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6000ドルでワインが一生飲めるサブスクリプションサービス。
果たして得か、それとも……?
一生涯4本のワインが毎月お手元に送られてくるサブスクリプション・サービスがあったら、始めてみたいと思いませんか?
自宅のワインが底をつかないためなら、いくらまでお金を支払う用意がありますか。 特別なディナーに合わせるとびきりの赤が欲しい、テイクアウトの残りと一緒に軽く飲む一杯のため、または急なパーティに手土産が必要などなど…どんなニーズであっても、死ぬまでワインに困らないサブスクが登場したのです。
この壮大な夢を叶えてくれたのが「フェアトレード、自家栽培、ヴィーガン、そして気取らない」をテーマに造ったワインを提供するObvious Wines です。同社が最近スタートした6000ドル(約70万円)の「Life of Wine」は、一生涯毎月欠かさず4本のワインが届くサブスクなのです。
70万円はかなりの大金に聞こえるかも知れませんが、落ち着いて計算してみてください。Obvious Wineは1本平均20ドル(2300円)なので、1カ月に4本なら、6年で元が取れます。つまり今申し込めば、2029年からは一生タダでワインが飲めるということになるのです!
「家に帰ればいつでも美味しいワインが待っているとしたら最高じゃありませんか? 急にゲストが来ても、もうワインを買いに走らなくて大丈夫です。いつどんなパーティに呼ばれても、フランス産の美味しいスパークリングワインを持ち寄ることもできます」とObvious Winesの創業者兼CEOを務めるブライス・ベイリー氏はいいます。「私たちは長年ワイン業界で商売をしてきたので、質のいいブティックワインが常に手元にあることが当たり前になっています。この便利さと安心感を多くの人にお届けすることが私たちのゴールなのです」
Life of Wineのメンバーシップには、Obvious Winesのウェブサイト上で販売されている全てのワインだけでなく限定版のボトルも含まれています。今のところ、このサービスを受けられるのは全米35の州とワシントンDCのみです。詳細は同社のウェブサイトをご覧ください。また、送料と手数料はメンバーシップ料に含まれています。「実は、皆さんにこのサブスクを購入しないでくださいと宣伝しています。というのも私たちにとっては大損になってしまうからです」と冗談でおどけているほどお得なサービスなのです。
現在のラインナップには、古典的なボルドーブレンドをカリフォルニア風にアレンジした「Dark & Bold」、「2020 ロワールバレー・ソーヴィニヨンブラン」、黒ブドウのテンプラニーリョを少々加えたチリ産の「ピノノワール」、「2018 カリフォルニア・シャルドネ」、「ロワールバレー・スパークリングワイン」、「2020 ロゼブレンド」などが揃っています。
これだけあれば、どんな場面でもワインに困ることはないでしょう。今すぐ決めなくても、まずは2~3本を試しに購入してみてはいかがでしょうか。
この記事はFood & Wineのジェリッサ・カストロデールが執筆し、 Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。