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ワインメーカーという仕事
私の名刺には、ワインメーカーという職名が印刷されていますが、皆さんは、ワインメーカーという仕事をご存知ですか?
ワインを造る会社のことをワインメーカーと呼びますが、そこで実際にワインを造っている人のことも、ワインメーカーと呼びます。
ワインを造る(Make)人という意味です。
さて、では、そのワインメーカーの仕事とは、具体的に何か?
「ワインを造ること」
そうですね、まさに、文字通り。
「ぶどう農家さんや自社ぶどう園の管理者と連携をとり、必要な指示をすること」
それも大事な仕事です。ワインの品質の8割はぶどうの出来で決まると言われます。当社の場合は、各産地の栽培責任者がいて、私たちワインメーカーと栽培責任者の連携で、おいしいワインになるぶどうを育てます
では、もうひとつの大事な仕事は何か?
それは、お客様とワインの話をすることです。
2月21日に、北海道余市で、「ワインを楽しむ会」が開催され、私も参加して、お客様と、いろんな話をして来ました。当社ワイン「グランポレール」の紹介や、昨年の「グランポレール」の出来、余市という産地に対する期待、もろもろの話です。
10社のワイナリーが参加。お客さんの数、なんと450人! 公民館の広い会場も立錐の余地がないほど。
肖像権の関係で、その混み具合をお見せできないのが残念です!
「おいしーい」という声の他に、時には、ご不満の声をいただくこともありましたが、それも含めて、楽しい仕事です。
企業戦士的には、「自社製品への率直なフィードバックを頂く貴重な機会」ということになるのですが、当日、参加していた多くのワインメーカーの偽らざる気持ちは、単純に「お客様と話が出来る、楽しいひと時」だったと思います。
会場の外は雪。ワインの空き瓶を使った素敵なライティングです。
山梨では、毎年秋に、ワイナリーを巡る「ワインツーリズム」が開催されます。是非、皆さんも参加してみて下さい。
お客様と話しがしたくて、うずうずしているワインメーカーが手ぐすね引いて待っています。
「それまでは、とても待てない」という方は、グランポレール勝沼ワイナリーのツアーへ。土日・祝日限定で、有料の予約制ワイナリーツアーを開催しています。私たち、ワインメーカーが、普段なかなか見ることが出来ないワイナリーの内部を案内し、最後に自慢のワインをテイスティングしていだたくツアーです。
ツアーの詳細は、こちら
皆様のお越しをお待ちしています。
グランポレール勝沼ワイナリー
チーフワインメーカー 工藤 雅義