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今週末は、有馬記念です!!
皆さん、こんにちは!
間もなく、2020年も終わってしまいますね。
今年は激動の年となり、長かったのか短かったのかなんだか感覚的につかめていない部分も多々あるのですが、とはいえ年の〆の集大成に向けてラストスパートしているところではないかと思っています。
さて、年末と言えば「有馬記念」!
これが、年の瀬最大のイベントという方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
先日の記事にも上げましたが、当社も船橋市に工場があるという事がご縁で黒ラベルの「有馬記念缶」を毎年発売させて頂いております。
という事で、今年は中山競馬場に取材に赴かせて頂きました!
私個人的には、久しぶりの中山でした!
今の世の中の環境下、なかなかリアルな現場に足を運べないというのが現実。競馬に限らず、多くの人が盛り上がる場所に関してはなかなかハードルが高いよなぁとも思っています。
そんな中、ネット予約やグランプリシートのみとはいえ、ちゃんと中山競馬場に足を運んで楽しめることになったのは良かったなと思っています(当方は当日行けませんが)。
これまでの競馬場、これからの競馬場
さて、今回お話を伺ったのは、中山競馬場お客様課の田中さんと鈴木さんのお二人です。
今回は、我々と同じ悩みの部分とかも含めてお伺いしました。
1995年頃は20代の割合が27.1%だったのですが、2016年における20代の割合は5.5%だったとのこと。僕らお酒業界もそうなのですが、90年代に経済がかなり活況だった時代には多くの人が「楽しい事」にポジティブで積極的に様々なリアルな場所に足を運んで楽しんでいました。
ただ、そこから徐々に時代が落ち着き、それと同時にデジタルが進むにつれて手元で楽しめることが増えて行った関係と経済的に少し低迷しているという事もあり、なかなか若い方たちがそういうリアルな場に足を運ばなくなったという現象があるのではないかと感じました。これって、我々お酒回りでもよく聞くお話です。
ただ、JRAさんが凄いのはここから!
「GⅠ当日など、皆さんの目に留まりやすい大きなレースの時は女性20%程度。徐々に芽が出てきています。(田中さん)」
とのこと。
この要因としてあげられるのが、建物のリニューアル。確かに、筆者が一番よく足を運んでいた90年代~00年代初頭はなかなかの「鉄火場」的な雰囲気で女性や子供を連れて行くような空気感はなかった事を記憶しています。
「当時は多くの競馬場・ウインズ(場外馬券場)が天井も低く照明も暗い感じで、薄暗い・汚いイメージが強かったと思いますが順次改築・リニューアルを実施して施設改善を図っています。ソフト面でもスタッフのホスピタリティ向上教育を継続的に実施し、女性やお子様をお迎えする体制が徐々に整いつつあると感じています。(田中さん)」
実は、筆者が過去2000年ごろに自分で書いた有馬記念のブログの写真や映像を見直していたのですが結構暗いし天井が低い。当時はそういう視点で見ていなかったのですが、今の競馬場の雰囲気と比べると全く違うアミューズメント施設の様だなと思いました。
女性や家族が足を運んでも楽しめる場所へ
実はCMで見て凄く気になっていた、UMAJO SPOTにもお邪魔させて頂きました。
「あそこには女子しか入れない」という柳楽さんの台詞が印象的な、あのCMの場所です。
左記の話にも出て来ましたが、GⅠの時に女性比率が上がってきたのはこういう「場」の準備をJRAさんが進めてきた結果があるのではないかと思っています。
「UMAJO SPOTではスイーツやグッズで女性も楽しめる企画、ドリンクの提供も実施しています。(鈴木さん)」
とのこと!そういう、ちょっとした企画が人の流れを変えていくんだよなーと学んだりしていました。特別感って、大事ですよね!
筆者的にもう一点良いなと思っているのが、ファミリー向けのスペース。
うちの子供に見せたら、「これ行きたい!」って言ってた屋外のアスレチックも捨てがたいのですが、最も凄いと思ったのが「うまキッズルーム」。お子様をお持ちの皆さんならどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、子供に人気の「ボーネルンド」さんがプロデュースする屋内ファミリーエリアがあるんです。
これが、なんと無料って。。。。凄い(中山競馬開催日は、15歳以上は別途200円必要です)!
屋外のうまキッズ広場も凄く充実していて、これは子供たちが一日遊んでいても全く飽きないなというか「帰りたくない」と言いそうな場所だと感じました。
「是非、ご家族で来ていただきたい。お父さんは馬券・お母さんはグルメ・子供は遊んでみんな楽しめる。競馬に興味の無い方々には競馬場は『くさい汚い暗い』というイメージがどこかに残っていると思いますが、実際は広い空間で1日中快適に楽しんでいただける場所です。お子さんにも、幼いうちからその楽しさを体験してほしいです。馬が全速力で走るのを見るだけでもお子さんは喜んでくれると思っています。(田中さん)」
そんなお二人に聞いた、有馬記念の思い出
筆者も知らなかったのですが、JRAの職員になると何と馬券が買えなくなってしまうのだとか。
中々複雑ですね。
そんなお二人に、心に残っている有馬記念についてお伺いしてみました。
「2016年サトノダイヤモンド優勝時です。まだ、JRAの職員になってから程ないころだったのですが、競馬場内でも1番お客様の多い場所での馬券販売の裏方を務める事になりました。最も熱い現場という事もあり、お客様の生の声や反応を感じられたことが心に残っています。とにかく、朝から雰囲気が違う。これが初めて中山競馬場で迎えた有馬記念で、最も印象に残っています。(鈴木さん)」
「大学2年までは競馬とは無縁でした。クラブの合宿中、競馬好きの先輩に誘われて1995年の有馬記念の勝ち馬の予想をしていて、なんとなく名前で選んだマヤノトップガンとタイキブリザードが1・2着でゴール。それがきっかけで興味を持って、競馬を勉強する事になりました。結果として、JRAを就職先候補として今に至ります。JRA入会前の最後の有馬記念となった1997年のレースで注目していたのがシルクジャスティス。ダービー2着以来この馬が一番強いと思って追いかけていたので1番にゴールを駆け抜けた時は大興奮!涙!こんな心震えるものを仕事にすることができてよかったと今でも思っています。(田中さん)」
いや、本当にドラマですよね。JRAにお勤めのお二人だからこその、深い思い出だなぁと改めて感じました。筆者も有馬記念には物凄い思い出があるのですが、今回はそのお話は書かずという事で。
年末最大の盛り上がりを見せる「有馬記念」。
この有馬記念を皆さん、是非黒ラベルを片手に楽しみませんか?