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“お酒の第2の顔”を届けるために―― サッポロビールで働く人の 「I・eye・愛」 vol.5 ―資材調達担当 真田莉帆 

あなたは仕事やプライベートにどんな「アイ」を持っていますか? きっと誰しも強いこだわりや熱い想いを持っているのではないでしょうか。本企画では、サッポロビールで働く人に、仕事(I)、視点(eye)、想い(愛)の3つの「アイ」を語ってもらいました。サッポロビールの商品は知っていても、そこで働く人たちの素顔を知られることはあまりないはず。インタビューを通して見えてきたのはそれぞれ個性をもったユニークな人たちでした。

連載第5回は、購買部に所属する真田莉帆に取材。お酒を届けるうえで欠かせない段ボールなど、資材を安定調達するために、真田はどんな信念を持って日々仕事に取り組んでいるのだろうか。

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I ー 私はこんな仕事で、
ビールを包む段ボールやスリーブ――
“お酒の第2の顔”を仕入れる、資材調達担当

――現在所属している部署と、業務内容を教えてください。

真田:購買部 資材調達グループに所属しています。資材調達グループは、ビールやチューハイの缶、ワインの瓶、お酒を運ぶ段ボールなど、商品に関わるあらゆる資材を調達している部署です。お客様と接する機会はなかなかありませんが、商品を形にするためには欠かすことのできない重要な役割を担っています。

私の主な業務は、ビールやチューハイを入れる段ボールや、スリーブと言われる6缶用の紙パッケージなどを調達しています。ちなみに、調達部署にはもう一つ原料調達グループがあり、そこではビール原料である大麦やホップ、チューハイの果汁などまで調達しているんですよ。

――大事なお仕事ですね! 資材調達では、具体的にどのような仕事をするのでしょうか。

真田:サプライヤーと呼ばれる、必要な資材を供給してくれる会社を選定し、価格交渉などを行っています。例えば、ある資材を1社からまとめて購入した方が良いのか、それとも複数の会社から購入した方が、価格や品質面でメリットがあるのかを常に検討しています。物量も購入金額も大きい資材については、1社に集中せず複数のサプライヤーから調達することで、競争環境を生み出し、適切な調達ができるように取り組むこともあります。

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――資材調達グループとして、大切にしているミッションは何ですか?

真田:まずは、安定調達の維持です。もう少し具体的に言うと、供給元を分散させることでリスクに備えて安定供給ができる体制を整えています。

ほかには、私たちは「QCDS」という言葉を大切にしています。これは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)、そして Sustainability(持続可能性)の頭文字です。つまり、品質を保ちつつ、コストを抑え、納期を守り、さらにサステナビリティにも配慮した調達を目指しています。これらをどこまで追求できるかが、優秀なバイヤーの条件でもあると考えています。

――とても興味深いお仕事ですね。価格交渉は利益にも関わってきますよね?

真田:一見地味に見えがちですが、大事な業務ですね。ほんの少し価格が変わることで、会社の利益にダイレクトに影響が出てきますし。特に、昨今の値上げラッシュにおいてはその影響はさらに顕著になっています。資材調達グループにきて2年目なのですが、これから価格交渉の業務も、もっと本格的に担当するので正直緊張しています。

eye ー 私はこんな視点で、
合言葉は、「まずアクション!」
良い資材調達は良好なコミュニケーションから

――資材調達グループで働くなかで、どんな苦労がありましたか?

真田:前の部署は社内の人とのやり取りが中心でしたが、現在の部署に異動してから社外の人とのコミュニケーションがメインになった点です。サプライヤーの営業担当者や製造部門の方々とやり取りをすることが多いのですが、会社が違えば考え方も違うので、お互いにとってメリットのある関係、つまりWin-Winな関係を築かないとビジネスは動いていきません。

それぞれの会社の目標が違うという状況を理解した上で、どうすればお互いが貢献しあえるかを常に意識しながらコミュニケーションを取っています。私たちは発注する側ですが、決して立場が上だとは思っていません。むしろ、良い製品を供給してもらうためには、良好なコミュニケーションを通じて、お互いを尊重し合うことが不可欠だと考えています。

――仕事を進めるうえで、大切にしている視点を教えてください。

真田:意識して続けていることは、まず「すぐ動く」ことでしょうか。私は少しせっかちなところがあって、じっくり考え込むよりも、まずは行動に移すタイプなんです。書き出してみる、調べてみる、誰かに相談してみる…など。何かしらアクションを起こすことが大切だと考えています。

――これまで仕事をされてきたなかで、成長を感じられたエピソードはありますか?

真田:お世話になっているサプライヤーの方々、約150人をご招待するイベントを初めて開催したときですかね。初の試みで手順書や引き継ぎもない中、過去の類似イベントを参考にスケジュールを引き、イベントの流れの検討やケータリングの手配など、必要だと感じたことはすぐに実行に移しました。関係部署との連携なども早い段階から動き出せたので、無事にイベントを成功させることができて、サプライヤーの方との関係もより良くなったのではないかと思います。

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――この仕事のやりがいはどこに感じますか?

真田:お客様の手に直接届くものの、クリエイティブの一部に携われていることが、とても楽しいですね。メーカーならではの仕事だと実感しています。サッポロビールの商品そのものや、ものづくりの部分にすごく愛着を感じているので、これからもものづくりに関わる仕事を続けていきたいと思っています。

――購買部に異動して2年目と伺いました。前の部署の経験が活きている部分はありますか?

真田:前はサプライチェーンマネジメント部に所属していて、商品の需要を予測して製造計画を立てることが主な業務でした。当時から購買部と密接に関わっていたこともあり、社内のオペレーション面で特に活きていると感じます。

例えば、資材を新しいものに変える必要があるとき、そのタイミングは製造計画を担っているサプライチェーンマネジメント部との連携がいかに大切であるかわかるので、細やかに連絡を取るようにしています。製品を作るために何が必要か、どんな工程を経て完成するのかといった製造現場までの全体像をイメージできるので、リスクに気づき、事前に対策を打つことができるのは私の強みだと思います。

【真田の前部署、サプライチェーンマネジメント部の「I・eye・愛」が気になる方は、こちらを見る】

ー 私はこんな想いを、
裏方だけど、情熱は主役級。
誇りと準備で、関わる人をサッポロビールファンに

――一人の社員としてサッポロビールの何が好きですか?

真田:商品自体にとても魅力を感じていますし、社員一人ひとりがサッポロビールを愛していて、自信を持って商品を世に送り出したいと思っている、その姿に私は誇りを感じています。入社してから、その愛はますます増していますね。個人的に思うところですが、ビール業界での立ち位置も社員のマインドに影響しているかもしれません。サッポロビールのファンをもっと増やしていくために、「情熱を持って、上を目指したい!」という強い気持ちを持った人が多いのだと思います。

――サッポロビールのファンを増やしていくために、真田さんが実際に行っていることはありますか?

真田:サプライヤーの方々に対して、「この人をサッポロビールのファンにしたい!」と強く思って日々接しています。例えば、BtoCの企業の担当者の方とお会いすると、その会社のイメージが具体的に湧いて、商品を買ってみようかなと思うことがありますよね。その逆もあると思うんです。

私の場合は、メール文面や振る舞いに気を配ったり、事前の準備をしっかりしたりして、一緒に仕事がしやすいと思ってもらえるように努めることで、最終的にはサッポロビールのファンになってもらいたいと考えています。表舞台に立つ部署ではありませんが、サッポロビールの一員としての誇りと愛を、関わってくださる人達に伝えていきたいです。

――サプライヤーの方と飲みにいくこともあるのでしょうか?

真田:ありますよ。よく飲み会離れや、飲み会はコスパが悪いといった意見を耳にしますが、実際に一緒に飲んでみると、仕事中には見られない相手の一面を知ることができるので楽しいです。それによって次の商談がスムーズに進んだり、相手との関係が深まったりすることも多々ありました。もちろん、必要以上に飲んだりする必要はありませんが、「お酒を通じてしかできないコミュニケーション」もあると実感しています。

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――あまり知られていない、サッポロビールのユニークな部分を教えてください。

真田:いろんな商品作りにチャレンジしている点です。最近では、「HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)」が個人的に興味深いですね。魅力的な人々のストーリーをもとに作られたビールを定期的に出していて、お客様との繋がりを重視しているサッポロビールならではの取り組みだと思います。

【HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)が気になる方は、こちらを見る】

――真田さんが日常で感じる「ビールにまつわるちいさな幸せ」を教えてください。

真田:平日の夜22時までに寝る支度を終えてソファにゆったり座り、そこでビールを飲みながらドラマなどを見るときが幸せですね。飲みにいくことも多いのでできないときもありますが、のんびり過ごしてから眠りにつくことが至福です。

――ちなみにサッポロビールのなかで、一番好きなお酒は?

真田:やっぱり「サッポロ生ビール黒ラベル」です。ほかには、両親や祖父母が北海道出身ということもあって、「サッポロ クラシック」にも思い入れがあります。

――サッポロビールの行動規範に「カイタクしよう」とありますが、真田さんがこれからカイタクしたいことは?

真田:サプライヤーの方々にもっとサッポロビールを愛してもらえるよう開拓していきたいです。先程お話した「QCDS」を向上していくには、サプライヤーとサッポロビールの双方が「良いものを作っていこう」という気持ちがないとできないと思います。私は営業部門のように売上を作ることはできませんし、商品開発部門のように商品を作ることもできませんがサプライヤーとの信頼関係を築き、彼らをファンにすることで、共に成長していくという良いサイクルを回していけるのではないかと思っています。

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プロフィール:

白いシャツを着ている女性自動的に生成された説明
真田莉帆

2016年サッポロビール株式会社に新卒入社。サプライチェーンマネジメント部に7年間配属し、需要予測や製造計画を担当。2023年から購買部 資材調達グループに異動し、主にスリーブや段ボールなどの資材調達を担当している。

クレジット:

Photograph_Keisuke Yasuda

Text_ Nana Tabara

Edit_Nana Tabara,Tenji Muto(amana)

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