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甘い幸せ!「#ミルチとベルグ」プロジェクト始動!~後編~

突然ですが、皆さんはビールテイストとチョコレートはお好きですか?
この二つ、食べ合わせてみたことがある方はどのくらいいるのでしょうか。

実は、サッポロビール株式会社と株式会社 明治のデジタル担当が出会い、“なにかやってみよう”というノリと勢いだけでスタートした、あるプロジェクトがあるんです。

その名も【#ミルチとベルグ】プロジェクト!!

前回はプロジェクトの生みの親でもある両社のデジタル担当 福吉敬と木原純が語るプロジェクト誕生秘話をご紹介しました。

今回はプロジェクトの主人公であるホワイトベルグとチョコレートに関わりを持つリケジョ杦田紀子と須田彩歌の対談をお届けします。

■元開発担当者とホワイトベルグの意外な関係性

――ホワイトベルグについて教えてください。

杦田)ホワイトベルグはベルギーのホワイトビールのような味わいを気軽に楽しめる新ジャンルの商品です。すごく爽やかで香りがよくて飲みやすいので、今の夏の時期とかにも是非飲んで頂きたいです。

――ホワイトベルグとはどのような関係性が?

杦田)2015年の秋の異動でポッカサッポロからサッポロビールに出向し、ホワイトベルグの担当になりました。ビールはよくわかないけどあのかわいいパッケージ商品だ!と思ったのが出会いです。実は当時ビールテイストが苦手で、飲めなくて。
でもホワイトベルグは思ったより飲みやすかったです。ビールテイスト1缶美味しく飲み切れた初めての商品がホワイトベルグで、その商品担当できるというのはすごく嬉しかったです。

当時はホワイトベルグを始めとしてベルギービールの色々なビールスタイルをお客様に知いただくために、夏に飲むぴったりのセゾンタイプの商品だったり、チョコレートを使った『ショコラベルグ』という商品をお客様のキャンペーンの景品で造っていました。その時にカカオニブを入れていたので、今回の対談楽しみにしていました。

――先ほどホワイトベルグが1缶飲めるようになった初めてのビールテイストということでしたが?

杦田)1缶飲めるようになるまで大変だったので、はじめはお食事となるべくビールテイストを合わせるようにしていました。この商品はスパイシーな感じが合うので山椒を使ってみたりだとか。でも、まだ食事が終わってもビールが飲み終わらず、そのあとにたまたま大好きなオレンジが入ったチョコレートを食べたら「これいけるじゃん!」と気づきビールテイストが飲み切れるようになりました。
この発見が嬉しかったので当時のブランド担当にも「チョコレートとビールテイスト、意外と合うよ」なんていって自主プレゼンなんかもしてました。(笑)

――ショコラベルグってどのように開発が始まったんですか?

杦田)ビールテイストの多様な美味しさを知っていただくために、ベルギービールの色々あるスタイルから、選ばれた一つのスタイルがショコラベルグです。ショコラベルグはキャンペーンの景品でした。お客様へのお届けが2月だったのでバレンタイン時期であったことも重なり季節感と特別感がピッタリでした。パッケージもチョコレート色の背景に赤い贈り物のようなリボンを差し色にして、お客様にバレンタインの気持ちが伝わるようにしました。

――ちなみにホワイトベルグの呼び方が変わっているとか?

杦田)それ言ってしまっていいんでしょうか(笑)私、この子をみて「シッシー」と呼んでいます。かわいらしいので当時のブランド担当と一緒に「シッシー」と呼んでいました。
あと麦とホップは「麦ップ」。社内では「麦ホ」と呼ばれていますが…。

須田)うちのミルチみたいですね。

杦田)ミルチかわいいですよね。

(左:杉田 紀子 右:須田 彩歌)

■ビールテイスト×チョコレートの魅力

――杦田さんがイメージするホワイトベルグに合うチョコレートは?

杦田)一番合うのは、ホワイトベルグにオレンジピールとコリアンダーシードが入っているので、オレンジピールが入ったチョコレート。
妄想しているのはカカオニブのザグザグした触感があるビターなチョコレート。それだけでスパイシーな感じがあるので合うのかなと。
産地違いで酸味があるチョコレートや後味がレモンっぽいカカオがあるのでそういうカカオとの相性もいいだろうなと思っています。

そういえば、この間パン屋でレモングラスを使ったチョコレートが売っていて。夏にぴったりだと思ってかったら、ホワイトベルグに合わせればよかった~と食べた後から思いました。
最近チョコレートが色々なものと合わせている進化があるので、合うものがもう少しありそうだなと思っています。

須田)ここ10年ぐらいで、日本で手に入るチョコレートもずいぶん進化しました。一見普通の茶色いチョコレートに見えても、原料であるカカオの産地や作り手のこだわりによって全く味や香りが違ったチョコレートになります。
私も家でお酒を飲むときには、どんなチョコレートが合うのか、片っ端からマニアックに試したりしています。

杦田)チョコレートの産地違いとローストの違いなんですかね?全然味違うから研究したいって思っています。

須田)品種、産地での発酵工程、ロースト条件でチョコレートの味や香りが大きく変わります。自分なりのベストオブベストみつけたいですよね。

杦田)ちょっとスパイシーな感じとビールが合わせられてチョコレートがもともと持っている“甘い幸せ”があると最高だなと。

須田)ホワイトベルグは苦みが少ないので、チョコの甘さとすごくバランスが良いです。他のビールテイストとチョコレートを試したこともありますが、苦みがしっかりしたタイプだとチョコレートに使用しているカカオにも苦みがあるので増長ちゃって。「すごい苦い!」と感じてしまうので“甘い幸せ”にはたどり着けなくて。ホワイトベルグは苦みが軽やかだから色々なチョコレートに合わせやすいと思います。

杦田)ホワイトベルグの良さって後味というか、鼻に抜ける“香り”がすごくいいことだと思っているので、確かにそこが合うとこなのかもしれません。

須田)カカオによって、同じように鼻から抜ける香りがあるカカオもあるので、うまく合わせるとお互いの香りが・・・

杦田)楽しそ~!夏にオススメバージョンと冬にオススメバージョンとかやりたいですね!それか、お昼や午後にライトに楽しむタイプと、食後にまったり楽しむタイプ等組みあわせがあったりすると幅が広がりそうですね。

――須田さんはビールテイストは飲まれますか?

須田)たまに。そんなに強くはないので1本程度ですね。

杦田)でもワインエキスパート持っているんですよね?

須田)はい。資格をとったきっかけは、Hello, Chocolateというチョコレートの文化普及の活動の中でチョコレートの先生をやらせて頂く機会があって。やはりワインの世界の方がすごく進んでいると感じて、“香味の表現”や“伝え方”を学びたいと思って2018年に取得しました。

■冷たいビールとチョコレートのおいしい合わせ方

――チョコレートって何度くらいで食べるのがおいしいのでしょうか?

須田)推奨の室温は25℃以下。チョコレートって4割くらいカカオバターという油が固まってできていて、それが体温くらいでスッと融ける徴的な物性をしているので、“くちどけ”が美味しさの肝。冷蔵庫から出したての冷たい状態だと、スッと融けるまで時間がかかるので、夏場だと部屋が暑いときはエアコンがきいた部屋で室温に戻してから食べて頂くのがいいですね。

15~18度くらいのワインセラーとかそういうところで保存してその温度で食べると、チョコレートのパキッという音とスッとしたくちどけの両方が味わえます。でも夏場は難しいですね・・・。

――マリアージュのポイントは?

須田)ビールテイストがキンキンに冷えているので、チョコレートを先に口に入れて、半分くらい融けたところでビールテイストを飲むとうまく口の中で混ざり合います。

口に入れる順番で感じる味わいが違ってくると思うので。チョコレートを食べた後その残り香に合わせてのどごしよく…というのは夏場いいと思います。

杦田)たしかにコーヒー飲むときは、甘いものを食べてからコーヒー飲むから、そういう楽しみ方をすればいいんですね。

須田)そうですね。「お互いを合わせながら食べる」というのが両方楽しめていいと思います。

杦田)早速、試します!

須田)何が合うか、どんな合わせ方がいいか、いろいろと考えながら板チョコとビールテイストを合わせるのも楽しいですが、あまり難しいことは考えずにぐびっと楽しめるビアカクテルを開発してみたいなと!
考えているレシピは、チョコレートとホワイトベルグに入っているオレンジの香りを引き立たせるママレードを使って、そこにビールを注いで、見た目は3層に。ビールテイストが苦手な方でも楽しんでいただけるような味かなと。

杦田)見た目すごくかわいいですね!味の想像がまるでつかないのでやってみたいです!

――実際に食べ合わせ、ビアカクテル施策を明治さんにお邪魔してやってみることに!!
どんな“甘い幸せ”に出会えるのでしょうか?こちらの模様はHello, Chocolateよりお届けいたします。お楽しみに!

※ホワイトベルグは、ビールではありません。リキュール(発泡性)①の商品です。

サッポロビール株式会社 新価値開発部 杦田 紀子
2003年サッポロ飲料に入社し、清涼飲料水の商品企画開発を10年程担当し、2013年ポッカサッポロフード&ビバレッジに会社統合時に、粉末スープの商品企画開発担当に。2015年秋にサッポロビールに出向し、ビールテイストの商品企画開発を6年弱担当している。

株式会社 明治 カカオマーケティング部 須田 彩歌
2008年明治製菓株式会社(現・株式会社 明治)入社。7年弱、カカオ・チョコレートの研究開発を経験した後、2015年1月にマーケティング部に着任。100%ChocolateCafe.商品の企画開発、Hello,Chocolateの講師などを経て、今年の6月からオリゴスマートブランドを担当している。

【ブランドサイトはこちら】

ホワイトベルグ:https://bit.ly/2VNDXna
●meijiミルクチョコレート:https://www.meiji.co.jp/products/brand/mchoco/

【前編:プロジェクト誕生秘話】

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