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“本気で目指す、世界に広がるいちばん星” サッポロビールで働く人の 「I・eye・愛」 vol.7―グローバル担当 鈴木友恵 

――あなたは仕事やプライベートにどんな「アイ」を持っていますか? きっと誰しも強いこだわりや熱い想いを持っているのではないでしょうか。本企画では、サッポロビールで働く人に、「私はこんな職種(I)」で、「こんな視点(eye)」で仕事をしていて、「こんな想い(愛)」を持っている、といった3つの「アイ」を語ってもらいました。サッポロビールの商品は知っていても、そこで働く人たちの素顔を知られることはあまりないはず。インタビューを通して見えてきたのは、それぞれの個性があふれるユニークな人たちでした。

連載第7回は、国際事業部に所属する鈴木友恵に取材。東南アジアにサッポロビールを広げていくために、鈴木は日々どんな奮闘をしているのだろうか。

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I  ー 私はこんな仕事で、
経営者マインドでサッポロビールを世界に!
東南アジアのグローバル担当

――現在所属している部署と、業務内容を教えてください。

鈴木:国際事業本部アジアパシフィック・欧州事業部に所属しています。国際事業本部は、世界各国にサッポロビールを広めるためにさまざまな業務を行っていて、私はシンガポール、マレーシア、フィリピンの3カ国を担当しています。ちなみに、新卒入社後は埼玉で1年間営業を担当していました。その後、東京に異動となり3年間営業を経験した後、2020年9月に入社当初から希望していた国際事業本部に異動になりました。

――グローバルな業務ですね!具体的にどのような仕事をするのでしょうか。

鈴木:現地の代理店と連携し、サッポロビールの商品の拡販と適切なブランド管理を行うことが主な仕事です。海外市場で販売しているビールは、「SAPPORO PREMIUM BEER」という商品。とってもかっこいい見た目なんです。

シンガポール、マレーシア、フィリピンの各国にサッポロブランドを広めるために、現地の代理店とコミュニケーションを取りながら、目標に対して戦略を練り、実行していく、「まるで自分が経営者になったような」気持ちで仕事に取り組んでいます。月に1回は現地に赴き、スーパーマーケットや飲食店を直接訪問、ブランドガイドラインに沿って販売がされているか確認も行います。その他、契約書作成など法務に関わる仕事もします。業務範囲はとにかく幅広いのが特徴的ですね。

――「SAPPORO PREMIUM BEER」という海外向けの商品があるのですね。

鈴木:「SAPPORO PREMIUM BEER」は、海外専用に開発されたビールなんです。海外向けにブランドを作っていることは他社にはなく、サッポロビールならではのこだわり。アメリカでは30年以上アジア系ビールブランドシェアNo.1を獲得しているんですよ。味わいは、日本のサッポロ生ビール黒ラベルに近いですね。デザインも素敵で、麦芽や創業年を表す「since 1876」の文字が刻まれています。私の仕事は一言で言えば、この「SAPPORO PREMIUM BEER」を海外に広める仕事でもありますね。

(日本ではなかなかお目にかかれない「SAPPORO PREMIUM BEER」。①重厚感あるデザインで、パッケージの中心には「SAPPORO」と「サッポロの星」が描かれている。)

【「SAPPORO PREMIUM BEER」についてもっと知りたい人は、こちらを見る

eye  ー 私はこんな視点で、
第2の故郷で確かな覚悟。
本気で目指す「日本ビールNo.1」

――国際事業本部で働くなかで、どんな苦労がありましたか?

鈴木:楽しい仕事ですが、大変なこともたくさんありますね。「自分が大学時代を過ごした地で、サッポロの星マークを広めたい」という大きな目標はありましたが、1年目は具体的な戦略が定まっていなかったことが大変でした。

私が明確なビジョンを示さなければ、ビジネスは何も始まらないんです。上司もアドバイスはくれますが、「この国のことは一番詳しいんだから、まずは自分で考えてみよう」と言われます。そこで、自分の中で目標と戦略を明確化しました。それは、担当国で「日本ビールNo.1」になること。目標が決まれば、具体的な行動計画に落とし込むことができ、物事が動いていきました。

――現地の代理店とのやりとりで、何か苦労されていることはありますか?

鈴木:当初、サッポロビールの想いがうまく伝わらず、代理店とは信頼関係が築けていませんでした。しかし、目標が決まったことで、それを代理店に共有することができ、同じ目線で話ができるようになりました。「No.1を目指すなら、こうしよう」と、今では具体的な施策を一緒に検討できるワンチームのような関係が築けています。

――仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

鈴木:目標や想いを掲げて、それを周囲に共有することです。目標を共有しなければ、周りの人から助けてもらうことも、チャンスを引き寄せることもできません。本気で「日本ビールNo.1になりたい」と伝えるようになってから、10を100にしていくような、現状を変えるための行動ができるようになりました。

――実際に結果も出始めているそうですね。

鈴木:マレーシアでは、販売数で日本ビールNo.1になり、夢が叶い始めています。マレーシアは酒税が高いので、輸出品には高い関税がかかります。しかし、現地で製造すれば関税がかからないため、2024年から現地製造を開始しました。お客さまの手に取りやすい価格で商品を提供でき、結果が出たんです。初回の製造に立ち会ったときは、上司が感極まって「俺のサッポロ人生で1番の出来事や!」とうるうるしていましたし、私も心から感動しました。

――仕事でやりがいに感じていることを教えてください。

鈴木:コツコツと積み重ねてきたことが形になったときは、本当に嬉しいです。シンガポールでは、代理店の再構築を目指し、強力な代理店を追加しようと1年かけて契約交渉を進めてきました。そしてついに実を結び、マリーナベイサンズのビルの上で「SAPPORO PREMIUM BEER」で乾杯した時は、「ああ、やってよかったな」とじーんとしました。お客さまも星マークのグラスを持って、美味しそうにサッポロビール飲んでるんですよ。「たまんない!」と思いましたし、このときのビールは最高の1杯でしたね。

国内営業であれば、商談の結果がすぐに数字として現れますが、国際事業の場合は、結果が出るまでに2、3年かかることもあります。我慢強く取り組み続けなければいけませんが、その分成果が出たときは最高に嬉しいです。

  ー 私はこんな想いを、
日本初のビール醸造家と重なる志。
“カイタク精神”で広めるいちばん星

――ひとりの社員としてサッポロビールのどのようなところが好きですか?

鈴木:やっぱり商品です。実は私、留学前はビールがあまり好きではありませんでした。フィリピン留学中に飲みやすいフレーバービールと出会い、私のビール人生の第1ステージが始まりました。その後マレーシアでは、ライトなビールを好んで飲むようになり、ビールの奥深さや面白さに気づき始めたのが第2ステージです。

そして第3ステージは、海外旅行先で偶然「SAPPORO PREMIUM BEER」出会ったときのことです。かっこいいデザインだなと思って手に取り、「サッポロって、日本のサッポロビールのこと?」と思って飲んでみると、「めっちゃおいしい!!!」と衝撃でした。これがきっかけで、本格的なビールの虜になったのです。「あの星マークを絶対に世界に広めたい」という思いで入社したので、やっぱり商品に対する思い入れは特別です。

――他には知られていない、サッポロビールならではの魅力的な部分も教えて下さい。

鈴木:他社にはないストーリーを持っていることだと思います。私はブランドオーナーの立場で、サッポロビールの歴史を紹介することも多くあります。サッポロビールは1876年から始まり、日本初の醸造家である中川清兵衛さんがビール醸造を始めました。彼はビールを学ぶためにドイツへ渡航するというパイオニアスピリットを持った人物。この精神や情熱は、今のサッポロビールの商品にも受け継がれていると感じます。

中川清兵衛さんの話を聞くと、自分自身の経験と重なるところがあり、深く共感するんです。私も、友達のいない中でフィリピンやマレーシアに飛び込んで、開拓精神で道を切り拓いてきました。だからこそ、サッポロビールというブランドを、情熱を持って育てていきたいという気持ちが強くあります。                                                                                                

――サッポロビールの行動規範に「カイタクしよう」とありますが、仕事でカイタクしていることはありますか?

鈴木:この部署にいると、カイタクしない日なんてないです。0から1を生み出すこともあれば、1を100に成長させることもあります。だからこそ、飽きることがありません。想いがあれば、上司や先輩が後押ししてくれる環境もありがたいですね。開拓者精神を持って、新しいことにどんどん挑戦していくことを部署全体で意識しているんです。

そもそも、じっとしているのが性に合わなくて。人と違うことをした方が面白いですし、常に新しいことに挑戦していたい。もちろん、エネルギーは使いますが、それが私の生きがいになっています。大変なことも多いですが、それ以上に楽しいんです。

――これから仕事を通して自己実現したいことがあれば教えてください。

鈴木:2026年に、東南アジアで販売量で日本ビールNo.1になるという目標を掲げています。その目標を達成するためには、変えていかなければならないことがたくさんあるので一つずつ課題をクリアしながら進んでいきたいです。東南アジアを旅行する人が、至る所でサッポロビールの星マークを見つけて、「サッポロビールはどこにでもあるね!」と言ってもらえるようにしたいですね。

また、現状「SAPPORO PREMIUM BEER」は現地の人には日本のビールとして認識されているものの、他社と差別化できる部分は伝えきれていません。「日本のビール=高品質」というイメージから、さらに一歩先を行かなければなりません。そのためにも、サッポロビールならではのブランドストーリーを積極的に発信していきたいです!

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”サッポロビールがお届けするファンコミュニテイ”

「SAPPORO STAR COMPANY」

プロフィール:

鈴木友恵

2018年サッポロビール株式会社に新卒入社。流通向けの営業を4年行った後、国際事業部 アジアパシフィック・欧州事業部に異動。シンガポール、マレーシア、フィリピンの3カ国を担当している。

クレジット:

Photograph_Keisuke Yasuda

Text_ Nana Tabara

Edit_Nana Tabara,Tenji Muto(amana)

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