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【インタビュー:黒ラベル×コールマン】キャンプビールを楽しもう!
皆さん初めまして!「黒ラベルブランドチームの中の人」です。
突然ですが、2021年4月から7月にかけて、コールマンさんとコラボした景品付商品を発売していたことをご存知でしょうか?「BLACK EDITION」という限定ラインまで開発しており、かなり深い取り組みをしていました。
実は黒ラベルブランドチームはアウトドアが大好き。「せっかく取り組ませていただいているなら、コールマンさんのもっと深いところまで知りたい!」という単純な熱量で、同じく黒ラベルチームの「T原」とコールマンジャパンさんにお邪魔し、お話を聞いてきました。
【黒ラベル×コールマン】コールマンの沿革と魅力的なキャンプ用
案内されたお部屋にて目に飛び込んできたのは、コールマンさんの歴史を彩ってきた、貴重な商品の数々。ショーケースを眺めつつワクワクが止まりません(笑)
これらの話はおいおいとして、皆さんは「コールマン」と聞いて何をイメージされますか。
赤いロゴ、キャンプ用品、ランタン・・・いろいろあると思います。
このあたりから、今回インタビューさせていただく根本さんに早速お話を伺っていきます。
(T原)まずは根本さんご自身に関して教えてください。
(根本さん)コールマンジャパンに勤めて29年目です。
元々は外資系の証券会社におりました。会社を辞めて1か月北海道を旅行したとき、
最終日の函館のキャンプ場で友人から借りたガソリン2バーナーを初めて使ったのがきっかけです。
今でこそなんともないですが(笑)全く着火できず。管理人の方が簡単に着火できたのが不思議でなりませんでした。その後新聞の求人で見つけて。色々ありつつ今に至ります(笑)
(T原)ありがとうございます。続いてコールマンの沿革を教えてください。
(根本さん)実は今年で創業120周年を迎えるメーカーです。
皆さんのイメージからするとキャンプ用品のイメージが強いと思いますが、創業時はテーブルランプのレンタル業から始まっていて、屋外用のランタンを開発して農村に普及させるなど、電気が無い時代の家庭用需要に対する商材を取り扱っていました。家庭用コンロや発熱式アイロンの生産も始めました。その後電気の普及とともに屋外用製品へとシフトし、ガソリン式ランタンが広まり、2度の大戦でも使用され徐々に拡大していきました。戦後のモータリゼーションをきっかけに、キャンプ用品カテゴリーへと進出しました。直近だと、アウトドアをより身近に感じて貰えるように、バックパック等タウンユースへの取り組みも行っています。
(T原)なるほど。正に時代の流れに寄り添い、柔軟に商品を展開されてきたのですね。キャンプ用品のイメージが強かっただけに、意外でした。当時軍事的需要に端を発したストーブやランタンも今では御社を代表する商品になっていますね。
(根本さん)ありがとうございます。キャンプシーンに1つ持っておくと、印象が大分変わるので、近年のキャンプブームも相まって人気が高まっています。今でこそ灯油式や電気式がありますが、ここに展示してあるガソリン式ランタンは1920年頃に完成して以来殆ど形は変わっていません。ちゃんと手入れをすれば今でも使えますよ。ヴィンテージランタンとして、一部の熱狂的なお客様より支持されています。
(T原)え!そんなに古いものでも、今でも使えるのは驚きですね。実はコールマンさんが毎年発売しているシーズンランタンに応募しようとしたら既に売り切れていました。(笑)
改めてすごい人気ですよね。他に人気のギアがありましたら教えてください。
(根本さん)ありがとうございます。おかげさまで大変人気をいただいております!
シーズンランタンは200Bというモデルがベースです。
ヴィンテージランタンは200Aモデルが有名です。ロゴの周りの色が変わったり、ロゴの色自体が変わったり、
年によって微妙な変化があったので、一部の愛好家の方は生まれ年のランタンを集めたりしているのだそうです。
(根本さん)他に人気のギアといえばスチールベルトクーラーやアウトドアワゴンですね。「キャンプを日常に」という究極の目標の為に、フェスの用途を想定した商品ですが、人気をいただいております。
(T原)アウトドアワゴンは、買出しの時の搬入に重宝しています。(笑)
元はフェスの用途を想定されていたということですが、本当に広い用途にて利用されていますよね。
「キャンプを日常に」ということで、キャンプ系youtuberの台頭や昨今のキャンプブームからも裾野は広がっていると感じています。
(根本さん)おっしゃる通りですね。デジタルが進化し、どんどん便利な世の中になっていく中で、
不自由さを感じられることも1つポイントになっているのだと思います。ライフスタイルが多様化する中でキャンプもどんどん多様化しています。キャンプが手段でなく。読書でキャンプとか、釣りとキャンプとか。もちろんお酒とキャンプも最高です!
(T原)ありがとうございました。お話を伺い、キャンプに行きたくなってきました(笑)
コールマンさんの柔軟な考え方が今後のキャンプシーンを切り開いていくことを期待しています!
最後に一言いただいてもよろしいでしょうか。
―(根本さん)ありがとうございました。キャンプは難しくありません。是非トライしてみてください。焚火を囲みながらのお酒は最高ですよ~!
キャンプでビールを楽しむときの4つのコツ
キャンプでビールをおいしく味わいたい。そんな方のために、おいしく飲むコツを紹介します。
ひと手間加えるだけでビールがよりおいしくなるので、ぜひ実践してみてください。
1.ビールを冷やす
ビールはキンキンに冷えていてこそおいしく感じるもの。どんなに評判の良いビールでも、ぬるいと本来の味を楽しめないでしょう。
キャンプで冷えたビールを楽しむためには、冷蔵庫で冷やしたビールをクーラーボックスに入れて持ってくるのが一番手っ取り早いです。
常温のビールしか手に入らない場合は、クーラーボックスに氷と水を入れて冷やしましょう。ポイントは氷だけでなく水も一緒に入れること。そうすることでビールがより早く冷えます。
早く冷やすには缶ビールを凍らせるという方法もありますが、破裂したり、飲むときに溶け切らなかったりするおそれがあるので、あまりおすすめはできません。
ただし、「キャンプ2日目用として用意しておきたい」「山登りして山頂でビールを飲みたい」といった場合には、凍らせて持参するのもひとつの方法です。
また、冷えたビールを楽しむには、クーラーボックスの保冷効果を弱めないことも重要です。以下に注意しましょう。
・クーラーボックス内に缶ビールを詰め過ぎない。
・クーラーボックスを直接地面に置かない。
・クーラーボックスを開けっ放しにしない。
2.保冷タンブラーを使う
ビールは缶のままではなく、グラスやタンブラーに移してから飲むのがおすすめです。
実は、缶ビールにはビールを缶につめる際、炭酸が多めに入れられています。そのため、缶のまま飲むとビールに含まれるガスも一緒に飲むことになり、お腹が膨れやすく雑味も感じやすいのです。
グラスやタンブラーにビールを注げば、適度にガスが抜けるので、口当たりが良くなり、本来の味を楽しめます。
キャンプでおすすめなのが、保冷タンブラーです。真空断熱二重構造になっているステンレス製のものを選ぶと、ビールがぬるくなりにくく、屋外でも長い時間ビールを冷えた状態でキープできます。また、耐久性が高く、落としても割れにくいためアウトドアにピッタリです。
保冷タンブラーは種類が豊富で、デザイン性に優れたものも数多くあります。取っ手がついて握りやすくなっているもの、オシャレなデザインで写真映えするものなど、いろんなアイテムがあるので、お気に入りのものを選んでみましょう。
3.注ぎ方は「三度注ぎ」を心がける
ビールは注ぎ方でも味が変わるということをご存じですか?
ビールは3回に分けて注ぐ、「三度注ぎ」にすると、さらにおいしくいただけます。三度注ぎをすることでビールの炭酸ガスが減って苦味が緩和され、香りと味がさらに良くなります。
以下の方法で注いでみましょう。
1.高いところからグラスの半分ほどまでビールを注ぎ入れる。
2.泡が落ち着いたら、グラスをななめにしてグラスの縁からビールを注ぎ入れる。ビールの泡が縁から1cmほど盛り上がるまでゆっくり注ぐ。
3.泡がグラスの縁より下がる前に3回目を注ぐ。泡が縁から2cmほど盛り上がると完成。
理想的なビールと泡の比率は7:3です。見た目のバランスも良いので、よりビールがおいしく感じられることでしょう。
4.注いだあとは早めに飲み切る
ビールは光に弱く、日に当たると香りが悪くなってしまいます。長時間ビールが日に当たっていると、不快な日光臭が発生することもあります。
「ビールは味わうものではなく、のどごしを楽しむもの」という言葉があるほど、ビールはゴクゴクと飲むことでおいしさが味わえるお酒です。
三度注ぎできれいにビールを注いだら、正しい姿勢でゴクゴクと喉に流し込みましょう。
ビールを飲むときは、背筋を伸ばして脇を締め、グラスを口に近づけるのが正しい姿勢です。つい口をグラスに近づけたくなりますが、グラスを口に持っていくようにしましょう。
簡単に作れる!キャンプで楽しむおつまみメニュー6選
ビールを飲むときに欠かせないのがおつまみです。キャンプだと凝ったものではなく、手軽に作れるようなおつまみが理想ですよね。
アウトドアにおすすめの簡単に作れるおつまみを紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
チーズの燻製
チーズの燻製はビールのおつまみにピッタリですし、専用のスモーカーがあれば初心者の方でも作りやすくておすすめです。
作るときに煙が出るので室内だと換気が必要ですが、屋外だと煙も気にならないのも良いですね。
燻製に適しているのはプロセスチーズで、逆にブルーチーズなど香りの強いチーズは燻製には向いていません。燻されたチーズは香ばしく、コクがある味わいが美味です。
チーズのほか、ウインナーやナッツの燻製も手軽にできるのでおすすめです。香ばしいチーズやウインナー、ナッツの燻製があると、ビールがすすみますよ。
カマンベールチーズのベーコン巻き
スキレットがあると、キャンプでオシャレなおつまみをいろいろと作ることができます。スキレットを使った簡単なおつまみのひとつがカマンベールチーズのベーコン巻き、通称「ベーカマ」です。
カマンベールチーズにベーコンを巻いて、焼き色が付くまで焼くだけなので、誰でも作れて失敗することもありません。
カリッと焼きあがった「ベーカマ」にナイフを入れると、中からとろ~りとしたチーズが溢れ出します。
ベーコンのカリッとした食感と、カマンベールチーズのとろける食感が最高のお手軽おつまみです。
なかなかボリューミーなので、ソロキャンプよりもグループでキャンプするときのおつまみとしておすすめです。
焼きとうもろこし
焼とうもろこしもスキレットを使って簡単に作れるおつまみのひとつです。とうもろこしはキャンプでバーベキューをするときの定番の野菜でもありますよね。
作り方は簡単で、とうもろこしの表面がある程度焼けてきたら、焼き肉などのタレを塗って味付けをするだけです。
香ばしい香りと素材そのものの甘味が絶品の焼とうもろこしはビールとの相性も抜群!
タレの種類をスパイシーなもの、甘めのものなどと変化をつけると、バラエティがあって楽しみが広がります。
焼とうもろこしは鉄板でもおいしく作ることができるので、スキレットがない場合も挑戦してみてくださいね。
バターコーン
缶詰を使った簡単おつまみでおすすめなのがバターコーンです。コーンの缶詰の水気を切ったあとにバターを乗せて、缶ごと火にかければ完成します。
火にかけて放置しておけば良いので、「もう一品おつまみが欲しいな」なんてときに重宝するおつまみでもあります。別のおつまみを作りながら、同時進行で簡単に作ることができますよ。
バターだけでも十分おいしいですが、よりおいしくバターコーンを作るためにおすすめなのがクレイジーソルトや粗挽きこしょうを使うことです。
バターを乗せる前にクレイジーソルトを振りかけ、全体を混ぜ合わせてから火にかけ、最後に粗挽きこしょうをかけると、よりおいしいバターコーンが完成します。
カプレーゼ
火を使わずに作れる簡単おつまみも紹介しましょう。イタリア発祥のサラダの一種であるカプレーゼもキャンプのおつまみとしておすすめです。
半分に切ったミニトマトにモッツァレラチーズを乗せ、塩とオリーブオイル、バジルを乗せるだけで簡単に完成します。
チーズのフレッシュさとトマトの酸味、バジルの爽やかさのハーモニーが口の中で重なりあって、とてもおいしいおつまみができあがります。
カプレーゼはワインに合うサラダというイメージをもっている方も多いと思いますが、意外とビールとの相性が良いおつまみです。
きゅうりのおつまみ
キャンプだと料理も味が濃くなりがちなので、さっぱりとしたおつまみがあるとうれしいですよね。
箸休めにもなると喜ばれるのが、きゅうりのおつまみです。
まずはきゅうりのヘタを切り落とし、味が染み込むようにピーラーで縞目になるように皮を剥きます。きゅうりをジップロックなどに入れて軽く叩き、めんつゆ、ごま油、ニンニクチューブなどで味付け、しばらく寝かせたら完成します。
味がしっかりと馴染んだ後のほうがおいしいので、おうちで作っておいてキャンプに持っていくのもおすすめです。
・・・中の人編集後記・・・
コールマンさんの柔軟さを感じる楽しいインタビューでした。
実は最近大先輩より、キャンプを引退するからと、2バーナーコンロやノーススターランタンを引き受けました。
20年以上の選手で、着火するまでの機構が古くなっており、パーツを交換したり手入れをしたりと、着火までに大変苦労をしました。が、その過程も楽しかったですし、今後も長く付き合っていけるのが楽しみです。あと、皆さんご存知ですか?明かりに照らされた黒ラベルの星が何とも言えません。
このような時期、先ずは明かりを消してお家キャンプから始めてみるのもお勧めです!
その際は、今回紹介したおつまみとともに黒ラベルを味わいながらキャンプをお楽しみください★
ノーススターと黒ラベル。ノーススター=北極星、黒ラベルの星も北極星の意味なんですよね。
インタビューアー:T原
カメラマン:K林
記者:黒ラベルブランドチームの中の人