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ソムリエ監修!【ワインの女王】ボルドーワインの歴史や産地を知っておいしく味わおう
ボルドーワインを堪能するのであれば、産地ごとの特長や違いを知り、料理とのマリアージュについての知識を知っておくのもおすすめです。今回は、ボルドーワインの歴史や産地など、ワインについての造詣を深めるうえで役立つ情報をたっぷりお届けします。
海を越え、遠いフランスの地に思いを馳せながら、おいしいボルドーワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ボルドーワインとは?
まずは、ボルドーワインとはどのようなワインなのか、歴史や生産者について紹介します。
◆ボルドーワインとはどんなワイン?
ボルドーワインとは、フランス南西部に位置するボルドー地方で造られたワインのことを指します。ボトルは「いかり肩」のような形状をしていることが特長です。
ボルドー地方は、複数の河川に囲まれている地域であり「水のほとり」を意味する古語「Au bord de l’eau」からつけられた名称だとされています。
ボルドーワインは、複数品種のブドウをブレンドする「アッサンブラージュ」という手法で造られているのも魅力のひとつです。ごく稀に、単一品種のものもあります。
さまざまな品種のブドウを組み合わせて製造するため、単一品種では出せないような奥深い味わいが感じられます。生産者によってブレンドの時期は異なり、樽熟成を開始する前にブレンドをする人もいれば、樽熟成が終了し瓶詰めをする際にブレンドする人もいます。
ボルドーワインは「ワインの女王」とも呼ばれ、世界的に親しまれているワインのひとつです。
◆ボルドーワインの歴史
ボルドーワインは、12世紀にボルドー地方がイギリス領になった際、ボルドーワインをイギリスへ輸出したことがきっかけで産業として発展しました。
約2,000年近い歴史があり、1855年には第1回パリ万国博覧会でボルドーワインの品質を広めるためにナポレオン三世によって格付けが行われています。
ボルドーの格付けは第1級から第5級までに分類されており、主にメドック地区のシャトーが多くを占めています。
ボルドー地方のシャトーは約6,600を超えるといわれており、その中で格付けされているシャトーの数は61軒で1%にも満たない数です。
150年以上にわたり、ほとんど格付けが変わることなく維持されていることも、長きにわたってボルドーワインの品質が認められていることの表れでしょう。
まだまだ気になるボルドーワインの世界については「ワインオープナー」にてご紹介しております♪
こちらは“ワインオープナー”の記事です。