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ワインと巡る世界の美景旅 第7回
水の都ヴェネツィアで街歩きとグルメを楽しむイタリア・ヴェネト州の旅
まだまだ気軽に海外旅行に行けない昨今、気分だけでも旅を満喫したい!そんな方にお届けする世界の美景特集。各地の美しい景色を眺めながら、その土地のワインを飲めば、行かずとも旅気分に浸れそう。グラス片手にバーチャルトリップ。第七回の舞台はイタリア北東部のヴェネト州です。州都ヴェネツィアで小舟が行き交う運河を眺め、名産のプロセッコと絶品イタリアンを満喫する優雅な旅に出かけましょう。
text WINE OPENER編集部
【アクセス】 日本からヴェネツィアへの直行便はないので経由便を利用します。ヨーロッパ各都市で乗り換えて、ヴェネツィアまで17~18時間ほど。
イタリア随一の美景都市、ヴェネツィアを散策
世界で最もロマンティックな街。ヴェネツィアはそんな言葉が自然と浮かんでくる美麗な都市。「アドリア海の女王」とか「水の都」などと称される街は数々の映画の舞台にもなり、誰しもその景色を目にしたことがあるのではないでしょうか。
イタリア北東部、アドリア海に面した干潟に初期のヴェネツィアが造られたのは5~6世紀のこと。異民族との戦いに敗れたヴェネト人たちが葦の茂る湿地に逃げ込み、木と石の土台に街を築いたのが始まりです。小さな島々の間を運河が流れる現在の姿は、このときに生まれました。
現在もヴェネツィアには120近くの島が浮かび、150もの運河と400の橋が島と島を結んでいます。ヴェネツィアは車の乗り入れが禁止されているので、交通手段には徒歩か、運河を横断する渡し船、もしくは優雅で風情あるゴンドラを使います。 ゴンドラとはヴェネツィア伝統の小舟のこと。陽気な船頭さんの案内で運河を遊覧するのもヴェネツィアらしい過ごし方です。
目にする物すべてが絵になるヴェネツィアですが、観光の中心となるのは、サン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿などの壮麗な建物に囲まれたサン・マルコ広場。ナポレオンが「世界一美しい広場」と賞賛したヴェネツィアきっての美景スポットです。 ヴェネツィアの街はまるで迷路。建物の間を縫うように入り組む路地を、気ままに歩いてみるのも楽しいですよ。
広場の近くにあるリアルト橋も必見。ヴェネツィアをS字型に貫くカナル・グランデ(大運河)にかかる大理石の美しい橋で、絶好のフォトスポットになっています。
こちらは“ワインオープナー”の記事です。