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ワインも宿泊も思う存分堪能したい!そんなあなたにおすすめのベストホテル7選

ワインが発明されたのはジョージアかもしれませんが、それを芸術の領域に高めたのはフランスです。ヨーロッパのワイン生産地として名高いフランスのワイン造りの伝統は、6世紀にまで遡ります。この深く根付いた伝統と世界を牽引するイノベーションを合わせ持つフランスの現在のワイン生産量は、年平均376億リットル。2022年はさらに増え、イタリアに注いでヨーロッパ2位になると予想されています。

とはいえ、フランスのワインが世界的な称賛を集めているのはその量ではなく質です。一流のワイン生産・輸出国としてのフランスの地位は確立されています。ワイン界におけるフランスの地位を如実に表す例といえば、シャンパンです。ご存じの通り、フランスのシャンパーニュ地方で生産されない限り、シャンパーニュと名乗ることは許されません。

フランス文化に欠くことのできないワインは、何世代も続いてきた数多くの家族経営のワイナリーにとって、喜びと楽しみであり、また生活の糧でもありました。ですから、フランスのいたるところ—特にブドウ栽培の盛んなボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、ロワール渓谷—に非常に素晴らしいワイナリーやブドウ畑が軒を連ねているのは至極当然のことといえるでしょう。

フランス人の生活にとってこれほど重要なワインを観光に取り入れることは理にかなっています。ワイン好き(そして素敵なホテルで飲みたい人)にとって、伝統あるブドウ畑を眼下に見下ろすシャトーに滞在する体験ほど素晴らしいものはありません。

そこで今回は、エステートで作られたビテージワインからマスターソムリエによる試飲&ガイドつきのビンヤードツアー、さらにはバラエティに富んだコースを提供するワインディナーまで、ワイン体験に重点を置いたフランス各地の最高級ホテル&リゾートを厳選してご紹介します。

ロイヤル・シャンパーニュ・テル & スパ(シャンピヨン)

ロイヤル・シャンパーニュ・オテル & スパ

シャンパンの生まれ故郷、シャンパーニュ地方にある「ロイヤル・シャンパーニュ・オテル & スパ」は、新作、ビンテージのワインの数々から、代表的なシャンパンや他ではなかなかお目にかかれないローカルで少量生産の超レアワインまで850種類以上を揃えるという品揃えが自慢です。

ここのコンシェルジュに頼めば、一般公開されていない著名なシャンパンメゾンでのプライベートテイスティングもアレンジしてくれます。ナイトキャップが欲しい? そんな時は、お部屋の電話にある「シャンパン・プリーズ」のボタンを押せば、すぐに届けてもらえます。

シャトー・トロロン・モンド(サン・テミリオン)

ワインを飲み、うたた寝するにぴったりの瀟洒なホテル シャトー・トロロン・モンド

“固有のテロワールがあるワイン”という表現は良く耳にすると思いますが、「シャトー・トロロン・モンド」についてもこれと同じことがいえます。丘の上に立つ宝石のように美しいこのホテルからは、眼下に広がる起伏のあるブドウ畑と、ユネスコ世界遺産に登録されたボルドー地方の中心にある美しい町、サン・テミリオンを眺めることができるのです。

この高名なプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(1級)格付けシャトーは、「気候変動に取り組む国際ワイナリー協議会(IWCA)」のメンバーとして、サステナビリティを真摯に追求しています。また、白い石造りの田舎風邸宅には個性豊かな客室2室とスイートルーム1室、さらに貸し切り可能な18世紀の壮麗なシャトーを備えるなどゲストに対するおもてなしも完璧です。

レ・ソーシズ・ ドゥ・ シェヴェルニー(シェヴェルニー)

レ・ソーシズ・ ドゥ・ シェヴェルニー

レ・ソーシズ・ ドゥ・ シェヴェルニー」は、フランスの田舎の魅力を堪能できる、ゆったりと落ち着いたシャトー風ホテルです。また、ロワール渓谷にあるブドウ畑では、ワインに関連した多彩なアクティビティも開催しています。こちらのブドウ畑で栽培されているのは、フランス王フランシス1世が好んだといわれるロモランティン。当主のフィリップ・テシエさんが愛情込めて世話するブドウが、太陽の光を浴びて輝いています。

古いワイン庫に作られた雰囲気満点のバーでは、こちらのエステートで作られたオーガニック認証の「AOCクール・シェヴェルニー」のビンテージワイン「ラ・グランド・ヴィーニュ」が飲めるだけでなく、マスターソムリエによるテイスティングワークショップに参加することもできます。おとぎ話に出てくるお城のようなこのホテルのスパでは、人気のフェイス&ボディコースでグレープシードエキスを使ったコスメブランドとして知られる「コーダリー」の商品を揃えています。つまりブドウの使い道はワインだけではないのです。

コキラード・プロヴァンス・リゾート & スパ(ガルガ)

コキラード・プロヴァンス・リゾート & スパ

リュベロン地方のガルガ村郊外にある「コキラード・プロヴァンス・リゾート & スパ」は、「Travel + Leisure」の「2022年世界のベスト賞」でフランスのベストリゾートに選ばれています。田園ならではのエレガンスを体現した、絵画のように美しいホテル内には、香り高く美しいラベンダーやヒノキ、オリーブの木立が植っています。

それは、キリッとした酸味が爽やかなロゼ「キュヴェ・コキヤード」を飲むのに完璧な舞台といえるでしょう。敷地内にあるブドウ園「アウレト」で作られた、このホテルでしか手に入らないワインを楽しむには、うららかな夏の午後のプールサイドが一番のおすすめです。

ワインを飲んでのんびりするだけでは物足りない方は、ガイド付きブドウ園散策、テイスティングワークショップ、ワイン&チーズのペアリング、ワイン醸造ツアー、整然と並んだ樽が圧巻のバレルセラー見学なども用意されています。

ル・サン・ジェームス(ブリアック)

ル・サン・ジェームス

「ルレ・エ・シャトー」傘下の「ル・サン・ジェームス」は、伝統的なフランスのワイン産地でありながら、とてもモダンな休暇を過ごせることで人気です。その素晴らしい眺望から「ボルドーのバルコニー」と呼ばれる町、ブリアックにあるこのホテルを設計したのは、世界的に活躍するフランス人建築家、ジャン・ヌーベル。コンテンポラリーな建築、ブドウ、圧倒的なパノラマの風景と様々な魅力にあふれています。

標高90m、西向きの丘で育つ950本のブドウの木は、今なおこのホテルの大きな誇りです。熟したオーガニックのメルローは、敷地内の「ヴァン・デュ・ジャルダン」で醸造されます。完成した年600本限定のワインは、ホテル内のバーとレストランで味わうことができます。また、グルメな人たちの間では、ペアリングのワインにこだわり抜いた料理教室も好評を博しています。

シャトー・ド・メルキュエス(メルキュエス)

シャトー・ド・メルキュエス

風光明媚で、南フランスの秘宝と称されるロット渓谷は、柔らかく深い味わいを特徴とする赤ワインの産地として知られています。この銘醸地に立つ13世紀の瀟洒な古城を改装したのが「シャトー・ド・メルキュエス」。こちらも「ルレ・エ・シャトー」傘下ですが、おとぎ話の世界がそのまま現実になったかのようなリゾートホテルです。手入れの行き届いた庭園や実がたわわになったブドウの木が、本当に心地よく素晴らしい雰囲気を醸し出しています。

宿泊客は、地下セラーやブドウ畑を訪れるだけでなく、ブドウ栽培について学んだり、ソムリエによるテイスティングを楽しむこともできます。また、ケルシー地方の郷土料理やカオール地区の「マルベック」が楽しめる、ミシュラン星付きのレストラン「ル・デュエーズ」は食通の間でも人気です。

ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー(ソリュー)

ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー

ブルゴーニュの一等地にある「ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー」は、この地域をベースとする世界的ワイナリーへのアクセスが抜群です。ですが、世界最高峰のワインを味わうのにホテルを出る必要はありません。

食通の多くが訪れることを夢に見るミシュラン2つ星のレストラン「ラ・コート・ドール」は、洗練されたブルゴーニュ料理と1万5000本のワインを揃える「ベルナール・ロワゾー・セラー」で人気を集めています。また、ディナー時にワインを飲み比べてみたい方は、食事に合う複数のビンテージワインを最新式ワインサーバーから試飲することもできます。「ルレ・エ・シャトー」を代表するこのホテルでは、自家製ワインの「ベルナール・ロワゾー」も入手可能です。

この記事はTravel & Leisureのリンジー・コーンが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで

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