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イタリアの習慣「アペリティーヴォ」におすすめのカクテルレシピ

自宅で楽しむアペリティーヴォにピッタリのイタリアンカクテルをご紹介します。

絵葉書のように美しいヴェネツィアの運河や、歴史溢れるフィレンツェを訪れたとしても、イタリア旅行をパーフェクトな体験にしたいのならアペリティーヴォが欠かせません。ディナー前に、軽食をつまみながらワイン、ビール、カクテルを楽しむアペリティーヴォは、イタリア食文化の大切な要素の一つです。ローマの広場でスプリッツを飲めるようになるにはもう少し時間が必要かもしれませんが、再び旅行ができるようになる日まで、イタリアで愛されている定番カクテルを自宅で楽しんでみませんか。

イタリアで一番よく飲まれている食前酒といえば、アペロール・スプリッツやネグローニといった、イタリアの定番カクテルに使われるカンパリとアペロールです。ここでは、ひと口飲めば自宅にいながらイタリア気分を味わえる、とっておきのレシピを用意しました。さらに本場のアペリティーヴォを忠実に再現するなら、カクテルにオリーブや生ハム、フォカッチャなどを合わせましょう。食事の締めくくりには南イタリアで夕食の後に飲まれる、爽やかなレモンのリキュール、自家製リモンチェッロがお薦めです。

イタリアの文化「アペリティーヴォ(Aperitivo)」とは?

イタリアならではの文化といえる「アペリティーヴォ(Aperitivo)」は、食前酒のことです。夕飯前の18~19時頃にバールで集まり、仲間や家族などと軽くお酒を飲む習慣を指します。食前にお酒を飲むと会話が弾むうえ、胃が刺激されて食欲を増進する効果が期待できます。イタリアは夕飯の時間が遅い傾向にあるため、おつまみなど軽食とともにアペリティーヴォを楽しむのが一般的です。

おすすめのイタリアンカクテル10選

アペリティーヴォの主役といえば、色鮮やかで香り豊かなイタリアンカクテルの数々です。ここではおすすめの10種類を紹介します。

アペロール・スプリッツ Getty Images

1. アペロール・スプリッツ

最近アメリカで人気上昇中のイタリア定番カクテル、アペロール・スプリッツは夏の夜にぴったり。甘く爽快な味わいのこのカクテルは、たった3つの材料で作ることができます。

アペロール・スプリッツの作り方:たっぷりの氷を入れたグラスに、同量のスパークリングワイン(プロセッコ)とアペロールを注いだら炭酸水を適量加え、オレンジスライスを飾ります。

オレンジとイチゴを飾ったアペロール・スプリッツ Getty Images

2. ベリーニ

ブランチタイムを彩る甘口カクテルとしてはミモザの方が知られているかもしれませんが、ヴェネツィア生まれのベリーニもすっきりとして美味なカクテルです。プロセッコに加えたピーチのピュレ(またはネクター)のフルーティな味わいが魅力です。

ベリーニの作り方:プロセッコとピーチピュレを2:1の割合でグラスに注ぎ、スライスした桃を飾ります。

GettyImages-1285929150.jpg

3. ロッシーニ

ベリーニがお好みならロッシーニもきっと気に入るはず。ベリーニのピーチに代えて、プロセッコとイチゴを合わせたフレッシュなカクテルです。

ロッシーニの作り方:プロセッコとイチゴピュレを2:1の割合でフルート型シャンパングラスに注ぎ、イチゴを飾ります。

レストランでネグローニを作るバーテンダー Viktor Fj/EyeEm/Getty Images

4. ネグローニ

アメリカの俳優・映画監督として知られるスタンリー・トゥッチ氏が自宅でネグローニを作る動画をインスタグラムにアップしてからというもの、あらゆるところでこのカクテルの姿を目にするようになりました。このクラシックカクテルが愛されているのには理由があります。甘さとほろ苦さのバランスが抜群で、ディナー前にぴったりの一杯なのです。

ネグローニの作り方:同量のカンパリ、チンザノ・ベルモット・1757・ロッソ、ブルドッグ・ジンを氷の入ったグラスに注ぎます。15秒間ステアして、最後にオレンジのピールかスライスを飾ります。

GettyImages-1283067416.jpg

5. ブールヴァルディエ

アメリカのバーボンに、イタリアのカンパリとスイートベルモットを合わせたカクテルで、ネグローニの“いとこ的存在”として知られています。フランス語に由来する名前がついていることから、イタリアにルーツをもつ伝統的カクテルではないかもしれませんが、美味しいことに変わりはありません。

ブールヴァルディエの作り方:同量のラッセルズ・リザーブ・10年、チンザノ・ベルモット・1757・ロッソ、カンパリをグラスに注ぎ、よくステアした後、大きな氷を入れたグラスに注ぎます。

カンパリ・ソーダに氷を入れて楽しむ Getty Images

5. カンパリ・ソーダ

余計なフレーバーに邪魔されることなく、カンパリの苦みを堪能するならカンパリ・ソーダが一番。材料もたった2つと、スーパーシンプルなイタリアンカクテルです。

カンパリ・ソーダの作り方:カンパリと炭酸水を2:1の割合でグラスに注ぎ、ステアします。氷の入ったグラスに注いだら、オレンジスライスを飾ります。

6.  ガリバルディ

カンパリを使ったカクテルは、上記のものですべてと思ったら間違いです! こちらはオレンジジュースで割った甘口のカクテルですが、搾りたての生オレンジジュースを使うとさらに美味しくなります。

ガリバルディの作り方:同量のカンパリとオレンジジュースを氷の入ったグラスに注ぎ、オレンジスライスを飾ります。

アメリカーノ Getty Images

8. Americano アメリカーノ

1860年代に誕生したといわれ、長い歴史と様々な逸話をもったカクテルです。カンパリ、ベルモット、炭酸水があれば自宅でも簡単に作ることができます。

アメリカーノの作り方:同量のカンパリとチンザノ・ベルモット・1757・ロッソ、さらに適量の炭酸水を大きな氷の入ったグラスに注ぎ、最後にレモンピールを飾ります。

9. アヴェルナ・リモナータ

1868年から伝わる製造法で作られるシチリア特産のリキュール、アヴェルナ。リコリス(多年草の植物)とオレンジの香りが特徴のビタースイートな薬膳酒です。夕食後にストレートで飲むか、アヴェルナ・リモナータのようにカクテルにして楽しむのが一般的です。

アヴェルナ・リモナータの作り方:砕いた氷を入れたグラスに、アヴェルナ、生レモンジュース、シロップを2:1:0.5の割合で注ぎ入れます。適量の炭酸水を加え、ミント、ローズマリー、セージなど、アヴェルナのハーブの香りを引き立ててくれる季節のハーブを飾ったら完成です。

10.ネグローニ・ビアンコ

最後にクラシックなネグローニをベースにしたカクテルをもう一つ。ウェイン・コリンズ氏考案のネグローニ・ビアンコは、カンパリやベルモットの代わりにルクサルドのビター・ビアンコを使います。

ネグローニ・ビアンコの作り方:たっぷりの氷を入れたロックグラスに、同量のオクスレイ・ジン、ルクサルド・ビター・ビアンコ、マルティーニ・エ・ロッシ・ベルモット・ビアンコを注ぎ、ステアします。

【豆知識】イタリアンカクテルのそれぞれの名前の由来

紹介したイタリアンカクテルの中には、材料にちなんだ名前がつけられているものもあれば、人名などにちなんだものも少なくありません。前述のイタリアンカクテル10種にそれぞれどのような由来があるのかを紹介します。

1. アペロール・スプリッツ

アペロール・スプリッツは、材料や特徴から名前がつけられています。アペロールとは1919年に誕生したリキュールの名前で、イタリア北部に位置する、パドヴァの街でつくられました。

スプリッツはドイツ語で、「弾ける」を意味する「シュプリッツェン(Spritzen)」に由来しています。アペロールというリキュールを使用した、スパークリングワインと炭酸の弾ける舌ざわりが心地よいカクテルであることが、名前からも想像できますね。

アルコール度数は11度と低めのため飲みやすく、アペリティーヴォに人気です。

2. ベリーニ

ベリーニは、ルネッサンス期を代表する画家にちなんで名づけられたカクテルです。1948年、ヴェネツィアの老舗レストラン「ハリーズバー」で誕生しました。ピンクがかった乳白色の液色が可愛らしく、見た目の華やかさも楽しめます。

ハリーズバーのオーナーであるジュゼッペ・チプリアーニ氏が、当時開かれていたベリーニの絵画展を記念して考案したものです。桃の甘い香りと味わいが特徴のベリーニは、アルコール度数が5度と低めで、お酒が苦手な人にもおすすめです。

3. ロッシーニ

ベリーニと同じく、ロッシーニも人物名が元となっています。ベリーニが画家の名前であるのに対して、ロッシーニは音楽家の名前が由来です。1980年代にパリで活躍したオペラ作曲家のロッシーニは、フランス料理に彼の名が入ったステーキ料理を残すほど、美食家としても有名でした。

そんなオペラ作曲家兼、美食家の名を冠したカクテルは、ベリーニのレシピの桃を苺に変えただけという手軽なものです。生の苺をピューレにして使うとフレッシュな味わいを楽しめますが、苦手な方やお酒に弱い方は苺ジャムで代用して、まろやかな味わいを楽しむ方法もあります。

4. ネグローニ

世界的に有名な料理や調味料の中には、かつて地元の貴族のために生み出されたものが原型となっているものが数多くあります。ネグローニもそのひとつで、フィレンツェのレストラン「カソーニ」の常連客、カミーロ・ネグローニ伯爵が飲んでいたカクテルが由来です。

ネグローニ伯爵は美食家であり、オリジナルカクテル(後のネグローニ)を食前酒として飲んでいました。香草やスパイスの香り豊かなベルモットが、微かな甘みを与えていますが、基本的には辛口のため、男性に好まれる味です。

アルコール度数は配合によっても異なりますが、30度と高く、優雅にゆっくり飲むのがおすすめです。

5. ブールヴァルディエ

ブールヴァルディエも人名のような響きがありますが、特定の誰かを指すものではありません。「伊達男」「遊び人」といった意味をもっています。

片側二車線以上の大通りをフランス語で「ブールーバール(Boulevard)」といい、ブールヴァルディエは大通りを颯爽と歩く伊達男のイメージが由来となっている説もあります。華やかな印象をもつ一方で、味わいはネグローニよりも濃厚です。

重厚感のあるアメリカンウイスキーの香りが口内に広がるブールヴァルディエは、実はフランス生まれのカクテルです。ただしフランスの辛口ではなくイタリアの甘いベルモットを使用していることから、イタリアンカクテルともいえます。

6. カンパリ・ソーダ

飲み会の席で一度は耳にしたことのあるカクテル名といえば、カンパリ・ソーダをあげる方は多いのではないでしょうか。カンパリ・ソーダのカンパリとは、イタリアのダヴィデ・カンパリ社が生産・販売しているリキュールの名前です。

カンパリ・ソーダはカンパリをソーダで割るという非常にシンプルなレシピですが、割り方で味わいの印象は大きく変わります。

カンパリは数種類のハーブを使用しており、個性的な味に加えて25度と高いアルコール度数が特徴です。カンパリ・ソーダにすると7~9度に下がるため、飲みやすくなります。

7.  ガリバルディ

ガリバルディも、人物名が由来となっているカクテルです。元となった人物は、イタリア統一運動に参加し、その貢献度の高さから英雄視されるようになった三傑のひとりです。

かつて複数の小国に分裂していたイタリアは、南北に細長い地形をしている特徴もあり、北と南で文化や生産物が異なります。北部で生まれたカンパリに、南部の名産物であるオレンジを加えて完成することから、イタリア統一の英雄の名前で呼ばれるようになりました。

材料の組み合わせに由来して、別名「カンパリ・オレンジ」とも呼ばれています。

8. アメリカーノ

アメリカーノは、マルティーニ ロッソの赤色が美しいカクテルです。アメリカーノの名前の由来は、1933年にイタリア人ボクサーのカルネラがアメリカでチャンピオンの座を奪い取ったことにあります。カルネラが帰国したとき、人々がアメリカーノでその勝利を祝いました。

ただし、レシピの誕生時期には諸説あり、1830年代や1860年代にはすでに存在していたとする説があるなど、いつ生まれたのかは定かではありません。アメリカーノの発祥は、ミラノのバーテンダーがマルティーニ ロッソとビターを使って作ったともいわれています。

9. アヴェルナ・リモナータ

アヴェルナ・リモナータは前述のとおり、シチリア特産のアヴェルナを使用していることから名付けられました。

リモナータはレモンを絞って炭酸水と砂糖のみを加えたシンプルな飲み物のことで、イタリアでは古くから親しまれています。同じ手法でレモンではなくオレンジを絞った飲み物も親しまれており、こちらはアランチャータと呼ばれています。

アヴェルナ・リモナータは薬膳酒の香りにレモンの爽やかな香りが加わり、ビターな印象の中に甘さを感じる味わいが特徴です。

10. ネグローニ・ビアンコ

ビアンコ(Bianco)は、イタリア語で「白」を意味する単語です。パスタなどの料理はもちろん、ワインの色を表すときも使用されており、「赤」の場合はロッソと呼びます。たとえば白ワインは、イタリア語で「ヴィノビアンコ」です。

先に紹介したネグローニはカンパリやベルガモットを使用しており、鮮やかな赤色が特徴的でした。一方のネグローニ・ビアンコはルクサルド社のビター・ビアンコを使用するため、白ワインのように透き通った白色をしています。

名が体を表すように、まさにネグローニの「白」バージョンといったところです。

アペリティーヴォにおすすめのおつまみ

アペリティーヴォを彩るのが、手軽に食べられておいしい、数々のおつまみです。最後に、自宅で簡単に作れる、おすすめのおつまみレシピを3種類紹介しますので、ぜひ試してみてください。

カマンベールポテトケーキ

カマンベールチーズをまるごと1個使用するカマンベールポテトケーキは、見た目のインパクトも楽しいおつまみです。

作り方は、電子レンジでじゃがいも1/2個を加熱してマッシュした後、みじん切りにしたピクルス・マヨネーズ・塩・黒コショウを混ぜてペーストを作ります。ケーキ用スポンジのように真横にカットしたカマンベールチーズに、サラミとじゃがいもペースト、バジルを挟んで完成です。

食べるときは手ごろなサイズにカットして、甘いはちみつをかけてください。ポテトと濃厚なカマンベールチーズの風味が香ばしく、イタリアンカクテルによく合います。

薄く切ったバケットにのせて、焼いて食べるのもおいしいですよ。

とろーりチーズのミートソースコロッケ

パーティーメニューとしても活躍する、一口サイズのコロッケです。中の具がスライスチーズのみとシンプルなので、塩味もほどよく、まろやかな味わいに仕上がります。

作り方は、まず皮をむいて電子レンジで温めたじゃがいも(2個分)に、ミートソースと少々のナツメグを加えて混ぜ、塩・粗挽き黒コショウで味を調えます。スライスチーズを半分にカットしたものを丸めて、じゃがいもで包んだら衣をつけて揚げれば完成です。

一口大になるよう、じゃがいもは8等分程度にすると良いでしょう。中の具をご飯にして、ちいさなライスコロッケにするのもおすすめです。

鮭缶とチーズのリエット

リエットとは、肉などを煮てからペースト状にした、フランスの料理です。本来は手間のかかるメニューですが、肉の代わりに鮭の水煮缶を使えば、手軽に作れます。

作り方は、水気を切った鮭缶をボウルに入れ、マスカルポーネチーズ大さじ4に、小口切りの万能ねぎ・すりおろし玉ねぎを大さじ1ずつと、レモン汁を小さじ1入れます。塩と黒コショウを適量入れて混ぜ合わせれば完成です。

リエットはスライスしたバゲットなどに乗せて楽しむ他、サンドイッチの具材にすると、ボリューミーなランチメニューにもなります。

まとめ

イタリアンカクテルは、ワインやフルーツのフルーティな香りや味わいを楽しめるものから、辛口でがっしりとした印象のものまで、多彩です。ソーダの量を調節したり、ピューレよりも甘みのあるジャムを使ってみたりと、自分だけの飲みやすい割合を探してみるのも楽しそうですね。

ぜひシチュエーションや料理、お好みに合わせて、いろいろなイタリアンカクテルを楽しんでみてください。

この記事はTravel & Leisureのエリザベス・ローズが執筆し、Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。

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