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「マルーン5」のアダム・レヴィーンが手がけたピンクのテキーラ
メキシコでバケーション中に飲むテキーラカクテルはリラックスタイムの極みですが、マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンと、「ヴィクトリアズ・シークレット」の看板モデル、ベハティ・プリンスルー夫妻にとっては、これも大事な仕事のひとつです。
2014年に結婚に彼らが2020年に立ち上げた「Calirosa」は、メキシコの旅で出会ったピンク色を帯びたテキーラのブランドです。テキーラの多くは、美しい黄金色と特徴あるフルーティーな風味を醸し出すためウイスキー樽で熟成されますが、ピンクテキーラにはワイン樽を使うのが秘訣です。「Calirosa」は、1942年からメキシコ・ハリスコ州で醸造所を経営するレアル家がつくるテキーラを、カリフォルニアの赤ワイン樽で熟成することでピンクの色彩を生み出しているのです。
最初にローンチされた「ローサブランコ」と「アネホ」に続き、新たにお目見えした「エクストラ・アネホ」は、ブルーアガベを100%使用し、カリフォルニア産赤ワインの樽で18カ月間熟成したもの。現在はオンラインストア「ReserveBar」 やカリフォルニア州の一部店舗で販売されています。
今回のインタビュ—では、世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル・マイアミビーチ」で新商品の発売を祝う2人に、夫婦として初めて挑戦したこの共同事業とお気に入りの旅先と旅のヒント、そして2人が愛するテキーラのおすすめの飲み方について話を聞きました。
–お2人にとってテキーラの魅力とは何ですか。また、メキシコを旅する際、どのように時間を過ごしていますか?
レヴィーン:メキシコではテキーラを飲んでのんびりしています。昔からテキーラが大好きですが、メキシコでは手軽に楽しめるお酒です。初めてローサテキーラを口にした時は、まずその色に魅かれ、また独特のテイストもとても気に入りました。赤ワインの樽で熟成するという特別なプロセスについて知れば知るほど、このお酒をより多くの人に知ってもらいたいという思いが募り、「Calirosa」の立ち上げにつながったのです。
プリンスルー:アダムと一緒に何度も訪れたメキシコは、私たちにとって特別な場所です。結婚式もメキシコで挙げたし、私の30歳の誕生日もメキシコでお祝いしました。これまでメキシコでテキーラを飲みながら素晴らしい思い出をたくさん作ってきたのです。数年前の旅で初めてローサテキーラを飲み、その味にすっかり取り憑かれてしまいました。
–夫婦で一緒にビジネスを行う利点は何ですか?
ラヴィーン:2人で「Calirosa」を作り上げていくのは、本当に素晴らしい経験でした。ベハティと私の人間性や好きなことを表現する作業であり、2人にとってとても自然な営みだったのです。
プリンスルー:一緒に仕事をするのはとても楽しいです! アダムと私は光と影のようなな関係です。彼は舞台裏で活躍するクリエイティブタイプ。私は社交的で、人に会ってテキーラを売るのに向いているので「Calirosa」の営業担当者みたいです! 一緒に仕事をしてみても、私たちの相性はとてもよく、考え方も一致しているので、問題があっても即解決できます。私がダメだと思うことに彼はきちんと耳を傾けてくれるし、その逆もそう。アダムと私は親友ですし、2人ともテキーラを心から愛しているので、カップルとして挑んだこのプロジェクトは本当に素敵な冒険でした。このブランドは、私たちの3人目の子どものような存在です!
–テキーラのお薦めの飲み方を教えてください。
ラヴィーン:よく飲むのはアネホですね。オレンジのスライスを浮かべて、ストレートで飲むと最高です。新商品のエクストラアネホは、3年の歳月をかけてようやく発売にこぎつけた自信作で、3つの中で一番のお気に入りです。これまで飲んだ中でも、本当に美味しいテキーラです! 驚くほどスムーズな飲み口なので、ストレートでも飲みやすい。冬には暖かい暖炉を前に楽しみたいお酒です。
ベハティ:私はローサブランコに、炭酸水と新鮮なフルーツを潰して入れたカクテルをよく作ります。でも寒い季節には、暖炉の前で頂くアネホのオンザロックなら間違いありません。私たちのアネホに、エスプレッソ、コーヒーリキュール、オーガニックのアガベシロップを混ぜて作るエスプレッソ・マティーニは最高に美味しいですよ! もうこれ以外のエスプレッソ・マティーニは飲みません!
–世界中を旅してきたお2人ですが、これから行ってみたい場所はありますか?
ラヴィーン: もちろん、たくさんあります。自然が豊富で広々とした空間を楽しめるところがいいですね。ハイキングで探索したり、海や川で遊んだり、忙しい都会ではできない体験を子どもたちにはさせてあげたいと思っています。昨年初めてマウイ島に行きましたが、素晴らしかったですよ。
–長距離フライトや旅行にに必ず持っていくものはありますか?
ラヴィーン:私はいつも「OLLY」のスリープグミを持っていきます。これがあれば飛行機でも寝られます。さらに音質のいいヘッドフォンでノイズを遮ってリラックスするといいですね。
–機内ではいつも何を身につけていますか?
ラヴィーン:いつもパーカー姿です。機内は寒いことが多いので、重ね着できるアイテムを持っていきます。お気に入りのブランド「Friendly Unicorn」の服はとにかく着心地がよいので、旅行にお薦めです。ファッショナブルなスウェットは、リラックスしつつもオシャレに見えるし、飛行機を降りたあと、そのまま仕事のミーティングに行くこともできます。
プリンスルー:カジュアルかつスタイリッシュで、着心地がいいことが絶対条件ですね! いつもは柔らかいビンテージのTシャツにゆったり目のジーンズやパンツを合わせます。寒い時に手軽に羽織れるレイヤーアイテムは必携です。
–時差ボケ対策は?
プリンスルー:なによりも時差ボケに慣れることが一番だと思います! モデルをしていた時代は毎日飛行機に乗ることもありましたが、本当に疲れるものです。機内では水分を十分にとり、軽くてさっぱりしたものを食べて体調をキープします。私は長距離フライトの始めにミモザか白ワインを飲みますが、とにかく水を飲むのを忘れないこと。それから、目的地に着いたらすぐに現地時間のスケジュールをこなすことです。余計に起きていなくてはならないとしても、現地時間のリズムに合わせることが一番です。
–2022年に一番楽しみにしていること、 また「Calirosa」の次の展開は何ですか?
ラヴィーン:何と言っても「Calirosa」を世界の皆さんにお届けするのが楽しみでなりません。世界中どこでも私たちのテキーラを買ってもらえるようにすることが、今年の目標です!
ベハティ:私たちのブランドはまだ始まったばかりなので、世界は可能性に満ちているように感じています。今は何をやっても楽しくてハッピーでたまらない時期。自分たちらしさを失わずにビジネスを拡大していきたいですね。夢は世界進出です。南アフリカのナミビアにいる私の家族が買えるようになったら本当にすごいことだと思います。私の次の目標は、アフリカの皆さんに私たちのテキーラをお届けすることです!
この記事はTravel & Leisureのメレディス・レポーが執筆し、 Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。