CATEGORY : 遊ぶ
「ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う」が発売!BUAISOUとの藍染ワークショップの様子やコラボの舞台裏を紹介

もっとビールに驚きを。もっと幸せなビール時間を。そんな想いで、ヱビスが取り組んでいる「CREATIVE BREW」シリーズ。これまでも独創的で個性豊かな味わいを次々とお届けしてきましたが、今回はシリーズの中でも際立ってチャレンジングな共創が実現しました。
今回タッグを組んだのは、藍染の新たな可能性を追求し続ける藍師・染師「BUAISOU」。彼らとのコラボにより「ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う」が2026年4月14日(火)に発売されました。
今回は、コラボが実現した背景からビールに込められた想い、そして「YEBISU BREWERY TOKYO」で開催された特別なワークショップの模様まで、その魅力を余すことなくご紹介します。
徳島から世界へ、藍の概念を塗り替える「BUAISOU」

「藍の本場で挑戦してみたい」という想いで、2015年徳島県に「BUAISOU」は創業。原料となる藍の栽培をはじめ、蒅(すくも)造り、染色、デザイン、製作まで昔から分業制であった藍染業を一貫して行い、藍染のオリジナル商品の製作、コラボレーション、国内外での展示やワークショップなどにも取り組み、様々な手法で天然藍の魅力を伝えています。
藍染とビール醸造。
そこには意外な共通点が
なぜヱビスとBUAISOUがコラボをするに至ったのか。その理由は、両者が歩んできた歴史と、ものづくりに対する姿勢、そして制作過程に隠されていました。
まず挙げられるのは、「藍」も「ビール」も紀元前から時代を超えて愛されてきたものであること。その上で、現代的な感性や新しい技法を取り入れ、常にアップデートを止めない。そんな両者の挑戦し続ける姿勢が、深く共鳴しました。
そして、もう一つの共通点が「発酵」です。
「CHEER UP!」の読者の皆さんなら、ビールづくりにおいて発酵が重要な工程であることはご存知でしょう。実は、藍染においても発酵のプロセスが不可欠なのです。
藍染が完成するまでにはさまざまな工程がありますが、発酵は2回に渡って行われます。まずは、原料となる蓼藍(たであい)を刈り取り乾燥させた後、葉に水をかけてかき混ぜる作業を約5カ月繰り返して発酵を進めます。こうして色素を凝縮させることで、ようやく染料の「蒅(すくも)」が完成します。
2回目は、染液の仕込みの段階で行われます。BUAISOUでは、蒅に木灰汁(あく)やふすま、貝灰を入れて発酵させ、藍液を作っていきます。

左の写真が蓼藍、真ん中が染料のもととなる蒅です。
このように、美しい藍の色もおいしいビールも、発酵という工程無しには生み出すことができないのです。
凛とした苦みと香りが織りなす
味わいのグラデーション
「ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う」は、藍の濃淡を思わせる複層的な味わいのグラデーションが楽しめます。
仕込工程では「殻皮分離仕込」を採用。麦芽を粉砕する際に殻皮を取り除くことで、雑味の少ないすっきりとした味わいを実現しています。ベースとなるホップには、日本固有の伝統品種「信州早生(しんしゅうわせ)」を一部使用。1910年の開発から100年を超えて愛され続けるこのホップによって、雑味のない味わいと洗練された苦みを表現しています。
さらに、香りづけに2種のホップ※をブレンド(※それぞれ一部使用)。柑橘を思わせる爽やかなホップを掛け合わせることで、凛とした香りを楽しめます。

また、「YEBISU BREWERY TOKYO」では「花より出でて花より香し」を4月15日(水)から数量限定で提供しています。ことわざの「藍より出でて藍より青し」をビールで表現することに挑戦しているので、藍とビールの重なり合う世界をぜひ堪能してみてください。
職人の手仕事と最新技術が融合した
藍を纏う缶デザインにも注目

「CREATIVE BREW」シリーズで、デザインの段階から共創したのは初。今回はBUAISOUがデザインし、実際に藍染した作品を最新の技術によって缶に印刷しました。まず目を引くのは、缶全体に纏った美しい縄紋様。何度も染めを繰り返すことで、数え切れないほどの色のグラデーションが生まれています。
また、ヱビスのブランドロゴやヱビス様の表現にも並々ならぬこだわりがあるとBUAISOUの楮(かじ)さんは語ってくれました。
「現代ではプリンターで手軽に布へ印刷することも可能ですが、今回は型から作って表現しました。これまで培ってきた技法を活用しながら、試行錯誤を重ねて完成した作品です。これまでに全く経験のない仕事だったので、とにかく楽しかったですね」
このように、細部にまで情熱を注ぎ挑戦を重ねたパッケージです。ぜひ手に取って、じっくりとそのデザインを眺めながらビールを楽しんでくださいね。
「藍想う」という名に込めた想い
ここまで紹介したように、異なる領域で挑戦を続けるヱビスとBUAISOUが共に「藍」に想いを馳せ、一つの形へと昇華させたことから「藍想う」と命名しました。この名前には、「藍」への敬愛はもちろん、造り手同士が互いをリスペクトし、共創した証も込められています。
藍染の仕事に触れ、製作を体験。
特別なワークショップも開催
4月25日(土)と26日(日)には、「YEBISU BREWERY TOKYO」にて藍染体験ワークショップが行われました。BUAISOUはこれまで拠点である徳島を中心にワークショップを行っていましたが、東京でのワークショップ開催は数年ぶり。そのため、40名の枠がすぐに埋まるほどの大きな反響を呼びました。

「藍想う」の商品紹介の後、BUAISOUの楮さんから藍染ができるまでの工程について話を伺いました。土作りから染めができる状態になるまで要する期間はなんと1年以上。想像以上に手間暇と歳月をかけた仕事であることを知り、藍染の奥深さを改めて感じました。

今回のワークショップのために「藍想う」の缶の形を模したバットを用意。あらかじめ徳島でこのバットに染液を仕込み、東京まで運んできたとのこと。

染めるアイテムは、ヱビスビールのロゴがプリントされたリネンハンカチ。このアイテム自体もBUAISOUが製作した特別なものです。ロゴ部分は、染めても色が乗らずに白く浮かび上がります。

いよいよワークショップがスタート。ハンカチは、無地染めで藍の美しさを堪能するほか、紐や洗濯バサミを使って絞りを入れることも可能です。紐などで生地を縛ることで、その部分だけが染まらずに白く残り、オリジナルデザインのハンカチになるのです。

いよいよ染めの工程へ。染液から立ち上るのは独特の香り。「漁港のような匂い」と話す人もいました。会場には手袋も用意していましたが、あえて素手で染めて、手も青く染まっていくのを楽しむ方も多くいました。

染液から引き揚げた直後は黄色みがかっていますが、空気に触れて酸素と結びつくことで、1分ほどかけて緑、そして鮮やかな青へと変化していきます。さらに時が経つにつれて藍の色は強く定着し、より冴え渡る、自分だけの藍色へと育っていくそうです。

1、2度染めた後は水で洗い、乾かします。

水を絞って乾かす頃には濃い藍色になっていました。

紐の縛り方や染める時間の長さによって、十人十色の表情を持つハンカチが完成しました。

※「YEBISU BREWERY TOKYO」では「花より出でて花より香し」を現在提供中です。

最後に、BUAISOUの楮さんから「CHEER UP!」の読者に向けてメッセージをいただきました。
「今回のワークショップは、『ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う』という商品があったことで、いつもと違う特別な会になりました。開発された背景や、そこに込めた愛を語り尽くすには時間が足りないほどでしたが、皆さんの楽しそうな表情を見られて本当に良かったです。
一見、ビールと藍染は遠い存在に思えるかもしれません。けれど、関わっていくうちにさまざまな共通点を見つけ出せたので、それも興味深かったです。
私たちが常に追求しているのは、挑戦を通じて新しい技法を生み出すことです。今回のコラボで初めて試みた表現も、次のステップに繋がっていると実感しています。これからも一つひとつの挑戦を積み重ねて進んでいきたいと思います」
「YEBISU BREWERY TOKYO」では
「藍とヱビスの工藝展-YEBISU DYED BY BUAISOU-」を開催
「ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う」の発売を記念して、「YEBISU BREWERY TOKYO」では「藍とヱビスの工藝展-YEBISU DYED BY BUAISOU-」を6月1日(月)までで開催中です。

商品誕生に至るまでの約1年にわたる軌跡や、缶パッケージの制作工程など、ここでしか触れられない物語を展示しています。

ステッカーやTシャツなど、コラボグッズも発売していますのでぜひチェックしてみてくださいね。
ヱビスはこれからもビールの可能性をさらに追求し続け、お客様の心を満たし、前に進む意欲を高めていくことで、世の中に前向きな変化をもたらせるよう挑戦を続けてまいります。
【「ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う】の詳細はこちら】
【YEBISU BREWERY TOKYOが気になる方は、こちらを見る】
【ヱビスビールが気になる方は、こちらを見る】
(写真・文=田原奈奈)








