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ハッピーマインドを胸に、“恵比寿をもっとおいしい街へ”サッポロビールで働く人の 「I・eye・愛」 vol.11 ―業務用営業担当 広沢南奈

ーーあなたは仕事にどんな「アイ」を持っていますか? きっと誰しも自分の仕事へのこだわりや個人的なルーティンを持っているのではないでしょうか。本企画では、サッポロビールで働く人に、「私はこんな職種(I)」で、「こんな視点(eye)」で仕事をしていて、「こんな想い(愛)」を持っている、といった3つの「アイ」を伺います。みなさんが普段飲むお酒をつくる人たちの思いとは。そこには意外な仕事とユニークな人たちがいました。
連載第11回目は、恵比寿エリアの営業を担当する広沢南奈に取材。入社4年目で念願の恵比寿エリアへ異動を果たした広沢。お客様に熱い想いを届ける彼女のストーリーに迫ります。
はじめに…広沢南奈はこんな人
・ガーナと日本のミックス、性格はバリバリの関西人
・学生時代は陸上競技(投擲種目)に打ち込み、大学では砲丸投げで全国大会に出場
・誰よりも“乾杯”の瞬間が好きで、お酒を囲んで人が集まる楽しい空間・時間が大好き!
I ー 私はこんな職種で、
「相談するならサッポロビール!」を、
飲食店様に届ける恵比寿エリアの営業担当
――まずは、入社からの経歴を教えてください。
広沢:2022年入社で、現在4年目になります。入社当初から業務用営業を希望していて、その希望が通り横浜支社で社会人としてのスタートを切りました。鎌倉、逗子、葉山、三浦、横須賀といった、三浦半島の海沿いのエリアを主に担当させていただき、途中からは賑やかな飲み屋街である野毛エリアの営業も経験しました。そこで約3年間務め、2025年の秋に希望していた恵比寿エリアに異動が決まりました。
ーーどうして恵比寿のエリアを希望されていたのですか?
広沢:サッポロビールにとって恵比寿は特別な街だからです。本社があるのはもちろん、ヱビスビールの工場があったことから恵比寿駅が生まれ、街の名前になったという歴史がある場所。「そんな恵比寿エリアで一生懸命頑張りたい」という思いで希望し、叶えることができました。恵比寿エリアを担当するのは私一人なので、サッポロビールの“代表”という気持ちで日々仕事に向き合っています。今は、営業しながら恵比寿の街を歩き回って街の情報を集めたり、恵比寿の歴史などを勉強したりしているところです。
――入社当初から業務用営業を希望されていたとのことですが、その理由は何だったのでしょうか。
広沢:就職活動をしていたときの軸として、「人と深く関わり合いながら、自分の好きなものを提案できる職種が良い」と考えていました。私自身ビールが本当に大好きなのですが、業務用営業であれば、それを商材として様々な人と会うことができると考えました。そして、その関わりの中で、お客様にとって少しでもプラスになれる存在になれたら充実して働けるだろうと思い、この職種を希望しました。

――普段の具体的な業務内容を教えてください。
広沢:飲食店様が抱えているさまざまな課題や店舗運営で日々向き合っていることに対して、トータルでサポートする仕事をしています。
例えば、飲食店様に訪問し、サッポロビールの製品に関する提案を行っています。新規開拓の営業はもちろん、既存のお客様にも定期的にお伺いし、「お困りごとはありませんか」とヒアリングを行っています。
他には、製品以外で抱えているお悩みについてのサポートもしています。人材の確保や物価高騰による仕入れコストなど、飲食店様が抱える悩みは多岐にわたります。そうした課題に対して、当社とお付き合いのある業者様をご紹介したり、物件を紹介したり、店舗づくりをお手伝いしたり、メニュー構成を考えたりといった提案も行っています。
――普段の業務の中で、やりがいを感じる瞬間はどのようなときですか。
広沢:やっぱり、日々さまざまなお客様と接することですかね。私自身の大きな学びになっています。また、お店のコンセプトを一緒に練り、それをメニューや内装などに落とし込んでいく、といったことを考えているときもとても楽しいですね。より良い提案をするために、専門知識を持つ別の部署と連携したり、私自身も勉強して知識を深めたりしています。
eye ー 私はこんな視点で、
ツッコミをもらいながらコミュニケーションを。
一軒一軒、丁寧に“人”と向き合う
――担当している仕事に関して、大事にしている視点を教えてください。
広沢:「人を大事にする」という点です。サッポロビールの社員という看板を背負ってはいますが、それ以上に、お客様とは一人の人間として深く関わっていくことを意識しています。まずは自分のことを知っていただき、何かあれば頼ってもらえるような存在になることを目指し、今は恵比寿エリアで人間関係を構築中。一軒一軒丁寧に、飲食店様を訪問しています。
私は出身が大阪で、社会人になって東京に出てきたので、東京の恵比寿は、もっとビジネスが中心の街だと考えていました。しかし、実際に引き継ぎでさまざまな飲食店の方々にお会いすると、「人情味がある方が多いな」という温かさを強く感じています。

――恵比寿エリアでは、日々どのように営業活動をしていますか?
広沢:まずは自分を知ってもらうことを大切に活動しています。挨拶は大きな声で「こんにちは!」と言うように心がけていますし、通常の名刺とは別に自己紹介シートを用意しています。このシートをお見せすると、「こんなバイトしていたの?」「陸上やっていたの?」などと、お客様から色々と質問やツッコミをいただけるんです(笑)。
飲食店様は人生をかけてお店を経営されていますが、恵比寿エリアでサッポロビールを取り扱っていただいているお客様は、「サッポロ愛」を持っていらっしゃる方が非常に多いと感じます。「もうずっとサッポロビールだから」と言ってくださるお客様やお客様とサッポロビールの出会い・歴史を話してくださる方もいて、心からありがたい気持ちでいっぱいです。サッポロビールの恵比寿エリアの代表として、お客様のその熱い思いにしっかりと応えられるよう、もっと頑張らなければと思っています。
――これまで仕事をしていて、特に達成感を感じたエピソードはありますか。
広沢:横浜支社時代、他社製品を取り扱っているお店に商談させていただき、当社の製品に変えていただいたときのことです。そのお店にサッポロビールを導入するという歴史の始まりを、私が作ることができてとても嬉しかったですね。
その際は、お店をとことん研究し、オリジナルのドリンクメニューを提案するなどして資料を作成しました。商談でもサッポロビールの歴史の説明などを交え、丁寧に提案しました。お客様はしっかり話を聞いてくださり、「本当に良い製品だと思うし、このお店のことを考えて色々と提案してくれたから変えようと思う」と言っていただけたんです。その言葉をいただけたとき、大きな喜びを感じました。
愛 ー 私はこんな想いを、
明るく、楽しく、ポップなハートで!
恵比寿をもっと“おいしい”街にしたい
――広沢さん自身もお酒が大好きだそうですね。
広沢:はい、本当にサッポロビールが大好きなんです。学生時代から、「赤星(サッポロラガービール)を置いているお店は間違いない」と考えていましたし、お酒自体が好きで、学生時代はアイリッシュパブでアルバイトもしていました。
また、祖父母が大阪で中華料理店を営んでいたことがあり、1階がお店、2階が祖父母の家という環境でした。小さい頃からお店の常連さんに可愛がってもらっていましたし、親戚が多いので、年末年始やお盆には大宴会になるのが恒例でした。皆が楽しくお酒を飲んでいる光景が間近にあったので、私にとってお酒イコール「楽しくてハッピーなもの」という印象が根付いています。
――サッポロビールはどのような会社で、どのようなところに魅力がありますか?
広沢:サッポロビールの魅力は、やはり「人」です。就職活動中、様々な社員とお会いすることができましたが、どの方も良い人ばかりだと感じました。また、選考途中で「業務用営業で働いている女性の方の話を聞いてみたい」と伝えたところ、実際にその業務をしている女性社員とすぐにお話できる機会をいただけました。こうした姿勢から、人を大事にする、優しくて熱い会社だと感じ、入社を決める決め手となりました。
実際に入社した後も、困ったときには誰にでも相談でき、さまざまなフォローをいただけています。また、東京という大きな市場の中でも、サッポロビールの社員はワンチームとして頑張っているという熱さを感じるんです。今いるチームは若手が多いのですが、みんなで支え合って日々仕事に取り組んでいます。私も、後輩のサポートができるように常に意識していて、積極的に話しかけて気軽に質問しやすい雰囲気を作るよう心がけています。

――サッポロビールの行動規範に「カイタクしよう」とありますが、仕事やプライベートでカイタクしていることはありますか?
広沢:今はやはり恵比寿エリアを絶賛カイタク中です。恵比寿はガーデンプレイスなどのキラキラした雰囲気もあれば、路地に入ると昔ながらの飲食店が集まるゾーンもあって、魅力的な街だと感じています。
既にお取引のある飲食店様とは、関係をもっと深めていきたいですし、今まで取引がないお店にも「サッポロビールの恵比寿エリアは広沢という人間がやっている」と知っていただき、そこから新しい物語やお取引が生まれるよう、全力で頑張っていきます。
――自分の人生において大切にしている価値観は何ですか?
広沢:「人を大事にする」と、「明るく、楽しく、ポップに生きる」ことです。晴れているだけでハッピーに過ごせるくらいのポジティブな人間ですし、嫌なことがあっても「しゃあないよね」と割り切るようにしています。仕事においても「明るくて相談しやすい人、話しかけやすい人」だと思ってもらえるように努めていますし、私がいることで、その場が和んだり、明るくなったりすればいいなと思って日々生きています。
――サッポロビールのビジョンに「誰かの、いちばん星であれ」という言葉を掲げていますが、これから仕事を通して自己実現したいことがあれば教えてください。
広沢:今の私のポップな部分に、しっかりと知性が身についたかっこいい女性になりたいという目標があります。これを実現するためには、恵比寿でしっかりと結果を出すことが大切だと思っています。
恵比寿エリアでの目標は、「恵比寿の街を、もっとおいしく楽しくビールが飲める街」にすることです。恵比寿の街とサッポロビールの関わりは深いので、その関わりを通して街がより良くなるように貢献していきたいです。
業務用営業として、サッポロビールのおいしい製品を広げるために頑張っていますが、実際に届けてくださるのは飲食店や酒販店の方々です。その方々の支えがないとおいしいビールは飲めません。恵比寿にはおいしい飲食店がたくさんあります。だからこそ、この街で「おいしいビールが飲める」ということを、日本、そして世界に知っていただけるように、一つひとつ、しっかりと日々の仕事に取り組んでいきます。

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プロフィール

広沢南奈
2022年4月にサッポロビール株式会社入社。横浜支社に配属され、業務用営業を担当。2025年の秋から首都圏本部 東京南支社に異動し恵比寿エリアを担当。
クレジット:
Photograph_Keisuke Yasuda
Text_ Nana Tabara
Edit_Nana Tabara,Tenji Muto(amana)








