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1月6日より黒ラベルのARメッセージ表示の実証実験が開始 「サッポロがなぜAR?」に隠された「開拓者たれ」の精神

澤穂希さん、菅原小春さん、立川志らくさん、辰𠮷𠀋一郎さん、そして漫画『宇宙兄弟』の南波六太さんと南波日々人さん──。令和初の正月を迎え、今年の抱負を考えたいこのタイミングで、サッポロビールは1月6日より東京にて、冒頭に挙げた6人の著名人が20歳の自分に向けてメッセージを送るという黒ラベルのARを活用した実証実験をスタートしました。

 ARとはAugmented Reality、拡張現実の略で、リアルの世界にCGなどを足して現実ではできない体験を再現してくれる仕組みです。ここ2、3年でスマートフォンのAR機能が充実し、高性能なメガネ型のARグラスが登場し、技術系の人々で話題に上がっています。例えば、人物やお店のデータ、地図案内といった今、スマートフォンの画面内で見ているものを、スマートフォンをかざしたりARグラスをかけることで、現実空間に情報を重ねてわかりやすい状態で見られるようになります。

 そんな少し先の未来を、実現したのが黒ラベルのARメッセージ表示の実証実験で、今回はスマートフォンとARグラスの2種類の機器で展開しました。スマートフォンでは、黒ラベルの商品や街頭にある屋外広告の黒ラベルのポスターにカメラを向けて、ARグラスではauの直営店である「au SHIBUYA MODI」にてnreal light(エンリアルライト)をかけて、黒ラベルのシンボルである☆を見ると、星がこちらに向かって飛び出してきて世界が切り替わり、CMでおなじみのBGM「Around the World」を耳にしながら人生の重みを感じるメッセージに浸れます。

 なぜビールメーカーが、ARという新しい領域で実証実験を展開するのか?そこにはサッポロの原点である「開拓者たれ」という精神が現れています。

 企画の発端となったサッポロビールマーケテイング開発部の福吉敬氏を始め、スマートフォンのARを担当したMawari Inc.の谷田部丈夫氏、ARグラスを担当したKDDI株式会社の下桐希氏、プロジェクトを統括するJAMSWORKS.,Co.Ltd.の安藤摂氏という4人が背景にあるストーリーを語りました。

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■左から:
JAMSWORKS.,Co.Ltd. 取締役:安藤摂氏
サッポロビール株式会社 マーケティング開発部 メディア統括グループ シニア メディア プランニング マネージャー:福吉敬氏
KDDI株式会社 パーソナル事業本部 サービス本部プロダクト開発1部 事業開発マネージャー:下桐希氏
Mawari Inc. CPO(チーフプロダクトオフィサー):谷田部丈夫氏

揺るぎない「開拓者精神」がサッポロの☆を輝かせる

──最初に「なぜサッポロがAR?」という話からお聞かせください。

福吉 サッポロビールではこれまでも、新技術をからめたマーケティング施策に何度も挑戦してきました。例えば、2018年にはサイバーエージェントと一緒に位置情報のターゲティングツール「AIRTRACK」を活用して、リアルタイム配信を活用した新宿駅でのビヤガーデンの集客を試みています。また、同じく2018年から、Cygamesの対戦型カードバトルゲーム「シャドウバース」などプロ選手が所属するeスポーツチーム「レバンガ☆SAPPORO」のオフィシャルパートナーとしても協賛を始めています。

私自身が新しもの好きで、海外メディアで実証実験の例をずっと調べていて、「これは日本でも絶対できるな」というものを常に考えています。最新技術を実践しているような人たちともつながっていて、「何か面白いネタある?」「これが今やりたいんだけどできる人いる?」と話を振って最適なパートナーが見つかると、「よしじゃあうちでPoC(概念実証)をやろう」と声をかけてすぐに動く感じです。

──概念実証というと失敗する場合もありますが……。

福吉 当社の前身は北海道開拓者麦酒醸造所で、会社の行動規範に「開拓者たれ」という言葉があったんです。

「どんな過酷な状況にあっても、自らの夢を自らの手で描き、夢の実現に向け、自ら決断し、最後までやり抜く。そして、その結果に自らの責任を負う。この揺るぎない『開拓者精神』こそが、サッポロビールの☆を輝かせていく。」

だからまずはチャレンジしないとダメだし、やりたいと言い出したなら途中で投げ出さずに最後までやり抜く。それで何ができて、何ができなかったの報告をきちんと報告できれば、挑戦したことをきちんと評価してくれます。

またサッポロビールでは「新しい楽しさや豊かさをお客様に発見していただける」ことを大切にしています。だからARのような新規性があって、面白いものを世の中に押し出していくのは企業理念にも合致しているし、やるべきだと企画を進めてきました。

世界の才能を束ねて生まれたAR実証実験

──ARツールの制作チームはどんな流れで立ち上がりましたか?

下桐氏 本当に偶然で、2019年の夏、福吉さんと花火大会に行ったのが直接のきっかけです。KDDIでは2019年5月からnrealとパートナーシップを締結し、ARグラスの企画開発と日本展開を進めていました。その話をしたところ、福吉さんが「それできるの?」と食いついてきた。

福吉 実際にnreal lightを体験したのですが、「スゴい、本当に動いてる!」と興奮して、これで行きましょうと。

下桐氏 そこから1週間ぐらいで制作チームを整えて、ARグラスの技術協力と「au SHIBUYA MODI」の提供KDDIで担当することになりました。

──みなさん元々つながりはあったのでしょうか?

福吉 私が過去音楽イベントでDJをやっていて、その当時一緒にVJを下桐さんがやっていたりと、全員が音楽つながりなんです。

──音楽!

福吉 そうなんです。社内から「本当に間に合うの?」というツッコミもありましたが……。

谷田部氏 MawariでもXRをずっと研究してきてデータの蓄積があり、さらにこのチームで別の実証実験で動いていた下地がありました。さらにアメリカやロシアなど、海外4カ国に開発を頼めたので、スケジュールはタイトだけどいけるんじゃないかと制作に踏み切っています

下桐氏 実はauブランドでも2019年から「おもしろいほうの未来へ。」というスローガンを打ち立てています。2つやり方があったら難しいほうを試してみようということで、今回も確実に難しい道を選んでいるので弊社のブランドにも合った企画なのです。

──挑戦するもの同士がタッグを組んだという。安藤さんはどういった役割だったのでしょうか?

安藤氏 僕は全体のプロジェクトマネジメントです。元々別の仕事でVRゲームの「スペースチャンネル5 VR あらかたダンシングショー」に関わっていたりと、VR制作にも関わっていたこともあり誘われました。

谷田部氏 単純にプロジェクトをまとめてもらうといっても、XRをきちんと理解したうえで、クリエイティブワークまでわかっていなければいけなくて、そういう人がなかなか見つからなかった。それで別のプロジェクトつながりで安藤さんを知り、緊急に呼び寄せたわけです。

安藤氏 ARでプロモーションをやりたいなぁと考えていて、他のいろいろなサービスについても話を聞いたりして研究・検討していたところに、たまたまこの話が来て、面白そうだったのでやってみようと首突っ込んだら最後。抜けられなくなってしまいました(笑)。

──(笑)。先ほど4カ国で開発を行ったという話もありましたが……。

安藤氏 プロジェクトチームは全部で約15人ぐらいで、制作過程でわかったことをその都度、国内外にフィードバックして、同じ温度を保てるように進めてきました。例えば、スマホARについては、8th Wall(エイスウォール)という米国カリフォルニアのスタートアップのWebAR技術を使っています。スマホでARというと専用アプリを使うもらうものもありますが、それだとユーザーにその都度インストールしてもらう必要があるので面倒。ウェブブラウザーで動かせれば、すぐに使ってもらえるわけで、その開発元も巻き込んでプロジェクトを進めていました。ほかにもロシアやメキシコなどもメンバーがいて、オンラインでよく電話会議したりとか。

──各地に散らばる才能をネット越しにまとめ上げる仕事なのですね。グローバルなチームがひとつになり、日本にARのメッセージを出すというストーリーだけでも興味深いです。

安藤氏 プロジェクトに関わる全員が新しいことにチャレンジすることが好きで、もちろん新しいことなのですべてが成功するわけではないですが、その中でプラスもマイナスも活かしていくみたいな感じです。

──みんなが「開拓者たれ」の精神を持っている。

谷田部氏 やはりその精神がないと、限られた時間の中でクオリティーを追求していくことはできないと思います。

「引き算」が生んだ黒ラベルの世界観

──制作においてこだわっていたり、ここを見てほしいというところは?

谷田部氏 6人のメッセージをどう見せるかという点です。空間で文字を見せるというやり方は無限にあって、今回は下から上に文字が上がっていくという形に落ち着きましたが、周囲360度を文字に囲まれて自分が回って読むパターンなど様々な見せ方を試しました。文字の出し方は本当に色々あって、タイプして1文字ずつ現れていくなど話し合いを始めるとアイデアが止まらないぐらいです。

下桐氏 ARでキャラクターなどを出現させるとなると、割と激しく動かしたりしてしまいますが、今回はあえてメッセージ以外の余計なものをそぎ落として極力シンプルにしたところ、すごく凛として様になるということがわかったんです。最新技術だから目立つようにやればいいというわけではなく、プロジェクトごとに整えていく必要があるといういい勉強になりました。

谷田部氏 作る側はやっぱり激しく動かしてみたくなるんです。でも今回はメッセージが伝わることがメインで、派手に動かしてしまうと読めなくなってしまう。

福吉 でき上がったものを見て、私は「これって黒ラベルの世界観だ」と思いました。「大人の生」をうたう黒ラベルは要素をどんどんそぎ落として行って、今の非常なシンプルなパッケージデザインに進化していった経緯があります。

おっしゃる通りCGを色々動かすとカッコよく見えるし、空間のいろいろなところに目線を動かすのは新鮮で面白いのですが、それを黒ラベルの世界観でやるというのはちょっと違うな、と。でも今回のクリエイティブを拝見したら、空間と文字の間合いと音楽が非常に合っていて、結果としてすごくこれが黒ラベルらしい世界観の体現に繋がっていました。

谷田部氏 ほかにも平面が空間に変わる瞬間、別空間に入るところにも注目してほしいです。サッポロの☆にスマートフォンを向けて認識すると、星が光り輝いて近づいてきて別空間に入る……という流れですが、現実とメッセージが現れるARをつなぐ空間として入れているのもこだわりです。

──空間が切り替わるシーンを明示的に入れることで気持ちをARに入りやすくするテクニックですね。色々考えられている。

福吉氏 実際、ARを体験したことのない黒ラベルのブランドマネージャーにも試してもらったのですが、AR体験にわくわくして「これ、いろんなことできるんじゃないですか?」と未来を想像しちゃうぐらいに感激していました。

AR技術は広告に限らず、ビール缶をARグラスで見ると横にメッセージが流れるとか、商品自体がお客様に体験を提供できるメディアになるという可能性を秘めています。今、テレビやネットでは求めていないCMが流れるから嫌われるわけですが、わざわざ買っていただいた商品なら確実に好きで選んでいるわけです。単純に何かが当たるとか、今だけ○円引きといったキャンペーンではなく、ブランドを愛してくれるお客さんの気持ちをさらに高める体験をARで提供していきたい。そこにARの未来を強く感じています。ぜひARメッセージをご体験ください。( PANORA 広田稔=取材・文 / 福家聖美=撮影 )



●実証実験1:あなたのスマホにARで届く、6人からの「#20歳の自分へ」に向けたメッセージ!

サッポロビール株式会社では、サッポロ生ビール黒ラベルビール缶や、渋谷の街中などにあるサッポロ生ビール黒ラベルのロゴマークを探して、ご自身のスマートフォンで起動したARカメラでかざすと、みなさんもよく知る6人からの「#20歳の自分へ」のメッセージがあなたの目の前に出現する、アプリのダウンロードを必要としないwebAR技術を活用した新しい形の広告キャンペーンの実証実験を行います。

「#20歳の自分へ」向けたメッセージは、次の6名の方々になります。

澤 穂希さん、菅原小春さん、立川志らくさん、辰𠮷𠀋一郎さん、
そして漫画『宇宙兄弟』の南波六太さんと南波日々人さん

【体験方法:ARカメラで見る】

 https://mwr.jp/u/sapporo_beer_ar_1
  ※スマホからご覧の方は、URLをクリックしてください。
  ※PCからはカメラが起動しませんので、スマホカメラでQRコードで撮影して起動してください。
  ※このサービスは、お酒に関する情報が含まれるため、20歳未満の方はご覧いただけません。あらかじめご了承ください。


【ARカメラの使い方】

■リンクをクリック:
【STEP 1】本ページ内の【ARカメラで見る】をクリックもしくはQRコードよりアクセス

■カメラを起動:
【STEP 2】ARカメラを起動するためのwebページへアクセス。
【STEP 3】「SAPPORO BEER ARはこの端末のセンサーへのアクセスを求めています」で「許可」を選択。
【STEP 4】「”ar.mwr.jp”が動作と方向へのアクセスを求めています」で「許可」を選択。
【STEP 5】「”ar.mwr.jp”がカメラへのアクセスを求めています」で「許可」を選択。
【STEP 6】ARカメラが起動します。

■ARコンテンツを楽しむ:
【STEP 7】ARカメラが起動した状態で、黒ラベルビール缶や街中にあるサッポロビールのロゴマークにかざしてスキャンすると、メッセージと音楽が自動的に流れます。


★推奨環境
【端末とOSについて】
  <iPhone> iOS11以降(iPhone7 以上)
  <Android> OS4.4以降
  (一部デバイスでご利用いただけない場合がございます)

【ブラウザについて】
  <iPhone> safari
  <Android> Google Chromeまたは標準ブラウザ
  ※各端末ごとに指定のブラウザでARカメラを起動してください。

★注意事項
・ARカメラを起動するのに、アプリのダウンロードは必要ありません。
・ブラウザのバージョンが古いとコンテンツを再生できません。ブラウザを更新して、あらためてアクセスしてください。
・天候や環境によって、スキャンがうまくいかない場合があります。あらかじめご了承ください。
・スキャンする場合は、周囲および他のお客様のご迷惑にならないようにご使用ください。
・歩きスマホは危険です。必ず立ち止まってご使用ください。
・本キャンペーンに関して各施設への問い合わせはご遠慮ください。


●実証実験2:不思議な眼鏡をかけると目の前の空間に6人のメッセージが出現!?

【サッポロビール黒ラベル新春キャンペーン連動イベント】

東京・渋谷からauの最新情報を発信するKDDI直営ショップ「au SHIBUYA MODI」のイベントスペースにて、2020年1月11日(土)~1月13日(月・祝)まで、サッポロビール黒ラベル新春キャンペーンに連動して、スマートMRグラス「nreal light (エンリアルライト)」をかけると6人の「20歳の自分へ」に向けたメッセージが目の前の空間に出現する体験イベントを実施します。ぜひ、この新しい体験をお楽しみください。

日時:2020年1月11日(土)~1月13日(月・祝) 11:00~21:00
場所:「au SHIBUYA MODI」のイベントスペース
東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 1F

https://au-shibuya-modi.kddi.com/

体験時間:おひとり様1回 3分程度

※「nreal light (エンリアルライト)」とは

サングラスのように快適に着用できるコンパクトサイズでありながら、鮮やかなディスプレイでARやVRなどの複合現実(MR)機能を手軽に実現できる、スマートMRグラス。軽量でありながら鮮やかな3Dグラフィックス用高解像度ディスプレイなどを搭載しており、着用するだけで臨場感あふれる視覚体験ができる。5G時代に向けて、KDDI株式会社が「nreal light」のデベロッパーであるnreal との提携により、本格的な普及を目指している。

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