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~日本ワインのイベント~ピノ・ノワールサミットに参加しました!
2月12日、JR両国駅にほど近い「国際ファッションセンター」で、「第1回日本ワイン ピノ・ノワールサミット」が開催されました。
会は2部構成で、第1部では、ワインジャーナリストの石井もと子さんをファシリテーターに迎え、北海道、青森、山形、長野、宮崎の5産地を代表する
6ワイナリーが参加して、日本のピノ・ノワールの現状と自社のワインについてパネル・ディスカッションを行いました。
私は、「グランポレール北海道余市ピノ・ノワール」について、2000年に始まった私たちのピノ・ノワールへの挑戦と
「余市のテロワールを生かして、あえて濃い色を追求しない、華やかなアロマと全体としてバランスのとれたチャーミングな味わいのワインを理想としています」
という話をしました。
第2部では、ピノ・ノワールに限らず「日本ワイン」の生産者19社が参加して、大テイスティング会が催されました。
広い会場でしたが、600人を超えるワインファンが集まると大変です。
最初の1時間くらいはお目当てのワインにグラスを手にして列を作り、少し殺気だっていました。
さて、私たちが、このような会に参加する目的はふたつあります。
ひとつは、自社ブランドだけでなく、広く「日本ワイン」の魅力を皆さんにお伝えすること。
ワイナリーどうし、互いに売り上げを競ってはいますが、最終的に大きな果実を手にするためには、まずは「日本ワイン」ファンそのものを増やすことが大事だからです。
もうひとつは、他のワイナリーと情報交換して、品質向上のヒントを探ることです。
互いのワインを飲み、日頃の課題を話し合います。
互いにオープンなことは、ワイン業界の世界共通の特長です。
他の業界にはない特長ではないでしょうか?
私は、20代の終わりから4年ほどカリフォルニアに住んでいましたが、互いに技術をオープンにすることが
カリフォルニアワイン全体の品質の高さと興隆につながっているのだと実感しました。
互いに品質や売り上げを巡ってしのぎを削っているライバル同士が、業界全体の品質向上や消費拡大を願って同じ会場に集い、わいわいがやがや。
少し不思議で、わくわくする世界です。
※「日本ワイン」とは、日本で栽培されたぶどうを100%使って、日本で醸造されたワインを言います。
グランポレール チーフワインメーカー 工藤雅義
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