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カリブの青い海に浮かんで、旨辛タコスと冷えたドリンクに舌鼓を打つ

いつかは行ってみたい、海上タコス・レストラン

なかなか気軽に行けない、そして誰も知らない楽園のようなロケーションで食事をしたいと思ったら、アメリカ領ヴァージン諸島にあるセントジョン島へのホリデーがお薦めです。カリブ海に浮かぶ風光明媚な島で、とろりと煮込んだチキンとポテトのカレーがあふれんばかりに入ったトルティーヤにかぶりついては、地元の「セント・ジョン・ブルワリー」が作るキンキンに冷えたハードセルツァーで、新鮮ハラペーニョ、コリアンダー、パイナップル・チャツネの辛さを和らげる……。想像するだけでワクワクしてきませんか。

こんな夢を実現してくれるのが、陸地からボートでしかアクセスできない「ライムアウト」。この海上レストランはもちろん海に浮かんだ蜃気楼ではありません。食事とドリンクを提供し始めてもう3年の月日が経過しました。

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「ライムアウト」周辺の海に浮かんでタコスを楽しむ客たち Photography/Courtesy of Lime Out

島の東側にある珊瑚礁の港に停泊している明るい緑の小屋を、幼なじみであるリチャード・バラノフスキ氏、デーン・ター氏、ディラン・バカルター氏の3人が浮舟の上に建てました。地元レストラン「ライムイン」(インとアウトをかけています)を所有するバラノフスキ氏は、長年シェフとして活躍してきたアマロ・リヴェラ氏を迎え、カリブ海の味と食材をふんだんに使って、手で持って食べられる究極のフード、タコスのランチメニューを作り上げたのです。

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ドリンクを楽しむ客たち Photography/Courtesy of Lime Out

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波に揺られながら客の元へ届けられるデリバリートレイ Photography/Courtesy of Lime Out

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こちらが「ライムアウト」のタコス Photography/Courtesy of Lime Out

ライムアウトはボートでしか辿り着けないので、観光客はスピードボートやカヤック、パドルボートなどをレンタルします。岸からは30メートル程度ですが、当然ながら岸から泳いでいくことは禁止です。しかし、レストランは徐行区域内にあるので、ボートからの数メートルは自分で泳いで行くことになります。

ライムアウトのランチはまるでパーティーのような雰囲気なので、必ずボートの操縦を任せられる人を確保しておきましょう。楽しい午後の始まりは、海から上がった体を乾かしつつ飲む、甘酸っぱいタマリンド・ジュースを入れたウォッカ。続いては、タイ産のチリ風味テキーラ、新鮮なスイカとライムのジュース、パイナップルのシンプルシロップで作る「ザ・デンジャー」や、ジン、自家製のキューカンバー・ライムソーダ、フレシュライム・ジュースをベースにした「ハーバークーラー」など、冷たいクラフトカクテルがお薦めです。

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「ライムアウト」のメニュー Photography/Courtesy of Lime Out

タコスの値段は$8(約1100円)から$12(約1700円)。ビーガン向けにも、スモークパプリカ風味のブラックビーンズ、キヌア、オニオンピクルス、ワカモレ、ハラペーニョ、スライスしたラディシュ、地元産の有機マイクログリーンなど、様々なオプションが用意されています。さらには、ピンク・グレープフルーツとオレンジの果肉、赤玉ねぎ、コリアンダー、ハラペーニョペッパー、チリガーリック&パッションフルーツのドレッシング、ラディッシュ、チポトレコールスローが入った人気の「マヒ・セビーチェ・タコス」のように、新鮮な魚を使ったメニューも取り揃えています。注文した料理はトレイに乗せて船から押し出され、海の上を漂ってゲストの元に届けられます。面白いことに、料理が海に落ちてしまったことはないとのこと。手が汚れても、ナプキン代わりに海水で洗えば大丈夫。食後は太陽をめいっぱい浴び、お土産のTシャツやリユースできるカクテルカップを忘れずに買ってから、自分の船に乗ってホテルへと帰りましょう。

この記事はTravel & Leisureのメリッサ・クラヴィッツが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。

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