って、よく聴いていました。当時、『ニュースステーション』という番組で、リマスターされたビートルズのMVが紹介されていて、興味を持ったのを覚えています。」

東京藝術大学附属高校に進学するため、中学の頃には作曲の勉強を始めていた坂東さん。「ハーモニー、コードの勉強をするんですが、六法全書みたいになっていて、『これはやってはいけない』 っていう禁則があるんですね。その意味ではビートルズは禁則だらけなんです。『習っていることと違うことがおこなわれているけど、カッコいい』みたいな感じで捉えていました。」

東京藝術大学附属高校を経て、東京藝術大学作曲科に進んだ坂東さん。現在の音楽性に影響を与えたのは、フランスの作曲家で指揮者のピエール・ブーレーズでした。「僕が現代音楽を学ぶ上で取っ掛かりとなったのがブーレーズ。彼は指揮者としても才能があり、20世紀以降の名作を網羅するレベルで指揮しているので、歴史を勉強するために曲を聴き、

著作を読むなどして、作品に触れてきました。」ブーレーズの魅力について聞かれると、「20世紀の歴史を自分の道にしちゃう傲慢さがあって、すごく面白いんですよ。あとはめちゃめちゃインテリなので、勉強になります。ただ、専門知識がないと太刀打ち出来ないような人なので、皆に勧めやすい音楽ではないですね。」

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