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ゲーム発売の2ヶ月前から並ぶ人が? 一コマ漫画で見る「アノ界隈で愛される“伝説”たち」

ビール好き界隈で伝説のホップと言われる「ソラチエース」をご存知だろうか。このホップを使ったビール「SORACHI 1984」には、その味わいや波乱万丈な物語を丸ごと愛する熱狂的なファンが存在している。

このように、世の中にはさまざまな界隈でさまざまな伝説があるはずだ。今回は、そんな多種多様な界隈にいる、愛され続けている「伝説たち」を、一コマ漫画で紹介していく。あなたの身近にも、きっとこんな「伝説の人」がいるのではなかろうか?

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テレビゲーム界隈

雨にも負けず、風にも負けず。
発売日の2ヶ月前から私は並ぶ

PCやスマートフォンで手軽に楽しめるゲームが主流となる現代。それでも、家庭用ゲーム機は今も変わらず特別な輝きを放ち続けている。新作が発売されれば品切れは当たり前。入手困難のニュースは、もはや風物詩だ。

それは、ただゲームを遊ぶだけでは得られない、「手にする喜び」があるから。ゲームショップへ足を運び、パッケージをこの手に掴んだ瞬間の高揚感は言葉では言い表し難い。お気に入りのタイトルを愛で、味わい、スイッチオン。この一連の所作はゲーマーにとって、聖なる儀式なのだ。

だからこそ、新しいゲーム機の発売は人生を賭けるに値する一大決戦となる。なんと発売日の2ヶ月前から店の前に並び続けた伝説のゲーマーもフィールドに出現。彼と同じ情熱を燃やす仲間が次々と集い、スタッフも巻き込んで最強の「発売日パーティ」が結成されてゆくのだ。苦楽を共にし、語り合った時間は、ゲーム本編にも負けない最高のRPG。その偉業は殿堂入りされ、未来永劫語り継がれていくだろう。

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水切り界隈

腕がちぎれようとも、石が尽きようとも。
我は投げ続ける、そこに川がある限り

水切りは、川面に石を投げて跳ねさせるだけの単純な遊び、そんな時代は終わりを迎えた。侮ることなかれ、その水切り界隈が今、熱い。なんと各地で世界大会が開催され、投げたときの美しさや跳ねた回数、飛距離を競い合う立派なスポーツとして確立されているのをご存知だろうか。

水面という名の舞台で、真剣な眼差しで石を投げる姿は、まるでマウンドに立つメジャーリーガーのよう。そう、水切りはもはや遊びではない、真剣勝負の場なのだ。

世界には、驚異の88回というギネス世界記録を持つ達人が存在し、日本人のなかにも世界大会を制覇する強者が登場。水切りに人生を懸ける彼らは、敬意を込めて「水切りスト」と呼ばれ、飛距離のためにフォームを1ミリ単位で調整し、常人には理解不能な「水切り筋」を鍛えるトレーニングに励み、さらには最高の石を求めて他県まで旅に出る「石の求道者」もいるという。彼らは今日も川へ石を投じ、伝説を紡ぎ続けている。

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プロ野球界隈

推しはもはや選手にあらず。
球団マスコットこそ、至上

プロ野球の楽しみ方は、選手や球団を応援することだけじゃない。球団に長年寄り添い、どんな時もファンを笑顔にしてくれるマスコットキャラクターにこそ、熱狂的な愛を捧げるファンがいる。中には野球にまったく興味がなかったのに、マスコットと運命の出会いを果たし、その愛くるしさにひとめぼれ。マスコットを追っかけして球場に通い始めたというファンも少なくない。

彼らは試合中、スコアボードよりも選手の動きよりも、マスコットの動きを追いかけ、一眼レフを構える。オフシーズンのイベントや他球場での遠征にだって、愛するあの子に会うためなら迷わず足を運ぶのだ。そして、撮りためたベストショットをSNSにアップし、その魅力を粛々と布教し続ける。

彼らにとって、マスコットはチームの魂であり、かけがえのない「推し」。マスコットがいるところに伝説のファンあり。彼らの存在もまた、球場に欠かせない光景となっている。

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御朱印集め界隈

御朱印集めはもはや人生
集めるためには、海をも越える

今や老若男女に人気の趣味となった御朱印集め。しかし、その熱意は時に想像を超える。熱心な御朱印界隈の中には、約20年かけて全国各地の神社を巡ったり、費やした費用が100万円を超えたり、しまいにはハワイにまで御朱印を集めに行ったりする伝説的な御朱印マニアもいるようだ。

御朱印は、同じ神社でも書かれた日や書き手によって見た目が変わる、唯一無二の一点モノ。季節限定や月替わりのもの、キャラクターデザインのものまで登場。中には「この人に書いてもらった御朱印が欲しい!」と、スターにサインをねだるかのように御朱印を求める者もいる。そのためだけに5時間も列に並ぶとか。

なにより、御朱印をいただくことは、その土地を訪れ、祈りを捧げる「神とつながる至福の瞬間」。一枚一枚に宿る物語を追い求め、旅を続けることで、彼らは桁違いのご利益を積み重ねていくだろう。

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限界飯界隈

限界飯の限界、その先へ。
皿を使わずラップで料理を

「今日は疲れた……。もう何もしたくない」誰もが一度は経験する限界状態の時、最低限の生命維持のために手間をかけずに作るご飯が「限界飯」だ。火もフライパンも使わず、包丁すら握らない。冷蔵庫にあるものを使い、電子レンジでパパっと済ませるのがお家芸。

SNS上では、そんな飾らない食生活に共感の声が集まり、独自のコミュニティが盛り上がりを見せている。中でも注目は、いかに容器を使わず、洗い物を出さずに食事を終えるかを追求する究極の限界飯。机にラップを敷いて直接ご飯を乗せたり、食材をビニール袋から出さずに食べたりする伝説の猛者もいる。

しかし、これは決してズボラなわけではない。彼らの手にかかれば、あり合わせの食材は唯一無二のアートへと昇華。独自のクリエイティビティーが発揮され、つい試したくなるようなレシピが次々と生まれている。そう、彼らは、令和の食の求道者なのだ。

これは、多忙な現代を生き抜くための、ささやかながらも自分を労わる大切な時間であり、合理性を極めた食の哲学なのかもしれない。

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ビール好き界隈

その物語は、まるで人生だ。
「SORACHI 1984」を愛さずにはいられない者たち

ソラチエースは、1984年に北海道富良野で生まれたホップで、ヒノキやレモングラスのような個性的な香りが特徴だ。その唯一無二の魅力は多くのビール愛飲家を虜にしており、「他のビールとは一線を画す香りと味わい」「SORACHI 1984を知ってしまったら、もう他のビールには戻れない」とまで言われるほど。

しかし、その魅力は味わいだけではない。当初、ソラチエースは日本では支持されず存在が消えてしまった歴史がある。そして数十年経ったあと、アメリカでその価値が見いだされ、2019年に逆輸入され「SORACHI 1984」が誕生したのだ。そんな紆余曲折あった物語は、人生を重ねた大人たちの心にぐっと響くものがある。

この味わいと物語に魅了された熱狂的なファンの中には、「SORACHI 1984のおいしさが知られていないのはもったいない!」と、その魅力を周囲のお酒好きやグルメ好きに布教をし、ソラチエース界隈を拡大している人もいる。

伝説のホップ「ソラチエース」を使ったビール「SORACHI 1984」。ぜひ一度、その物語を味わってみてはいかがでしょうか。

▼一コマ漫画で見る「アノ界隈で愛される“伝説”たち」はいかがでしたか?

・伝説のホップが紡ぐ「SORACHI 1984」のブランドストーリーを見る

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イラストレータープロフィール:

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雑賀建郎(さいが けんろう)

イラストレーター、モーショングラフィッカー。テレビ番組や書籍・雑誌、ミュージックビデオなどのグラフィックを制作。担当番組は、テレビ朝日 「かりそめ天国」TBS「ジョブチューン」「ラヴィット!」など。

クレジット:

illustration_Kenro Saiga

Text_ Nana Tabara

Edit_Nana Tabara,Tenji Muto(amana)

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