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「あなたらしいビール時間」へ。ヱビスビールの新たな挑戦
2021年で131年目となるヱビスビール。発売当初より変わらない、本場ドイツのおいしさにこだわった、本格的な味わいは、多くの日本人の舌を虜にしてきました。プレミアムビールとしての確固たる地位を築いてきたヱビスビールですが、このたび新たなブランドビジョンとともに、缶のデザインリニューアルを発表しました。
はたして、ヱビスはどう変化していくのでしょうか? ヱビスブランドマネージャーの沖井尊子さんにお話をうかがいました。
世界に認められたヱビス。消滅、そして復活
1890(明治23年)2月25日、サッポロビール株式会社の前身「日本麦酒醸造会社」から「恵比寿ビール(現・ヱビスビール)」が発売されました。かけそばが1杯2銭ほどだった当時、ビール1本の価格は20銭。現在の価格にすると約5千円と、非常に高価なものでした。
ヱビスビールの醸造場は、レンガ作り3階建ての近代的な建物で、仕込釜をはじめとしたドイツ製の醸造設備が導入され、醸造技師もドイツから招かれました。
日本一のビールを目指していたヱビスビールの名が世界に轟いたのは、1900年にフランスで開催されたパリ万国博覧会です。まだ航空機もない時代に、数十日をかけて船で運ばれたにも関わらず、世界各国の並み居るビールを抑えて金賞を獲得したのです。さらに4年後の1904年、アメリカで開催されたセントルイス万国博覧会にてグランプリを獲得。世界に認められたビールになったのです。
こちらは“CRAFTWORKS -訪ねる、ニッポンのモノ造り。-”の記事です。