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ビールに興味はあるけれど…… そんな若者をビール会社がサポート! 「ビールにハマりたい20代オフ会」レポート

ビールのことが気になってはいるものの、なんらかの理由から、ビールの魅力を理解するまでいけてない。そんな20代の若者を対象に、「ビールにハマりたい20代オフ会」というイベントが開催されました。会場は東京・新橋にある「体験型ビヤスタンドL LAB(エルラボ)」。ちょっと変わったこのお店ならではのビール体験の模様をお届けします。

■会場となったのは新橋のL LAB(エルラボ)

 現在はクラフトビールが流行っている、などとよく言われていますが、一方で、お酒、特に苦味を味わうビールにあまり馴染みがないという若い人が少なくないそうです。その理由のひとつは、大学や会社での飲み会が減ったこと。これにはコロナ禍も大きく影響していることは間違いないでしょう。でも、そんなビールと距離がある若い人のなかにも、「ホントは『とりあえず生ビール』に混ざりたい」、あるいは「ビールのおいしさを理解したい」などと思っている人もいるはず。そんな観点から、スタカン運営スタッフが「ビールにハマりたい20代オフ会」というリアルイベントを企画・開催しました。

 スタカンとは、サッポロをこよなく愛するオトナたちが集うサッポロビール公式ファンコミュニティ「SAPPORO STAR COMPANY(サッポロスターカンパニー)」の愛称です。ちょっとだけ足踏みしているスタカン社員候補に対し、サッポロビール社員が少しワクワクするビール体験を提供することで、サッポロ愛に目覚めるきっかけにしてもらう。これはそんなイベントなのです。

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 会場に選ばれたお店は、東京・新橋にある「体験型ビヤスタンドL LAB(エルラボ)」です。地下鉄銀座線の新橋駅7番出口から徒歩1分、JR新橋駅の日比谷口からは徒歩2分という好立地にあるこのお店は「体験型」とあるように、少し変わった特徴を持っています。なんとビアサーバーからビールを自分で注ぐスタイルなのです。

 今回のイベントに参加してくださったのは、ぜんぶで9名。全員が大学3年生です。

「すでにビールにハマっている人も、ビールは飲んでるけどおいしさがよくわからないという人もいるかと思いますが、今日は『ビールが好き』『ビールって楽しい』っていう気持ちを味わって欲しくて、L LABをお借りしてこのイベントを企画しました」([わかさん])

 冒頭でこう挨拶をした運営スタッフの[わかさん]に続き、L LABの佐々木卓哉所長がお店の名前の由来を紹介しました。

「おいしいビールを皆さんに見つけてもらう研究所にしたいという想いから、この店には“ラボ”と名付けました。研究所なので、店長ではなく、所長と名乗っています」(佐々木所長)

 注ぎ方やグラスの違いでビールの味わいは変わってきます。それを体験し、自分にとってのおいしいビールはどんなものかを見つける。それがこのL LABというお店なのですね。

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↑白衣を着ているのがL LABの佐々木卓哉所長。ビールやグラスの特徴、注ぎ方のコツなどを、やさしく、穏やかに教えてくれました。

■「とりあえず生」と言ってみたい!

 今回のイベントへの応募者数は、約100名。応募の際に答えていただいた「ビールがハマらない要素はどこか?」という質問に対しては味、炭酸、香りといったさまざまな答えがありました。なかでも運営スタッフが注目したのは「とりあえず生と頼むには、1杯の量が多い」というもの。

「『とりあえず生』と言ってみたい。だけどビール初心者が気軽に頼むには1杯の量が多すぎる」

 この悩みはとてもよくわかりますよね。確かにビールのおいしさをあまり実感できていない状態だと、ビールは炭酸が少し強めですし、グラスやジョッキだと多すぎると感じる人もいるでしょう。

 そこで、今回は、スタカン恒例の乾杯を、容量約30ミリリットルという、小さな小さなジョッキで行うことにしました。乾杯はどんな飲み物でしてもいいし、量だって決まりがあるわけではありません。まずは「乾杯の1杯を飲みきる」ことを体験していただこうという狙いです。ジョッキの中身は、サッポロ生ビール黒ラベル。そしてかけ声はいつものパターン。

「カンパーイ!」

「サッポロー!」

 小さい小さいジョッキなので、高く掲げるのでなく、低くちんまりと集まって、まるでおままごとのような、ちょっと特別な乾杯になりました。

「飲みきる心配をしなくても良いこの乾杯、よくないですか?」([わかさん])

 [わかさん]、自画自賛です。

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↑あまりに小さいのでわかりづらいですが、スタッフも含めた全員がちっさなジョッキを手に「カンパーイ!」「サッポロー!」

■ビールを自分で自由に注げる店だからこそ

 前述の応募時に行ったアンケートでは、参加の動機も質問をしていました。

「二十歳の誕生日におじいちゃんとビールで乾杯をする約束をしていたのに、ビールが飲めず、サワーで乾杯しちゃいました。ビールが飲めるようになりたいです」

「就職する前にビールが飲めるようになっておきたい」

「ビールが好きなんだけど、飲むメンバーがいつも同じなので、いろんな人と乾杯してみたい」

「いつも同じビールを頼んでしまうので、いろんなビールを飲んでおいしさをもっと知りたい」

 と、参加の動機もかなり多彩。ビールにハマれない要素にしても、参加したいという動機にしても、ともにフォローできるのがこのL LABというお店です。

 L LABでは、特別なイベントの開催時を除き、通常は、琥珀ヱビスプレミアムアンバー、ヱビス プレミアムブラック、SORACHI 1984、白穂乃香、エーデルピルスと、5種類のビールを飲むことができます。また、ビールを注ぐグラスも、爽快、芳醇、重厚と3つのグラスをご用意。自分で注ぐスタイルですから、1杯の量も調節ができますし、5種類のビールそれぞれの味の違い、グラスや注ぎ方を変えたときの味わいや香りの変化などを体感できます。さらに、たとえば複数種類のビールをブレンドしたり、泡付けだけ違うビールで行ったりといったことも自由自在。自分の好みのビールはいったいどんなものなのかを研究できるのです。

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↑5種類のビールに3種類のグラス。組み合わせは自由自在。複数のビールを混ぜることもできます。ラボの名の通り、いろいろ試してみたくなるお店です。
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↑喉にダイレクトに飛び込む「爽快」、飲み口が広がっていて香りがより強く感じられる「芳醇」、口がすぼまっていることがコクを感じやすくさせる「重厚」と、グラスの形状が味わいに与える影響も体験できます。

 参加者は3人ずつのグループにわかれ、5種類のビールの味わいの違い、グラスの形状が味や香りの感じ方にどう影響するのか、どのビールにはどのグラスとどんな注ぎ方が向いているのかなど、基礎の基礎から佐々木所長に教えてもらいながら、ビール注ぎにチャレンジしていきました。

 居酒屋でアルバイト経験があるという何人かをのぞき、ほとんどの人はサーバーからビールを自分で注ぐのははじめての経験。泡と液とは3:7が黄金比と言われてはいますが、多少割合が違ったとしても、自分で注ぐとなれば、満足感が違います。皆さん若干の緊張をにじませつつ、楽しそうにビールを注ぐ姿がとても印象的でした。

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↑カウンターの奥からビールの楽しみ方、注ぎ方を優しくていねいな語り口でレクチャーする佐々木所長。ほとんどの参加者にとってはじめての経験だけに、皆さん真剣に聞いています。
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↑アルコールがあまり得意でない参加者はこのイベントのために運営スタッフが持ち込んだサッポロ プレミアムアルコールフリーでびんから注ぐ体験をしていました。
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↑グループ全員が注ぎ終わったところで、パシャリ。背後ではチェキを使っての記念撮影も行われています。
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↑サーバーの位置が少し高く、小柄な女性にはちょっと注ぎにくく感じるかもしれませんが、皆さん上手に注いでいました。

■全員からポジティブなメッセージがいただけました

 L LABは総席数が30名の小さなお店です。しかし、そのサイズ感がこうしたイベントでは適度な距離感を生み、コミュニケーションを活性化させます。イベントの進行上、3人ずつのグループに分けていたのですが、イベント後半ともなると、そのグループ分けにあまり縛られることなく、活発に会話が生まれていました。

 サッポロビールの社員である運営スタッフも交え、普段はどんなお店に飲みに行っているのか、どんなメンバーで飲むのかといったことや、大学の話、趣味の話、もちろん今飲んでいるビールや一緒に提供された料理の話などなど、話題は尽きず。参加者の皆さんはほぼ全員が同い年か1~2歳違いということもあって、ほとんどが初対面とは思えないほどいい雰囲気で歓談が続きました。

 また、見ていると、もともとビールが好きだった人だけでなく、かなりの人が2杯目をおかわりしていました。ビールのおいしさを知ったり、好きになるとまではいかない参加者もいらっしゃいましたが、少なくともビールへの理解が深まったのは間違いないところでしょう。

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↑ときにはサッポロビールの社員も交えながら、お店の各所で楽しげな会話が交わされていました。
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↑自分たちのスマートフォンで撮影するだけでなく、運営スタッフが用意したチェキでの記念撮影も盛んに行われていました。

 イベントの最後には、「イベントのここがよかった」「ビールのここを好きになった」「ビールのここにハマった」「ビールを好きと感じた瞬間」などをメッセージとしてステッカーに書き込んでもらいました。

「うまく注げたとき」

「サーバーで“自分”でビールを注いだ瞬間」

「ビールの苦味がおいしく感じた」

「普段は飲めないビールが飲めてよかった」

「ビールの風味にはまれました」

「ビール選びが楽しい!!」

「所長と話しながら決めたビールはサイコー!!」

「いろんなビールとグラスの楽しみ方を知れてサッポロのビールにハマりました!」

 また、この店自慢のスロージューサーで生搾りした果汁を使ったフルーツビヤカクテルに挑戦した参加者は「黒ビール×みかん 新感覚!!」との感想を書き記してくれました。楽しかったりビールを好きと思えた瞬間や、楽しかったことなど、メッセージはどれもポジティブなものばかりです。[わかさん]をはじめ、運営スタッフ一同、かなりの手応えを感じることができたイベントとなりました。

 スタカンでは今後も定期的にさまざまなイベントを開催していく予定です。SAPPORO STAR COMPANY公式ページを参照のうえ、興味があるものを見つけたら、ぜひぜひご応募くださいね。

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↑ヱビスプレミアムブラックに搾りたてのみかん果汁を加え、フルーツビヤカクテルに挑戦している参加者。L LABではこういった楽しみ方もできるんです。
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↑5種類のビールとのペアリングを考えて佐々木所長が選んだこのイベント限定のセットメニュー。モッツァレラチーズのキムチ和え(琥珀ヱビスプレミアムアンバー)、SORACHI 1984で漬けた枝豆(SORACHI 1984)、北海道帯広産メイクイーンのじゃがバター(白穂乃香)、ブルーチーズを生ハムで包んだおひねり(エーデルピルス)、デザートとして、山形県産サンふじのコンポート(ヱビス プレミアムブラック)。どれも参加者には好評でした。
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↑参加者の皆さんに、ビールのどこにハマったのか、メッセージを書いたステッカーを貼ってもらいました。その他を除くと、味が3人、雰囲気が2人でした。
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↑参加者の皆さんには、爽快、芳醇、重厚の3種のグラスのうち、気に入ったひとつをプレゼントさせていただきました。

■集合写真

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SAPPORO STAR COMPANY公式ページ

●会場はこのお店

体験型ビヤスタンドL LAB(エルラボ)

住所:東京都港区新橋1-15-5 ペルサ115 1F

アクセス:地下鉄銀座線 新橋駅 7番出口 徒歩1分

     JR新橋駅 日比谷口 徒歩2分

電話:03-6457-9012

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↑女性スタッフの左にある自動ドアが、L LABの入口。奥に細長い形をしたお店です。また、同じビルの2階には銀座ライオン新橋店があります。

(文・写真=稲垣宗彦)

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