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ぶどうの成長を感じる「安曇野新ビンテージ」いよいよ発売!
9月24日、いよいよ安曇野池田ヴィンヤードの新ビンテージが発売されます
今回は4アイテム、グランポレール 安曇野池田シャルドネ 2017、
グランポレール 安曇野池田ピノ・ノワール 2016、
グランポレール 安曇野池田カベルネ・ソーヴィニヨン 2016、
グランポレール メリタージュ 2016です。
発売に先立ち、8月6日東京、8月9日大阪で新ビンテージを紹介する試飲会を行いました
その時のテイスティングノートをご紹介します。
◆グランポレール 安曇野池田シャルドネ 2017
夏の夜温が低く、きれいな酸味が残る安曇野池田ヴィンヤードのテロワールを良く反映したワインです。
酸味がワイン全体の骨格を作っています。樹齢が上がってきて味わいの深みが出てきました。
辛口ワインですが、余韻に甘い果実味が感じられます。
◆グランポレール 安曇野池田ピノ・ノワール 2016
グランポレールにはもう一つ、余市のピノ・ノワールがありますが、余市が比較的淡い色で、
スミレやいちごのようなチャーミングな香りが特長なのに対して、
安曇野のピノ・ノワールは色付きが良く、 熟したプラムを想わせる香りを持っています。
果実が着実に充実し、ピノ・ノワールらしい香りと味わいの滑らかさが出て来ました。
これからの品質向上がとても楽しみな安曇野ワインのひとつです。同じぶどう品種でも産地が違うと、
これだけ香り、味わいが違う。余市との飲み比べも楽しいです。
◆グランポレール 安曇野池田カベルネ・ソーヴィニヨン 2016
傾斜地で礫(石ころ)が多く、水はけが良い安曇野の畑に最も適している品種は
カベルネ・ソーヴィニヨンだと思っています。
色付きが良く、タンニン(渋味成分)が完熟した果実が収穫されます。
しっかりとした凝縮感がありながら、決して荒々しさのない、甘く完熟したタンニンを感じることが出来ます。
◆グランポレール メリタージュ 2016
安曇野のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを7対3の比率でブレンドしています。
比率は毎年、ブレンド候補の樽を全てテイスティングした後、複数のブレンドを試し、決定しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さにメルローの滑らかさを加えることで、
味わいの広がりと奥行きを出しています。
果実と熟成に使う樽との相乗効果で、コーヒーやカカオのような香りもお楽しみいただけます。
改めて全体を総括すると、4本に共通して感じたのは「ぶどうの成長の力」です。
ぶどうは1年1年樹が成長し、それは果実の充実につながります。
果実が充実して、品種特有の香り(アロマ)がはっきりと出て来て、味わいが広がりました。
果実が充実すれば、必ずワインはおいしくなります。
ワイナリーでは、果実が持つ力を信じて、「ぶどうがなりたいワインを作る」に徹していきたいと思います
グランポレール チーフワインメーカー 工藤雅義
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