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世界初のコラボレーション!ドローンを使って醸造したビール

A Philadelphia Brewery Is Releasing a Beer Brewed with a Drone

空を飛ぶドローンが、話題の最新テクノロジーとして大きな注目を集めていることは皆さんもご存知でしょう。アマゾンの配達用ドローンが空のあちこちを飛んでいるという光景はまだ先の話かもしれませんが、それでもドローンが素晴らしい航空写真の撮影を可能にしたり、飛行機のパイロットの邪魔をして悩ませたり、といったこと以外にも用途があることを示して見せました。例えば、食品の配達をさらに進化させるため、ウーバーはドローンによるテスト配達を開始し、またメキシコではテキーラの産地偽造の防止にドローンを活用しています。そしてついにビール造りにもドローンが使われるようになりました。

長い歴史を持つ米ペンシルベニア州フィラデルフィアのクラフトビール醸造所「ドック・ストリート・ブリューイング」は、文字通り隣に社屋のあるドローンメーカー「エクシン・テクノロジーズ」と提携して“世界初のドローンが醸造したビール”造りに取り組んでいます。「スワーム・インテリジェンス」と名付けられたこのアルコール度数4.9%のペールエールは、地元産のオレンジ・ブロッサム・ハニーの風味がほのかに感じられる“軽くてフローラル”な味わいが特徴です。しかしビール通の方は、エクアノット、モザイク、チヌークの3種を配合したドライホップのことよりも、どうやってドローンがビールを作るのか知りたいのではないでしょうか。

エクシンが開発した“自律飛行ロボットシステム”は、通常、採鉱・建設・原子力といった工業用途に使われますが、今回、スワーム・インテリジェンスのためにドローンを小さな醸造所の中で飛ばし、ホップをステンレスの醸造タンクに落とすといったビール造りの手伝いをさせることに成功しました。その様子を捉えた映像はこちらをご覧ください。

ドック・ストリートでイベント・マーケティングを担当するレナータ・サート=ウェア氏は、この一見すると無関係に見える両社が協働に至った経緯について次のように説明してくれました。

「弊社は昔からずっとイノベーションを起こし、業界の最先端を行きたい一心で経営を続けてきました。1985年にクラフトブルワリーをスタートしたのも、アメリカ全土にマイクロブルワリー革命が広がるずっと前のことです。あらゆる業界があらゆる場面でドローンを使うようになる日はそう遠くないはずですが、私たちの知る限り、醸造のプロセスに積極的にドローンを使用したのは今回が初めてです」

もちろん、ドローンを用いたところで、伝統的なビール造りがさらに改良されるという訳ではありません。サート=ウェア氏も認めているように、色々な意味でこれは遊び心をもった実験的な試みなのです。「ドローンを醸造の工程に組み込んだらカッコいいだろうと考え、試行錯誤を続けてきました。その思いに応えたエクシンは、単にドローンにホップを運ばせるのではなく、醸造タンクに入れさせる方法も開発してくれました」。さらには、ラベルのデザインにもドローンが大きな役割を果たしているという。「ドローンでブルワリーを撮影し、普通の写真では絶対に捉えられない、驚くほど完璧で詳細な3D画像を作成することができたのです」とサート=ウェア氏は語ります。

それから最後にちょっとしたジョークも披露してくれました。「(ドローンたちが)ブルワリーを乗っ取る前に、彼らと仲良くして醸造方法を伝授した方がいいと考えています! ビール造りという重要なスキルを身につけることができて、ドローンたちもきっと喜んでいるはずです!」

スワーム・インテリジェンスは、2020年1月28日からフィラデルフィア市内にあるドック・ストリートの各醸造所で限定発売されています。このビールの配達にドローンを使用するかどうかについてはコメントを得ることができませんでした。

この記事はFood & Wineのマイク・ポムランツによって書かれたもので、NewsCredパブリッシャーネットワークによってライセンスされています。ライセンスに関する質問については、legal@newscred.com.までお問い合わせください。

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