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九州日田工場に新ツアーが登場!水郷日田とサッポロビールの繋がり、そして「おいしさのヒミツ」をレポート

大分県日田市にある「サッポロビール九州日田工場」に、新しい工場見学ツアーが誕生しました。その名も「黒ラベル THE PERFECT TOUR」。2026年に発売50周年を迎える黒ラベルを堪能できるツアーで、北海道・上富良野のスタッフによるリアルタイムのライブ解説など、ここでしか味わえないコンテンツが満載です。

九州日田工場に訪れたことがある人もいるかもしれませんが、「そもそも日田ってどんな場所?」「なぜこの地でビールをつくっているの?」という疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、日田の街の魅力や、日田とサッポロビールの繋がり、そして新ツアーの見どころを徹底レポート。読み終える頃には、あなたもきっと日田に、そして九州日田工場に行きたくなるはずです。

「水郷日田」ってどんな場所?
その魅力やサッポロビールとの物語を紹介

日田工場外観
↑九州日田工場の外観。日田市の高台にあり、自然豊かな環境です。

まずは、日田がどのような場所なのか、そしてなぜサッポロビールがこの地に工場をつくったのか。九州日田工場に勤務している宝珠(ほうす)さんに伺いました。

サッポロビール社員宝珠さん
↑サッポロビール九州日田工場 総務部の宝珠さん。九州日田工場が操業を開始する前年の1999年に入社。これまで庶務や経理、環境保全などさまざまな業務を経験。現在は人事労政、工場見学や広報、行政との渉外活動などを担当している。

――日田はどのような場所なのでしょうか?魅力を教えてください。

宝珠:日田は雄大な山々に囲まれていて、豊かな降水量がもたらす恵まれた水環境が大きな特徴です。昔から「水郷」と呼ばれてきましたが、日田ではその清らかさを表現するために、あえて濁らせずに「すいきょう」と呼ぶのだと聞いています。

街の魅力も多彩です。江戸時代に幕府の直轄地「天領」として栄えた豆田町には当時の情緒が今も残り、タイムスリップしたかのような散策を楽しめます。また、一年を通じてお祭りも盛んです。2月から3月にかけて行われる「天領日田おひなまつり」に始まり、5月のアユ漁解禁を祝う「日田川開き観光祭」では大輪の花火が打ち上げられてとても盛り上がります。7月には山鉾が練り歩く「日田祇園祭」、11月には竹灯籠が幻想的な「日田天領まつり・千年あかり」と、いつ訪れても新しい感動や発見があるはずです。また、日田市の周辺には温泉地が点在しているので、工場見学とあわせて旅の計画を立てるのもおすすめですよ。

――宝珠さんにとって、特にお気に入りのスポットはありますか?

宝珠:やはり、九州日田工場から眺める景色が一番ですね。工場は高台に位置しているので、敷地内のどこにいても見晴らしの良さを感じることができます。特におすすめしたいのが、併設されたレストラン「日田森のビール園」の奥にあるエリアです。そこからは日田の市街地を一望でき、季節によって表情が変わるのも趣があります。

日田工場から見える日田市の景色

――なぜ、日田にサッポロビールの工場が誕生したのでしょうか。その背景にあるストーリーを教えてください。

宝珠:もともと九州工場は福岡県北九州市の門司にありましたが、その役割を引き継ぐ形で日田に誕生しました。いくつか候補地があった中、日田を選んだ最大の決め手はやはり「水」です。ビール造りの根幹となる良質な水をはじめとした豊かな自然環境こそが、新工場の建設地として選ばれた理由でした。

こうして2000年、「新九州工場」の名で稼働を開始しました。その後、10周年の節目に現在の「九州日田工場」へと名称を改めたのです。

――九州日田工場が掲げているコンセプトについて教えてください。

宝珠:九州日田工場は、稼働開始当初から「自然との調和」「地域との共生」「情報発信基地」という3つのコンセプトを大切にしてきました。

まず「自然との調和」についてですが、工場をご覧いただければわかる通り、私たちは緑化と周辺環境の保全に力を入れています。地元の森林組合や少年団の皆さんと一緒に草刈りや間伐などの森林保全活動を行っており、こうした取り組みが評価され、2024年には「緑化優良工場等九州経済産業局長表彰」をいただくことができました。

「地域との共生」では、日田の方々と一体となってさまざまな活動を推進しています。工場周辺の清掃活動はもちろん、敷地内のビオトープ園を一般開放し、自然と触れ合える場を提供しています。他にも、市内の小学生の社会科見学を積極的に受け入れたり、「日田祇園祭」などの伝統行事にもボランティアとして関わったりしています。

「情報発信基地」は、工場見学を軸にサッポロビールの歴史やブランド価値を伝えるのはもちろんですが、日田という土地や人の魅力も同時に発信していきたいと考えて工場の展示物にも工夫をしています。ここを訪れることで、新しい発見や人との出会いを楽しんでいただければ嬉しいです。

理想の環境で生まれるサッポロビールの商品たち

サッポロビール九州日田工場見学コース入り口
↑ここから工場内部へ。スタート場所には1977年に発売された「サッポロびん生」が飾られています。

――日田の豊かな自然や水は、ここで生まれるビールにどのような影響を与えているのでしょうか。

宝珠:ビールという飲み物は、その成分の約90%を水が占めています。そのため、質の高い水を安定して確保できることは、ビールづくりにおいて非常に重要です。水郷と呼ばれる日田の地はまさに理想的な環境で、地下200mから汲み上げた水を使用して日々ビールを醸造しています。

もちろん、サッポロビールは全国に工場があり、どの工場でつくられたものであっても同じおいしさ、同じ品質をお届けするのが私たちの使命です。水質が場所ごとに異なるなかで、ブランドの味を再現し続けるのは、醸造技術者たちが磨き上げてきた職人技の結晶だと私は考えています。

――工場ではどのような銘柄がつくられているのでしょうか。

宝珠:「サッポロ生ビール黒ラベル」や「ヱビスビール」をはじめ、「サッポロラガービール」、「エーデルピルス」、「麦とホップ」や「GOLD STAR」など、サッポロビールを代表する商品を幅広くつくっています。

日田産の赤星POP
↑日田の飲食店にはこの土地ならではのPOPが掲示されていました。

――製造されたビールは、どこへ出荷されているのですか?

宝珠:主には九州と近畿以西の地域にお届けしていますが、実は海外輸出の拠点としての役割も持っており、韓国や台湾などへもビールを出荷しているんですよ。

――これから日田を訪れる方、そしてサッポロビールを愛する読者の方へメッセージをお願いします。

宝珠:日田は、豊かな自然や歴史、おいしい食べ物、そして人の温かさにあふれた魅力ある土地です。そして九州日田工場は、家族やカップル、友人同士など、どんな方でも楽しめる場所です。道の駅に立ち寄るような気軽な気持ちで一杯を楽しみに来ていただくのも良いですし、工場見学を通じてサッポロビールの奥深さに触れていただくのも大歓迎です。

今後も、日田から変わらぬおいしさと心に残るひとときをお届けし続けますので、サッポロビールの歴史や物語、そしてこの地ならではの味わいを、ぜひ体感しに来てください。皆様とお会いできる日を楽しみにしております。

サッポロビール社員宝珠さん

九州日田工場の新ツアーが誕生!
その名も「黒ラベル THE PERFECT TOUR」

九州日田工場ではこれまでも、「サッポロ生ビール黒ラベル」のブランドストーリーを映像で楽しめる「サッポロシアター」や、「ブランドコミュニケーターの案内で製造工程を学ぶ「工場見学ツアー」など、さまざまな体験を提供してきました。そこに今回、新ツアー「黒ラベル THE PERFECT TOUR」が加わりました。昨年、一足先に札幌にあるサッポロビール博物館でスタートしたツアーを九州日田工場に拡大するもので、2026年に発売50周年を迎える「サッポロ生ビール黒ラベル」の魅力を丸ごと堪能できるスペシャルなツアーです。その見どころをいち早くご紹介します。

1.北海道・上富良野とリアルタイムで繋がり
  黒ラベルのおいしさのヒミツを生解説!

ツアーの最大の目玉は、サッポロビール創業の地である北海道の2拠点、札幌のサッポロビール博物館と上富良野の当社原料研究開発センターを繋いだ生中継です。原料づくりに情熱を注ぐ現地のスタッフから、黒ラベルのおいしさを支える麦芽やホップのこだわりを直接教えてもらえるという貴重な機会。一方的な解説ではなく、直接質問ができる時間も用意されているため、サッポロビールの奥深い世界をより一層身近に感じることができるはずです。

日田&上富良野中継写真
↑大きなモニターを介して行われるライブ中継。原料が育まれる北海道の地と、ビールが生まれる日田の工場、サッポロビールにとって大切な二つの場所が一つに繋がります。

※ツアー写真は特別に許可を得て撮影しています。

2.黒ラベルの誕生から現在までを辿るシアター上映

1977年の誕生以来愛され続けてきた「サッポロ生ビール黒ラベル」の歩み、そして「もっとおいしく!」を目指して、現在進行形で進化を続ける挑戦の軌跡を専用シアターで上映。懐かしい広告や映像も登場し、長く愛飲されている方にはたまらない演出かもしれません。

サッポロビール九州日田工場見学コース内写真

3.工場内部を見学!サッポロビールのこだわりを体感

「仕込」や「発酵」、「パッケージ」といったビールの製造工程を順を追って見学していきます。次々とビールが詰められていくパッケージラインなど、実際に稼働している様子を間近に感じられる、見どころ満載のエリアです。

その都度ガイドによる解説があり、原料や製造方法などの基本的な知識から、各ブランドのこだわりまで深く知ることができます。ビールにまつわるクイズなどもあり、楽しみながら知識を深められるのが魅力です。

サッポロビール九州日田工場見学コース内写真

↑巨大な醸造タンクが並ぶ光景は圧巻、こんなに間近で見られます。

サッポロビール九州日田工場見学コース内写真

↑発酵タンクの内部をイメージした部屋。想像以上に広いです。

サッポロビール九州日田工場見学コース内写真

↑びん詰室のイメージ。びん詰め後は機械で検査したあと、人によって最終検査が行われます。

サッポロビール九州日田工場見学コース内写真

↑環境保全の取り組みなどを紹介するコーナー。日田工場でもさまざまなリサイクルや省エネルギー対策を行っています。

4.サッポロビールと九州の繋がりを
  知ることができるギャラリールーム

1911年に門司で九州工場が創業してからこれまでの年表が書かれており、サッポロビールが九州の地と共に歩んできた歴史に触れることができます。

サッポロビール九州日田工場見学コース内写真
サッポロビール九州日田工場見学コース内写真
↑展示スペースには、歴代の商品パッケージや貴重なポスターを展示。中でも目を引くのは、1986年に地域限定で発売された「サッポロアワーズ」。九州の地図をデザインしており、九州という土地への深い愛着と敬意を感じ取ることができます。

5.ツアー参加者だけの特等席。
  日田杉のテーブルで味わう「パーフェクト黒ラベル」

見学の最後にはお楽しみの試飲タイムが。案内されるのは、ツアー参加者だけが入ることのできる特別な試飲ルーム。中には日田杉の一枚板を使った圧巻のロングテーブルと、日田の絶景が迎えてくれます。

サッポロビール九州日田工場見学コース内試飲スペース

ここで提供されるのは、できたての「パーフェクト黒ラベル」。工場を巡り、造り手の情熱やサッポロビールのこだわりに触れあと、日田の美しい景色を眺めながら味わう一杯。CHEER UP!編集部もここで1杯いただきましたが、この試飲ルームで飲んだ「パーフェクト黒ラベル」は、一生忘れられないほどのおいしさでした。

日田工場できたてのサッポロ生ビール黒ラベル

ちなみに、車を運転される方やお子様のためにソフトドリンクも用意しているので、どなたでもこの特別な空間を楽しむことができますよ。

お土産のグラス

↑ツアーに参加したらもらえる九州日田工場オリジナルのタンブラー。三度注ぎの説明が書かれていて、旅の思い出にもなります。

このように、「黒ラベル THE PERFECT TOUR」では、サッポロビールのブランドヒストリー、上富良野のスタッフによるライブ解説、そしてビールが生まれる製造現場の三位一体の体験に触れることができます。ぜひ九州日田工場に訪れてみてはいかがでしょうか。

【新ツアー「黒ラベル THE PERFECT TOUR」のご予約はこちらから】

まだまだある、日田工場の見どころ!

ツアー以外にも、日田工場には魅力的なスポットが満載です。おすすめの見どころを厳選して紹介します。

ヱビスの歴史や物語に触れる
「ヱビスギャラリー」

ヱビスの歩みを知ることができるギャラリーです。東京・恵比寿の街の発展と共に歩んだ歴史や、当時の「恵比壽ビヤホール」を再現した中に入れる巨大展示は圧巻。まるで明治・大正時代にタイムスリップしたかのような感覚で、ブランドの世界観を存分に味わえます。

サッポロビール九州日田工場施設内

↑実際に中に入ることができ、当時の雰囲気を体感できます。

サッポロビール九州日田工場施設内

↑インパクト大!「恵比壽ビヤホール」の外壁を再現した巨大なビール箱の壁。

日田の景色を眺めながらビールを味わえる
「テイスティングサロン」

ビールの知識と共に楽しめる「STAR LOUNGE」、ワイワイと楽しめる「STAR HALL」、雰囲気の異なる2つのエリアが用意されており、黒ラベルやヱビスを楽しむことができます。ツアー後、「もう少し余韻に浸りたい」という方にぴったりの空間です。

サッポロビール九州日田工場施設内

旅の思い出になる撮影スポット

工場内には、ついついカメラで残したくなるフォトスポットも点在しています。

サッポロビール九州日田工場施設内

↑大人エレベーターをイメージしたフォトスポット。

サッポロビール九州日田工場施設内

↑2階で見つけたのは、レトロなデザインが目を引く「サクラビール」の鏡。鏡越しに写真を撮ってみて。

初めての日田に魅了されっぱなし!
CHEER UP!編集部の取材後記

今回担当したCHEER UP!編集部のメンバー2名、実はこれが記念すべき初の日田訪問となりました。「日田の素敵なところがまだまだたくさんあるので語らせてほしい!」ということで、私たちが現地で見つけた魅力を最後にご紹介します。

アクセスは、東京からでも想像以上にスムーズでした!

編集部は今回、東京から日田を訪れました。羽田から福岡空港へと飛び、空港から高速バスに乗って日田市内へ向かいます。「日田バスターミナル」で降りた後は、タクシーorバスで工場へ。乗り継ぎは想像以上にスムーズで、迷うことなく工場まで向かうことができました。

日田駅

↑日田駅前。「HITA」の大きなモニュメントが目印です。

街全体に感じる「サッポロビール愛」

日田に来て心に響いたのは、人の温かさです。運転手さんが「ここから工場がよく見えるよ」「ここのグルメがおすすめだよ」と教えてくれたり、飲食店にはサッポロビールのポップが誇らしげに掲げられていたりと、街全体で工場を応援している空気が伝わってきました。

↑工場へと向かう道中から、すでに巨大な醸造タンクが姿を現していました。

日田の自然やグルメを堪能し、サッポロビールと九州日田工場の物語に触れ、そしておいしいビールを味わう。少し足を延ばすだけで、これほどまでに充実した時間が待っています。ぜひ、九州日田工場へ、そして新ツアー「黒ラベル THE PERFECT TOUR」に参加してみてくださいね。

【新ツアー「黒ラベル THE PERFECT TOUR」のご予約はこちらから】

(写真・文=田原奈奈)

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