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テキーラの創作カクテルで思いがけない美味を追求する

ハードセルツァーからジンジャービアまで、テキーラと相性のよいドリンク・フルーツは思っている以上にたくさんあるのです。

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出来立てのマルガリータに、テキーラとカクテルシェーカー Gregory Kramer / Getty Images

「昔からテキーラを愛飲してきたけど、最近、味の変化が欲しくなってきた」「テキーラには若い頃の苦い思い出があるけれど、おいしく飲み方があるなら試してみたい」などなど。 テキーラに対する思いは人それぞれですが、テキーラを楽しむために、どんな食材と掛け合わせるのがベストかご存知ですか?

長年にわたりテキーラを製造してきた「ブリボン」の3代目オーナーを務めるアベラルド・オレンダインは、「ストレートが一番」だと断言します。確かに、少なくとも最初はストレートで飲まないことには、そのテキーラにどんなものが合うのかわかりません。「氷を入れることもあります。私は、熟成前の純粋なテキーラの味が楽しめるブランコがお気に入りです」とオレンダイン。自分の好みのテキーラの味や香りを熟知すれば、相性のよいものはおのずと見えてくることでしょう。しかし、まずはセルツァーやクラブソーダから始めるのが無難です。「父はよくテキーラを炭酸水で割って飲んでいました。マルガリータもお気に入りのドリンクの一つでしたね」

愛されて止まないライム・マルガリータだけでなく、ブランコのテキーラには柑橘系ならどんな食材もよく合います。実際、「ジョン・バシル」の共同創業者であるドゥイモ・ムールーは、ライム以外にもぜひチャレンジして欲しいといいます。「定番中の定番ですが、おすすめなのがグレープフルーツやグレープフルーツジュース。多少土っぽいものもありますが、ブランコのなかにはシトラスの香りは絶対といっていいほど感じられるはずです」とムールー。まずはオレンジ、ライム、キーライムといった柑橘系の果物をトライしてみてはいかがでしょう。

とはいえ、柑橘類だけにこだわる必要はありません。例えば「プロクシモ・スピリッツ」のハイメ・サラスは、「グラン・センテナリオ・プラタ」のようなブランコテキーラを使うなら、キリッとした爽快感のあるカクテルがベストだといいます。「ブランコにトロピカルフルーツ、ハーブ、スパイスを合わせると、マンゴーや桃のような果物を思わせるブランコらしい濃厚なフルーツ感やシトラス感が際立ってくるのです」

しかし、長期間の樽熟成を経たテキーラの場合、ブランコよりもしっかりとした味わいがあるためカクテル作りのアプローチも異なってきます。ムールーのおすすめは、2カ月〜1年ほど樽熟成させたレポサドです。「パイナップルやジンジャービアはレポサドにとてもよく合います」。なかでもレポサドで作るオールド・ファッションドは最高だとか。「バーボンに似ていますが、軽やかさが特徴のレポサドの香りは、バニラ、ビター、アガベシロップと素晴らしい相乗効果を演出してくれます」

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「ミエンタテキーラ」のフローラルな香りは、グレープフルーツ、レモン、オレンジジュースにぴったり Sponsored by Mijenta Tequila

1~3年ほど樽で熟成したアネホテキーラを「ストレートで飲むのが一番!」というムールーに対し、サラスは、定番カクテルのベースにアネホを使うと、しっかりした土台になるのでおすすめだといいます。「例えば『マエストロ・ドベル・アネホ』や『グラン・センテナリオ・アネホ』といったテキーラには、ビターやスパイスド・シロップなど風味豊かな素材がしっくりきます」とサラス。「これらのテキーラは、サワー系カクテルであっても、その中にしっかりとテキーラの個性を感じることができます」

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どんな素材でもトライしてみないことには相性の良し悪しは分からないのは事実です。「ほとんどのテキーラはそのままストレートで飲んでもおいしいですが、カクテルに潜むさまざまなフレーバーを引き出すための上質なキャンバスにもなり得るのです」とサラスはいいます。「カクテルのだいご味は、ベースとなるスピリッツのニュアンスを大切にしつつ、多彩なフレーバーを表現することだと思います」。また、テキーラを使ったカクテル作りで試行錯誤をしていると、思いがけずおいしいレシピが偶然生まれることもよくあります。創作カクテルの研究に余念がないムールーは、一見すると”合わない”組み合わせにも果敢にチャレンジするそうです。「今は、レポサドのエスプレッソマティーニにはまっています。どんな食材でもあきらめずに実験を続けていけば、驚くような発見がきっとあるはずです」

この記事はFood & Wineのマーガレット・エビーが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。

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